【新】炎の華 -創壁の君へ-

作者 コノハナサクヤ

219

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★★★ Excellent!!!


創壁師の少女ナザラ、
火薬師の少年ライナス、

物を創り出すナザラと破壊するライナスの相反する能力が出会った時、物語は動き出します。

ネタバレは良くないので省きますが、
真っ直ぐで少し勝気な性格のナザラはとても好印象で、ついつい応援したくなりますね。
時折見せる女の子の部分が可愛いです。

そしてライナスは落ち着いた口調の奥に滾るものが見える、とにかくいい男です。
惚れてまうやろー、ってなります。

そんな二人を中心に話は進むのですが、その狭い軸の中で世界全体を描写しきる情報の与え方が素晴らしくて、とても話がわかりやすいイメージを受けました。

最後の1行で泣きそうに、いや、普通に部屋で一人で泣いちゃいました。ほろっと。

素晴らしい物語をありがとうございますっ!!




★★★ Excellent!!!

背負いきれない大きな罪を抱えながら、古代帝国ガザの古文書を探し続ける天才火薬師・ライナス。

辿り着いたイーシュタという町で、創璧師であるナザラという美しい少女に出逢います。

ナザラもまた、母から受け継いだ大きな罪と、長大な隧道建設という大きな夢を抱いていて……。

夢の実現には、どうしてもライナスの力が必要になります。

互いの力を認め合いながら、火を扱うライナスと、土を扱うナザラが、やがて1つになっていく……。

後悔、絶望、愛、希望、さまざまな感情に心揺さぶられる、情熱に溢れた作品です!

★★★ Excellent!!!

国を東西に分断する巨大な山脈にトンネルを造る!
これだけ聞くと異世界ファンタジーらしからぬ現実的なテーマに見えますが、その難題に取り組むのは、創壁師と呼ばれる能力を有した少女と謎多き火薬師の青年。

トンネル建設には、さまざまな難題が立ち向かい、建設を邪魔する者や、硬い巨大鉱石の存在は、彼らを苦しめます。
また物語に終始登場する「石麻」と呼ばれる毒性物質は、登場人物たちに暗い影を落としていきます。

硬派かつ詩的な文体は、作品にミステリアスかつシリアスな印象を与え、決して明るくない雰囲気で進んでいきます。
しかし、主人公たちの熱い想いと希望は、決して暗くはありません。登場人物を思わず鼓舞したくなるような力がこの作品にあります。

そして非常に面白かったのは、青年に潜んだ謎。それが徐々に明らかになっていくのですが、丁寧に作りこまれていて、最後までページをめくる手を休ませません。
長編ですが決して長すぎず、内容も緻密で、高評価も納得です。

余談ですが、全体を通してルビを細やかに振っており、作者さまの気遣いも溢れております。ぜひご一読ください!

★★★ Excellent!!!


 壁をつくりだす能力のある創壁師ナザラと、火薬術の天才ライナス。
 この二人が出会ったとき……。

 最初は自分の利益を求めて巡り合った二人が、やがて運命の導きか星の巡りか、互いの力を合わせて隧道建築に乗り出します。
 決して豊かではない港町。恐ろしい病や利害の不一致から、みんなの心は決してひとつではないです。自分たちが生きていくので精一杯。

 ですが、そんな中、世の中のため、未来のため、互いの力を合わせて運命に、あるいは厳しい現実に挑む二人。これは恋なのでしょうか? いえ、もしかしたら世界を飲みつくすほどの大きな愛かも知れません。

 立ちはだかる数々の困難。何度も何度も壁にぶち当たる二人。それらの壁を、本来は壁を創るのが仕事のナザラは、つぎつぎとぶち破り、目的に向かって邁進します。その彼女を見守り、ときに力を貸し、やさしく発破をかけるライナス。

 運命に抗い、世界に、そして目の前に立ち塞がる大地に、戦いを挑んだ二人。まっすぐに、立ち塞がる壁に穴を穿って突き進む。それはまさに、新しい時代の女性の生き方ではないでしょうか。


★★★ Excellent!!!

