第86話 熟成期間

 ども。

 新巻へもんです。


 連載中の「酔っぱ買い」のトータルPVが20万を超えました。ありがとうございます。インフレし過ぎていてもうあまり実感が湧かなくなってきました。1日のPVだけで5千です。この作品の連載を始めるまでの月の全作品PVの合計の最高値が4千なのに……。このエッセイもどきも今日で86話ですが2千PVですからね。


 いや、本当に有難いのですけれど、この先話を書いていけるかなあと今から取り越し苦労をしています。どうせ将来苦労するのを前もって苦にするなんてアホだと自分でも思いますが因果な性格です。次作の反応が今までのレベルに戻ったらきっと凹むんだろうなとか想像する私ってバカですねえ。まだ書いてもいないのに。


 まあ、何かをするときの動機づけや報酬が外からのものか中からのものかで言えば、後者の方が長続きするらしいです。自分で書きたいから書いていたつもりですが、やっぱり読者様から反応があれば嬉しいし、PVも伸びれば心が弾みます。分かってましたけど、私は俗っぽいようです。


 「酔っぱ買い」から他の作品を読みに来てくださる方もいて、過去作のPVも伸びているのを確認しにいったりもしています。完全に他人の評価依存になってるじゃないか。これでは良くない。とは言っても、作品開けば目に入って来ちゃうし、意志を強く持つしかないのでしょう。


 なお、「酔っぱ買い」は珍しく最終話が連載開始時に決まっているので、途中でにっちもさっちもいかなくなるということはないと思います。最近完結させた別話はもっと練りようがあったと反省してるのですが、後書きに思いのたけは書いたのでここでは詳しくは延べません。


 そして、書きかけの話が2作あると今までも何度か触れてます。ちょこちょこ手直ししているのですが、「酔っぱ買い」に比べると粗が目立つような気がしてきました。カクヨムをはじめてから割とすぐに書き始めたのでもう2年もいじくりまわしていることになります。凄い熟成期間だ。


 どうもこのままだと未公開のままになりそうな気がしてきました。安楽椅子探偵ものの傑作「9マイルは遠すぎる」は着想から発表まで14年かかっているそうです。それにならえばあと12年もありますが、格が違い過ぎて引き合いに出すのも失礼でしたね。


 5万字ほど書いているので消すに消せない。コンコルド効果の一種でしょうか。手直しするとなるとほぼ全面書き直しになるので、それを考えると億劫だし。曹操じゃないけど、鶏肋ですねえ。


 ではでは。

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