第143話 すべての女性が望むもの
ども。
新巻へもんです。
私は毎朝珈琲を飲んでます。基本はカフェラテ。夏は氷を入れてアイスで、冬はミルクを温めてホットで作ります。で、ミルクは電子レンジで加熱するんですが、先日エスプレッソを加えて作ったものがぬるいんです。どうもレンジのボタンを押し忘れていたようで……。
他にも納豆食べるのを忘れたり、トイレに行って手を洗うのを忘れたりということもありました。あれ? ひょっとして若年性の認知症? それとも脳溢血の前駆症状? ちょっと不安になります。単にゆるゆる生きているので、脳のしわがつるんつるんになっているのかもしれません。
さて、先日ネットでアーサー王の物語を構成する「ガウェイン卿とラグネル姫」の逸話が話題になっていました。この先ネタバレ含みますよ。
洋物ファンタジーでも定番の
そこで引っ掛かったんですよ。私の記憶では「男を支配すること」が正答だったはず。帰宅して調べたら確かにそう書いてありました。ちなみに出典は岩波少年文庫の「アーサー王物語」です。子供心に凄えなオイと思ったんで記憶に残ってたんですね。なんでこんなに違うのだろうとちょいと調べてみました。
原語だと当該部分のキーワードはsovereyntéになってます。まんまの意味だと「主権」。国家の最高権力を意味します。ただ、12世紀頃だと「自己決定権」を意味したらしい。英語版のウィキペディアからなので私の英語力不足で間違えてるかもしれないですが、その時は悪しからず。
最高権力を持つこと、つまり男をも従えることから「男を支配すること」という訳になったのでしょう。それはそれで真実の一端のような気もします。まあ、ウィキペディアでは「自分の意志をもつこと」という解釈になっていました。ぴったりはまる対訳語がない言葉の翻訳というのも難しいですね。
ちなみに、アーサー王の物語の成立に影響を及ぼした「マビノギオン」もぶっ飛んでます。兄弟の一方がTSして獣化して出産し、攻め受け交代で出産、という時代の最先端行き過ぎだろって話も収録されてるそうで、sovereyntéの訳語が何かというのは些細な問題のような気もしてきます。
最後に。全然ここまでと関係ないですが、「赤いきつね」「緑のたぬき」幸せしみるショートストーリーコンテストに参加しました。いつもの異世界ファンタジーで、どストレートな「たぬき」賛歌になってます。いつもはジェネリック製品食べてるんでたまにオリジナル食べるとマジうまと思った感動を綴りました。
なんか、また食いたくなってきたなってことで。
ではでは。
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