第3話の4

 エースとはサクヤのこと。グレイナは戦闘特化。ハッパは傷を癒す。ショーによりな。


 ローノはハッパを誘導する。光の世界つまりロードを求める。3人の戦士はショーを彩る。


 アニキは2色しか見えない。僕は3色だぜい。コイツら全員イケメンかよ。一人女が混じっている。知るか、とサクヤの心の声がとどろく。


 ミキが歌う。歌を歌う。世界一の歌手と僕は信じていた。グラスに出会うまで。


「セツナ隊長。メリーゴーランド一緒にどうですか?」

「ふっ。勿論だ。男同士でイコウぜ!」


「私を遊ばせておいて?」

 ミキの誘いは断れない。ミキがムチでシバく。

「痛い!」


 隊員達が喜ぶ。ミキも喜んだフリをするぜ。フリ、フリ、フリ。ミキのダンスだ。バフバフ。


 僕は一度も、いや一回の過ち。○○○ではない。カウントに入れてやるものか。勿論本当に童○いだ僕。あ、いや本当に純情だぜ。未経験なのは知っているミキ。


「私はショーを楽しんでくるわ。グラスのパワーを知りたいのよ」

「僕との差は幾つ?」

「私はグラスよりセツナを愛しているわ。本当……。クリアー。大好きセツナ。本心なの!」


「コイツら正気か、弟よ」

 アニキ、僕達は信じあっている。大丈夫だよ、ミキ。まだ戻れるなんて言うなミキ。今しか無いんだろ! 未来など知るものかい。


「信じるしかない……」

 アニキー! 大好きだー『ミキの次』に……。「フフフ、知るものですか? セツナ……。アニキさんの次にはしないの分かってね!」

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