第7話の10

 アニキは僕を見て生きている。アニキはグラスを悔しそうに見る、勝てないと。諦めろ、アニキ。目は光っていた。


 太陽の光はミキの笑顔だったよ。わがままなアニキがそう告げ、兄ちゃんは態勢を整えた。そこへグラスが、アニキを怖れ突撃をかける。


 サクヤとグレイナが、ローノの幻影を見た。ローノはアニキを助けたのか? 違う。アニキ、生き続けろよ。黒い赤がコーヒーを舞う。


 グラスのソードライフルとミキのムチが激突。ミキのムチが、サクヤとグレイナを捉えた。


 グラスの生き血が騒ぐ。

「ミキ、テメー俺の部下に何しやがる!」

「貴方は軽すぎたのよ。私自身をナメないで。セツナは強いわよ」


 本当にそう思うのかよ、ミキー! ミキは二人の脱出ポットを狙うが、僕が誘導してしまった。無意識のロード。

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