おすすめレビューなのに、実況。
小説は昨日完結しまして、実況レビューも完結です。

最終第138話。
エピローグですな。
隧道が完成して、ナザラは夢をかなえます。
女性の地位が向上して、また陸と海で東西がつながって
国は暮らしやすくなったことでしょう。

そして季節は巡り星祭り。
炎の華が夜空に咲きます。
キリカや、石麻で亡くなった人たちへの鎮魂なのでしょうね。
ナザラの一族が伝えてきた古文書に技術が記されていた。
ライナスがお楽しみにと言っていたのが伏線なのでした。
とても美しい、ちょっぴり悲しい花火の余韻と重なります。

「炎の華」完結!

★★★ Excellent!!!

ファンタジー世界を舞台にした少女と青年のふれあいと成長を描いた物語です。

主人公ナザラは土と水を使って壁を創る特殊能力者、創壁師の少女。
彼女が住む大陸は巨大な山脈に二つに分断されていて、東西を渡るには海から船を使って航行するほかはありません。
そこに隧道(トンネル)を造り人々が自由に行き来できる道を作ることが彼女の目的であり、建築技師として認められるための夢への第一歩でした。

しかしそのためには硬い岩盤を砕く力が必要であり、その力を持っていると言われる天才火薬師の青年ライナスと出会う所から物語は動き出します。

ナザラは隧道を完成させるために、ライナスへ協力を仰ぐのですが彼は他の目的のために彼女の街を訪れたので、簡単には引き受けてくれません。
また、他にも隧道の完成を邪魔しようとする人間や、思いもよらない困難が立ちふさがるのですが……。

困難に立ち向かう中でナザラの過去やライナスの抱える悩みが明かされていき、キャラクターの人間像が掘り下げられることで物語に深みを与えています。

また目的を共にしていくうちに二人の心の交流も描かれ、ほのかな恋物語としても楽しむことができます。

文体も読みやすく、情景や心情がわかりやすく頭に入ってくるのでスムーズに読むことができました。

女性が活躍するシリアスなファンタジー物が好きな方は是非ご一読を。

★★★ Excellent!!!

物語は気になる場面から始まります。
ナザラに謝りながら、彼女の手の届かないところへと去る母。
どこ? なぜ?
そして物語の中へと誘われていきます。

女性蔑視の世界を気高く生きるナザラ。
彼女の内面が語られるほどに、彼女を応援していきたくなります。
そして彼女が出会いたかった人物、ライナス。
彼との出会いから物語が進み始め、各所から伸びてきた糸が、織り込まれ、一つの布という物語を作り上げていくように、人々との出会いや存在が、あるべくしてあるということで、全てが繫がった時にとてもすっきりします。

これだけ作り込まれた物語を構成される力が素晴らしい。
爽やかな読了感は、朝読にもお薦めしたいです。

★★★ Excellent!!!

 自在に壁をつくる創璧師の少女ナザラと美貌の天才火薬師ライナス。

 それぞれが背負う罪。過酷な現実。
 創造と破壊。過去と未来。

 凛と立つナザラ。冷静に未来を見据えるライナス。畳みかけるような試練にも、絶望的な悲劇にも屈しない、背すじがのびる物語。

 どこまでも真摯に。
 どこまでも誠実に。

 気高くまっすぐな二人の絆が道を切り拓く。

 1話1話は短くさくさく読めますが、洗練された文章は、登場人物たちの息づかいまで感じさせてくれます。炎と壁の、シリアス恋愛ファンタジー。ぜひご覧ください。

★★★ Excellent!!!

創壁術という技を使う少女、ナザラ。
天才火薬師のライナス。
この二人が戦います。
その技も使うけど、魔王や敵と戦うわけではありません。
二人が戦うのは過去、病、差別、無理解な人々。
それでも二人は逃げません。
ある目的を達成しようとすると一難去ってまた一難。
これでもとばかり試練が襲ってきます。
それでも二人は諦めません。
やがて、彼らを応援しようとする人たちもあらわれはじめます。
とにかく真っ直ぐな物語です。
暴力描写も性描写もほとんどない気高い作品。
一話一話は短いので、未読の方は今から一気読みされてはいかがでしょう。

★★★ Excellent!!!

