第66話 オールドワンズキャロル

 マンホールから出ると、どこかの住宅地の外れの方に出た。そのすぐ近くには森があり、この中に入っていけばあの男性が言っていた館があるのだろう。


 ただ、問題があるとすれば……


「………」


 この場の空気だろうか。西条さんだけが俺達から距離があり、先輩の表情は暗いまま。俺と七草さんだけが何事もなく活動出来るのではないかと思えるほどに、仲間内の擦れが酷かった。


「……とりあえず、俺と七草さんは先に行きます。せめて先輩は軽く頭を冷やしてください」


「別にいいって。俺は平気だ」


「どの口が言ってるんですか」


 俺が先輩の目を見据えると、先輩はすぐに目を逸らした。やっぱりダメだ。今この人を連れていけば、不意の出来事でうまく動けなくなる。それは怪我、ひいては死亡にも繋がる。


「……そこで延々と悩んでいるがいい。俺は先に行かせてもらうぞ」


「だから西条さん、貴方はもう少し協調性ってものを……あぁもう!」


 散々人に話をする割には、人の話を聞きゃしない。西条さんは一人で森の中へズカズカと入っていってしまった。七草さんと目を合わせて互いに頷いてから、すぐに西条さんの後を追う。


 森の中は不思議と静かだった。とりあえず西条さんを見失わないように追っていると、時折兎のような小動物が逃げていくのが見える。人の手の入っていない自然の中にやってきたのだと感じると同時に、こんな都会のどこかに自然が残っていることに驚いた。


「……あっ、あれが館かな?」


 七草さんの指さす方を見ると、確かに建物がそこにあった。夜で街灯もなく、あるのは月明かりだけ。その暗い空間を更に薄暗くさせるような、嫌な雰囲気が滲み出ていた。昔やったゲームに、森の洋館という場所があったが……例えるならば、それが適切だろう。


 普通の一軒家よりも大きく敷地もある。しかしその館の窓は殆ど木の板が打ち付けられて中が見えなくなっており、掃除もされていないのか苔や蜘蛛の巣が張っているのが見えた。そしてその館の正面玄関で立って全体を見回している西条さんがいる。


「……実家よりも狭いが、それでもデカイな」


 アンタの実家はどんだけデカいんだと突っ込みたくなったが、ぐっと堪える。正面入口に立つと、その大きさと異様さにまたも圧巻させられることになった。両開きの玄関は、嫌に重々しく存在している。


 そんな時に、誰かが後ろから歩いてくる足音がした。振り返ってみれば……先輩がどこかバツが悪そうにしながら、俺達の元へと向かってきていた。


「……多少は落ち着きましたか?」


「まぁな……悪かったよ」


 後頭部を掻きながら謝ってくる先輩に、少し笑いかけた。先輩も口端を上げるように笑う。


「相棒の側で戦ってやれないとかさ……それって、相棒失格だろ」


 いかにも先輩らしい理由を聞いて、もう大丈夫だろうと思った。それでも西条さんの方には近づかなかったが。西条さんの方も、一瞥するだけで特に何も行動を起こさなかった。


 とりあえず、この館に入らないことには始まらない。ドアノブを回して引いてみるが……鍵がかかっていて開かなかった。


「当たり前か……」


「別のところから入れる場所探すか?」


「いや、ちょっと試させてください」


 外套の中にしまいこんでいた針金の入った箱を取り出す。そして針金を変形させながら、鍵穴の中に差し込んでいき、何度も回しては外しを繰り返す。


 ……しかし、錆び付いているのかピッキングは成功しなかった。舌打ちをしながら扉から離れて俺は唸った。


「駄目っすね……。藪雨がいれば開けられたかもしれませんが」


「私が開けようか?」


「音出るからダメ」


 軽く肩幅感覚に脚を開いて力を溜め始めた七草さんを手で制した。七草さんなら蹴破れるだろうが、そんなことしたら万が一中に誰かいた場合大騒ぎだ。敵に見つかるのは避けたい。


「……少しどいていろ」


 西条さんが扉の前に立つと、刀を地面と並行に構えた。あの時の刺突の構え……かと思ったが、これはこれで一種の独特の構えらしい。確かに、ここから突きにも振り下ろしにも、相手の攻撃の逸らしにも対応出来る。


 一瞬の間のあと、西条さんが振り下ろした刀が丁度扉の間を抜けていき、鍵の機構だけを破壊した。鼻で笑って満足げに頷いた西条さんは、そのまま扉をゆっくりと開けて中へと入っていく。


