第128話 教えること・学ぶこと
ども。
新巻へもんです。
職場に電話がかかってきまして、某テレビ局からの電話取材でした。たまたま知っている内容でしたのでお答えしたところ、ほぼ私がお話した通りに放送されたようです。この後、専門家に聞いたうえで放送するとのことでしたが、本当に聞いたのかな? まあ、間違ったことを言ったつもりはないですけどちょっと不安。
専門家に聞くなら、弊社に問い合わせしてくる必要ない気もします。まあ、ある程度の知識ある人間なら、この話題は誰に聞いても一緒か。でもねえ。試しに私が分かりにくい嘘を混ぜておいたらどうなったんだろう? 何のメリットもないからしませんが。テレビの情報番組の取材の軽さに驚きました。
あまり詳しくない人に何かを表面的に分かったつもりにさせるのは難しくないですからね。自信ありげに断定すると割とそうかと聞いてもらえます。専門用語や権威を混ぜるのがポイント。ネットの記事や動画で集客しているケースも大抵そうですね。それを見たお客をなんとなく分かった気分にさせる。
ダイエットとか、英会話とかなんかは割とありがちでしょうか。まあ、そんな便利な方法があれば、世の中みんなスリム体型で英語ペラペラのはずなんです。そうじゃないから価値があるわけで。知識とか技術とかはやっぱり簡単に分からないから希少性があるので、簡単に分かるというものはその程度の価値しかないと思います。
投資の勧誘なんかも似ているでしょうか。絶対確実に儲かる投資話とか勧誘の電話がかかってきます。そんなに儲かるなら、なんであなたはこんなつまらんテレアポの仕事してるの? で終了です。この場合は、その情報に価値がないどころか、ほぼ聞き手を騙そうとしているのでしょう。
まあ、簡単に要約したものも、理解の入口としてはいいですけどね。段階を踏んでいかないでいきなり高度な話を理解するのはそれはそれで難しい。今はインターネットという便利なものがあるので、大抵のものは調べられます。興味を抱いたら、さらに深く学ぶこともできるでしょう。インターネットもだいぶ検索精度が落ちてきてる印象はありますが、探せばちゃんとしたものが無いわけじゃない。
時にはガセネタをつかまされることもありますが、その経験もきっと役に立ちます。体験しないと人は本当に理解できないですから。生死に関わらない情報で騙されて情報リテラシーを向上するのも人生です。人気のレシピだけど、実際に作ったらそれほどでもない辺りで経験しておくのがお勧めです。
ではでは。
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