登場してくる全ての人物、ストーリーが作り込まれて過ぎていて、時間を忘れて読んでしまった。よくあるファンタジーものは主人公主体過ぎて見ていられない。その原因は人間ドラマの稚拙さが原因だ。我々読者は人間である。その読者の胸を打つのは結局の所、理不尽に負けない泥臭い人間ドラマなのである。この作品には、それが確かに感じられた。
また、表現も豊かであった。だからといって、くどくない。丁度いい。
そうだ、この作品の根本にあるのは「丁度良さ」だ。
現代のファンタジーを書いている作家が陥る「ご都合主義」とか「主人公たちにしかスポットライトを当てない」という事がこの作品にはない。逆に、まだ主人公やその他の登場人物に試練を与えると言うのか……と読者に思わせ、前のめりにさせる。その為、主人公以外にも好きになる登場人物が多くいた。
私はこの作品を本として読みたいし、出来る事なら、映像化してほしい。そう思わされる作品に久しぶりに出会った。
あなたもきっと、この作品を読めば、ファンタジーに対する考え方が変わると思う。是非、多くの人に読んでいただきたい作品である。

★★★ Excellent!!!

面白いです。
一話の分量は多くなく、描写の無駄がない引き締まった文章。それでいて登場人物や情景が鮮やかに浮かびます。きっと、作者様はひとつひとつの文に半端ではない精魂を込めておられるでしょう。それを感じさせずにすらすらと読めてしまい、読み進むのがなんだか勿体なく思えてきます。でも面白くて次々に読んでしまいます。

「土」と「炎」が出会って惹かれ合うさまは化学反応のよう。ナザラが苦境を切り開いていくのを見守りたいです。

★★★ Excellent!!!

土壁を作る術を使う少女ナザラと、炎を操る青年、天才化薬師のライナス。こんな紹介をすると、それぞれの力を駆使して何かと戦うのかと思うかもしれませんが、そうではありません。
ナザラの目的は、国を大きく隔てる巨大な山脈に、人が十分に行き来できるだけの隧道を通すこと。しかしただでさえ困難なこの仕事。ましてや女性が社会的に軽視されているこの国では、それに挑むことすら並大抵のものではありませんでした。

そんな壮大な彼女の目的に、ライナスが次第に関わっていくわけですが、本当はジャンルが恋愛になっているにも関わらず、頻繁に甘々なシーンが挿入される分けではありません。
ですがナザラもライナスも、互いの目的や強い意思、あるいは弱さを知っていき、次第に惹かれあっていきます。そして、その描き方が非常に丁重なんです。
相手を知って、力になりたいと思って、側にいたくなる。キャッチコピーにも、『真の愛とは最大の理解者であること』とありますが、確かに誰かを好きになることの本質ってそう言うことかもしれません。

隧道完成と言う目的にも、二人の想いにも、何度だって頑張れと応援したくなるお話です。

★★★ Excellent!!!

幼いころに母を亡くした少女ナザラ。土壁を創る能力を持つ彼女にはある目的があったのですが、それには大きな障害がありました。
だけど彼女の前に現れた青年ライナス。火薬術の使い手であり、壊すことしかできない自らの能力をよく思っていなかったライナスですが、そんな彼にナザラは頼みます。力を貸してほしいと。

二人の男女が出会うところから始まる異世界ファンタジーですけど、昨今流行のスキルやチート能力と言ったゲームっぽいものではなく、本格的なファンタジー小説。
ナザラやライナスの能力の設定、世界観などが丁寧に作られていて、物語の世界に引き込まれました。

そして、本作の大きな見所は、同じ時を過ごすうちに互いの事を理解し、惹かれあっていくナザラとライナス。
キャッチコピーにある『真の愛とは最大の理解者であること』に偽り無し。このレビューを書いている今、まだ完結はしていませんけど、ナザラとライナスの愛がどんな物語を作っていくか、最後まで追わせていただきます。

★★★ Excellent!!!

様々な用途の壁をつくり、街づくりに貢献する創壁師の少女、ナザラ。
様々な薬品を調合し、街を破壊する火薬を作り出してきた火薬師の青年、ライナス。
二人が出会い、心を通わせながら隧道(トンネル)開通という一つの目標に突き進んでいくというのが本編のメインストーリーですが、この物語はファンタジーな恋愛ものという枠に収まらない、奥の深いサイドストーリーが巧みに織り込まれています。

峻険な山に陸路を阻まれた古い街の人々の暮らしぶり。
ナザラの進める隧道開通による損害を危惧する海運業者の思惑。
かつては夢の建材とされた石綿による健康被害と、責任を感じたナザラの母の死。
女性差別の根強い社会で己の使命に向かって突き進むナザラ。
己の持つ類まれなる才能を人々を殺める方向に使うことになってしまったライナスの後悔と苦悩。

ファンタジーの世界ながら、現代の社会にも潜む多角的な歪みをストーリーに組み込むことで、読者もこの世界が内包する閉塞感に深く考えさせられ、ナザラの悲願である隧道開通を心から応援したくなります。

進んでは止まり、ようやく再開してはまた問題に突き当たる隧道建設。
最大の難関を解決しようとするナザラに突きつけられた、ライナスの真の姿。
物語はいよいよクライマックスに突入しています。
連載を追う楽しみをぜひ体感してください!