「……精度がすげぇ」


「鍵開け(物理)かよ、まったく……」


「わ、私も開けられるもん」


「七草さんの鍵開け(物理)はダメだって言ったでしょ。張り合わなくていいから……」


 少し頬を膨らませて拗ね始めた七草さんの頬を指でつつく。ぷふぅっと空気が抜けていき、七草さんの顔が赤くなる。そして恥ずかしそうに笑った。


 ……顔が熱い。もう夏は終わりだと言うのに。


「……毒気が抜かれたわ」


「つまり七草さんの吐息は解毒効果が……?」


「お前だけにならヒール効果もあるわ」


 軽口を叩き合いながら、俺達も館の中へと入っていく。


 玄関を抜けると、そこは大きな広間になっていた。上に続く階段もあり、そこからまた左右に抜ける通路がある。どうやら見た目的にも二階までのようだ。しかし……探索に骨が折れるぞ、これ。


「俺は二階を探る。貴様らは一階の探索でもしていろ」


 俺達を見もせずに、西条さんがまた一人で行動し始めた。どう言ったって聞かないだろう。仕方が無いので、俺達は一階部分の探索をすることにした。


「手分けした方がいいですかね。今のところ、違和感も感じないし、人がいる気配もないですよ」


「埃すげぇもんな……。人がいればもう少し綺麗だろうし、手分けでも大丈夫か。月齢も考慮して、氷兎は七草ちゃんと行動しとけよ」


 そう言って、先輩は銃を片手に館正面から見て左側へと歩いていった。とりあえず七草さんを連れて、右側を探索することに。


「……部屋の扉には鍵がかかってないのか」


 通路へと続く扉も、部屋の扉も鍵がかかっている様子はなかった。とりあえず適当な部屋に入ってみると、そこは書斎になっていた。本棚が多く、中身はビッシリと敷き詰めるように本が入れられている。日本語で書かれた本だけでなく、英語や……ロシア語だろうか。ともかく様々な言語が入り交じっていた。


 ……その光景に、潮風孤児院を思い出した。あの書斎のような場所にも、様々な言語の本が置いてあったはずだ。表紙を読んでみれば、民俗学、神話、地質学……あまり馴染みのないものばかりだった。


「この部屋も埃っぽいね……」


「帰ったら手洗いうがいをしっかりしないとな」


「そうだね」


 この部屋をこれ以上見ていても、何も無いだろう……と思ったが、ふと目についたものがあった。棚に置かれた写真立てだ。中には一枚の写真が飾られていて、一組の若い男女が写っていた。この館の持ち主だろうか。


「……一応写真撮っとくか」


 その写真立ての中身を、スマホのカメラで撮影しておく。何か嫌なものが写ってそうな気がして、確認してみたが何も無かった。ホッと胸を撫で下ろして、七草さんが何をしているのか見てみた。彼女は部屋の真ん中で、ボーッとどこかを見ていた。


「……七草さん、どうかしたの?」


「……不思議だなぁって思って」


「何が?」


 彼女は笑いながら俺に向き直った。暗くてよくわからないが、それでも彼女の顔はいつものように、無垢な笑顔が素敵なことだろう。


「きっと私一人なら、こんなところ怖くて来れないと思う」


「……俺だって来たくないさ」


 こんな幽霊でも出そうなところ、流石に一人で来たくはない。そう答えても、彼女はまだじっと俺を見つめながら口を開く。


「けどね、今は全然怖くないよ。きっと……氷兎君がいてくれるから、かな?」


「───ッ」


 流石に不意打ちで、何も言葉が出なかった。薄ら寒く気分の悪くなりそうな場所なのに、身体の芯から暖まっていく感覚があった。何か答えなくては。けれどいつまで経っても、俺の口から彼女への返事は何も出てこなかった。


 彼女はそんな俺を見て、また笑った。そして俺の腕を掴んで引っ張って部屋から出ていこうとする。


「行こう、氷兎君」


「……あぁ」


 なんとか捻り出すように出した言葉は、非常に短い一言だった。しかしそれが限界だったのである。彼女の前では、菜沙に言える言葉も言えなくなってしまう。


 ただ単に、俺が菜沙以外の女子への耐性がないだけか。それとも……また何か、別の理由か。


 ……変なことを考えるのはよそう。俺は頭を軽く降って思考を頭の中から叩き出した。依然として俺の腕を掴んで先に進んでいく七草さん。近くにあった部屋を片っ端から見ていくが、特にこれといったものは見あたらなかった。


