第101話 同題異話苦戦中

 ども。

 新巻へもんです。


 飯のタネにするためになんにでも適当な名前をくっつけるんですね。いきなり始まりましたが、3点リーダー症候群の話です。SNS等の文章の語尾に3点リーダーを多用する方を揶揄する造語みたいですね。記号なんて別に好きに使えばいいじゃねえかとしか思えません。会話で語尾を濁すことなんて良くあることでしょう。それが文字になっただけですよ。


 しかも御大層に「症候群」とつけるなんてアホくさ。それって要はただの癖でしょう。それっぽい名前でレッテル張りして悦に入ってるとしか思えないんですけどね。ええ。私は小説で3点リーダーを多用してますよ。便利ですからね。いちいち、煮え切らない態度で言った、とか書かないで済みますもん。


 さて、2月になりました。恒例の同題異話企画の始まりです。今月のお題はDear Kでした。え? 鹿? と思いましたが1字違いですね。初の英語タイトル。バリエーションに富んでます。うーん。英語って得意じゃないんですよね。たった5文字で既に戦意喪失気味です。


 久しぶりに英和辞書を引きました。まあ、親愛なるとかそんな意味ですね。価格が高いという意味もあるようですけど、注釈に今ではほとんど使われないって書いてありました。使えねえ。このままだと「親愛なるKへ」という解釈しかありえません。S氏なら星新一ですけどKねえ。K、K、K。


 最初の話題にならってKを3つ並べれば、人種差別団体になってします。Kで思いつくのは絶対温度ケルビンの単位ですがさすがにDearと相性が悪い。名前の由来になった人物がいるのは知ってますけど事績は良く分からないでのモデルに書くのも難しい。いっそSFの大御所2人のミドルネームがKなのでSFにする? 


 自由度が高すぎて逆に難しい。ということで、現実逃避に自分の旧作を読み始めてしまいました。多作すぎてタイトルから中身が思い出せないのはご愛敬としても、なかなかに辛いものがありました。短編はまだいいのですが、初期の長編は勢いだけで書いてるのがモロバレです。


 面白くなくはないんだけど、未熟だったなと思わざるを得ません。いえね、悪くはないんですよ。でも、今ならこうしたろうなという点が見えてしまう。じゃあ、下げるなり書き直しするなりすればいいという話になるのでしょうが、このままにしておくことにしました。


 逆に言えば進歩している証左とも言えますし、間違いなく私の軌跡ではあります。あいつ昔はこんなの書いていたんだと思われるのも一興かもしれません。ちょっとマゾっぽいですかね。ということで、結局、同題異話は苦戦中です。


 ではでは。


 

 

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る