「書斎、寝室、物置、台所……。これでまだ上の階とかに部屋があるってんだから、アホみたいな広さだな……」


「大きい家だよね……。もし、私達がこの家に住んだら丁度いい人数かな?」


 七草さんの言う私達とは……きっと、俺や先輩、ひいては加藤さんまで含めた全員のことだろう。確かに、これだけの人数ならこの家に住むのは苦ではないだろう。


 ……その掃除と飯の支度をさせられる俺の身にもなって欲しいが。


「かもしれないな。とりあえず、こっち側は見終わったし先輩のところに行くか」


「うんっ!」


 最後に見ていた部屋を出て、通路に出る。その通路はまっすぐ玄関まで続いているので、その暗闇の奥の方で先輩が立っているのが見えた。


「あっ、翔平さん見終わったんだね。行こっ、氷兎君!」


 七草さんは先輩の元へと走っていった。今のところ危険がないとわかっているからか、七草さんは肝試しみたいな感覚でいるようだ。はしゃぐ七草さんの後ろ姿を見て、少しだけ笑みがこぼれた。俺も後を追おうと歩きだそうとしたが……


 ───七草さんが離れていったその時、不意に身体を襲う違和感に囚われた。


「………ッ!?」


 違和感の感じる方へ勢いよく振り向く。その方向は、今出てきた部屋だった。


 ……何も無かったはずだ。なのに、なんで今になって違和感を感じるのだろうか。


「………」


 行こう。心の中で強く決意し、ゆっくりと扉を開いた。部屋の中は伽藍堂で、机や椅子が倒れ、いくつか棚が置いてあるだけの部屋だったが……何故か、その部屋の壁に真っ黒な扉がぼんやりと浮かぶように出現していた。


「……さっきまで、なかったよな?」


 内心怯える自分を、少しでも和らげるように独り言を呟いた。部屋の中に入り、その扉の前までやってくる。朧気なその扉は、しかししっかりとドアノブを握ることが出来た。回してみた感じ、鍵はかかっていない。


 ……叫べば、先輩と七草さんが駆けつけてくれる。だから行ってみよう。


 、俺は誘われるようにその扉を開けて中へと入っていった。


「……地下室か?」


 部屋の中にあったのは下へと続く階段だった。天井は蜘蛛の巣が張られていて、あまり行きたい気持ちにならない。しかし俺の足は止まることなく、下へ下へと降りていく。


 降りきった場所にあったのは、またあの黒い扉だ。今度も鍵はかかっていない。ゆっくりと回して中に入る。


「……なんだ、この部屋」


 その部屋の異様さに一瞬身体が動きを止める。部屋は薄暗いが、どうしてかぼんやりとした明かりがどこかから漏れでているようで、青白い光が部屋の床を見えるようにしていた。


 部屋はコンクリートで作られているようだ。そして床には……不思議な魔法陣のようなものが描かれている。間違いなく、ここはあの男性を食屍鬼にした魔術師の住んでいた家だろう。


「───ッ!?」


 背後からガタンッと大きな音が聞こえた。見れば、開けておいたはずの扉が閉まっている。


 何か嫌な予感がする。慌てて周りを見回した。そして……目に入ってきたモノが、俺の視線を釘付けにした。


「………」


 それは、机に置かれた一冊の本だった。薄暗い青色の表紙が見える。俺はその本を見て、生唾を飲み込んだ。一歩一歩、ゆっくりとその本へと近づいていく。腕を伸ばし、その本の表紙をサラッとなぞる様に触った。


 不思議な感触だ。どこか知っている感触、しかしわからない。


 


 そんな疑問を抱いた時、ふと耳に何かの音が聞こえてきた。


「な、なんだ……歌か、これ」


 一歩その場から後ずさる。しかしその歌のようなものは部屋全体に響くように聞こえる気がした。


『Look to the sky《空を仰げ》 , way up on high《空高く》. There in the nigh stars are now right《今宵星が戻る》』


 響く。聞こえる。聞きたくないと耳を両手で塞いでもその歌が聞こえてくる。


 英語の歌詞だ。なのに、なぜその意味が頭の中にすんなりと浮かんでくる。


『Eons have passed《遥か永き時が過ぎ去り》: now then at last Prison walls break《既に封印は解き放たれた》 , Old Ones awake《目覚めよ、我らが主よ》』


 目まぐるしく周囲の景色が変わっていく。


 元あったコンクリートの部屋は既になく、周りが開けた空間となる。その空間は、部屋の床だけを残して、広大な宇宙の空間を映し出した。俺は今、宇宙にいる。


 足元がおぼつかない。周りのどこを見ても、どこまでも続く宇宙が見えている。


『They will return《主が帰ってくる》: mankind will learn《人類は知るだろう》 New kinds of fear《新たな恐れを》 when they are here《彼らがここに帰ってきた時に》』


 歌は続く。その歌声は誰のものだろうか。わからない。女性の声だ。様々な女性の声が……いや、女性だけじゃない。男性の声まで聞こえてきた。


 足が動かない。今俺の周りには……何かの暗い影が立体となって浮かんでいる。それは不定形の触手のようなもの。それは例えるならタコのようなもの。それは例えようもない程に大きなもの。


 それは、それは、それは、それは。人が認知してはいけないもの。暗い影に目だけを赤く光らせて俺を睨んでくる。


 俺はなんて小さな生物なのだ。この目の前の存在に比べたら、俺はアリのようなものだ。否、アリにも遠く及ばない。


『They will reclaim《主は示す》 all in their name《彼らの名を》; Hopes turn to black《希望は潰えた》 when they come back《彼らが帰ってくると同時に》』


 影達が一体ずつ消えていく。そしてまた広大な宇宙だけが残る。


『Ignorant fools , mankind now rules《無知で愚かな人類から今こそ》. Where they ruled then: it's theirs again《主は再び支配を取り戻す》』


 部屋が元に戻る。


 目の前に……女がいる。真っ黒だ。髪が地面につくのではないかと思うくらい長い。あぁ、まさしく闇と体現するに相応しい。それは絶世の美女醜いバケモノだ。脳がありえないと警告している。そんな綺麗で美しい醜く汚いものが存在するなんてありえないと。


 女は笑いながら少しずつ俺に近寄ってくる。あの歌を口ずさみながら。


『Stars brightly burning《燃えて輝く星々が》, boiling and churning《今死滅する》. Bode a returning season of doom《運命の時がやってくる》』


 カツンッ、カツンッと音が響く。


 逃げろッ。脳が警告する。今すぐにここから逃げろ。


 あまりにみっともない顔でその場から駆け出し、入ってきた部屋の扉のドアノブを回す。


 ───開かない。いくら回しても開く気配がない。


『Scary scary scary scary solstice《この身を埋め尽くす恐怖よ》. Very very very scary solstice《輝きを放つ至上の星辰よ》』


 開け。開け開け開け開け開け開け。頼むから開いてくれ。もうすぐそこにまで来ている。逃げなきゃ、アレから逃げなくては。


 ガチャガチャとドアノブを回す音が響く。しかし歌は止まらない。女は歩み寄るのを止めない。より一層、その笑みを深くした。


『Up from the sea《深き海より出でる》, from underground《地の獄よりやってくる》. Down from the sky《空から降りてくる》, they're all around《この世の遍く全てより》』


 女がすぐ側にまで来ている。開け、開け開け。嫌だ、頼む、誰か、誰か助けてくれ。


 叫ぼうにも声は出ず、ただ己の身を埋め尽くす恐怖が涙となって流れ落ちていく。絶望は終わらない。


『They will return《主は帰ってくる》: mankind will learn《人類は知るだろう》. New kinds of fear《新たな恐怖を》 when they are here《彼らが帰ってくると同時に》.


Look to the sky《空を仰げ》 , way up on high《空高く》. There in the night stars are now right《今宵星が戻る》.


Eons have passed《遥か永き時は過ぎ去り》: now then at last Prison walls break《既に封印は解き放たれた》, Old Ones awake!《主の目覚めだ!》


Madness《狂気》 will reign《悲観》, terror《恐怖》 and pain《そして痛み》.


Woes without end where they extend《それは終わりのない災厄だ》.


Ignorant fools , mankind now rules《無知で愚かな人類から今こそ》. Where they ruled then: it's theirs again《主は再び支配を取り戻す》.


Stars brightly burning《燃えて輝く星々が》, boiling and churning《今死滅する》. Bode a returning season of doom《運命の時がやってくる》.


Scary scary scary scary solstice《この身を埋め尽くす恐怖よ》. Very very very scary solstice《輝きを放つ至上の星辰よ》.


Up from the sea《深き海より出でる》, from underground《地の獄よりやってくる》. Down from the sky《空から降りてくる》, they're all around《この世の遍く全てより》.


Fear《恐れよ》……』


 後ろを振り向く勇気なんてない。扉を向いて俺はただ逃げようとする手を止めなかった。


 しかし、ポンッと肩に手を置かれたのだ。


 振り向く勇気なんてない。


 わかる、女の顔がすぐそこにある。


 吐息が耳にかかる。その女の声が聞こえる。


 その、最後のフレーズが耳元で囁かれた。


『───They will return《さぁ、主の帰還を讃えなさい》』


 その嘲笑わらう声が聞こえると、俺は力が抜けてその場に崩れ落ちた。真っ黒な女の身体が見える。そして、その顔は……。


 ……ブツリッとテレビの電源が落ちるように、俺は意識を手放した。




To be continued……


『The Carol of the Old Ones』

有名な旧支配者のキャロル

訳は自力です


例の魔術書の表紙の皮は人皮装丁本と言って……生きた人の皮から作られてるらしいっすよ。SANチェックだ!



 黒い女


 APP18

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