★★★ Excellent!!!

異世界ファンタジーです。
でも、とてもじゃないけどそのカテゴリーだけにとどまる物語ではありません。

壁を「創る」超能力美少女、都市さえも「破壊」する美貌の火薬師の青年。
二人は山脈に分断された東西の都市を、隧道の建設により繋ごうと力を合わせます。
ただ、そこには単純に人々の生活を便利にする、豊かにするというだけではない、二人が背負ったそれぞれの悲痛な想いがあり…。

隧道建設という硬質でオリジナルな舞台設定から繰り広げられる物語は、社会派ドラマとも、恋愛ドラマとも、冒険ミステリーともいえるような多彩な色を発しています。

すでに120話を超えていますが、一話ずつが簡潔で読みやすいことと、なによりストーリーに引き込まれ次は次は、とあっという間に読み進められます。

現在、物語は佳境を迎えております。
さぁ、読み始めましょう!
リアルタイムで物語を楽しみましょうよ!

★★★ Excellent!!!

 土壁を瞬時に作ることが出来る美少女は、幼い頃に母を亡くした。そして少女は、炎を操る美青年に出会う。少女は自分の為、人々の為に巨大な隧道を作っていた。その工事中に、硬い岩盤に当たり、この岩盤を突破するために、炎使いの青年を探していたのだ。青年は少女の願いに応じ、この岩盤を破壊する。
 青年は国家のために、戦時中、10もの土地を焼き滅ぼした。そこに住んでいた人々もろともだ。そんな自分の炎の力は、破壊の力だと思っていた。しかし少女の隧道建設に力を貸し、少女の言葉によって、自分の力が創造の力にもなると気付き、少女に感謝するとともに、惹かれていった。
 少女もまた、石麻の病との戦いを強いられていた。石麻は現代日本の石綿のような性質と歴史を持つだけではなく、病んだ人の死体をも石麻化させ、周囲に病をまき散らすのだった。少女のことを好いていた男の子は、少女と青年の目の前で死に、石麻と化した。少女は咄嗟に、自身の母親の棺でもある石棺へ男の子の死体を運び、外界から遮断する。
 青年の助けもあって、隧道工事が着々と進む中、石麻の層に突き当たってしまう。つまり、これ以上、先に進むことはできず、隧道工事は頓挫する。ここで少女は諦めなかった。何とか石麻を無力化しようと、ヒントを求めて再び石棺へ向かう。母の棺にあったのは、古代国家の文献だった。その文献や母の残したメッセージ、そして死んだ男の子から得たヒントで、少女は石麻の無力化の方法を考え付くが、それは同時に敵対する者たちとの協力を求めなければならないものだった。
 主流の西洋系の異世界とは違った世界観は異世界ファンタジーのようだし、また、随所に張り巡らされた伏線の回収はミステリーのようだ。しかしこれは、二人の出会いや互いの欠点を補い合いながら成長する、恋愛物語である。これからの展開も目が離せない。面白過ぎて、ページをめくる手が止まりませんでした。… 続きを読む

★★★ Excellent!!!

物語の大きなテーマは隧道(トンネル)建設。王都へつながる前代未聞の長大な隧道の建設を計画する創壁術を操る可憐な少女ナザラと、それに協力する火薬術を操るライナスの壮大な挑戦の物語です。
隧道建設ということからも想像がつくように、この物語スケールが半端ではありません。立ち塞がる石麻だったり、計画を良しとしないものの存在。作り上げられた世界観がとても魅力で、読むたびにもっとこの世界を知りたい、ナザラの未来が知りたいという気持ちが湧いてきます。
文章が力強く、一文一文から伝わるメッセージとその熱量。読みやすいのに読みやすいだけではない物語です。
次々と立ち塞がる試練に立ち向かいながらナザラの戦いは続きます。
どうしようもなく強大な試練に立ち向かわなくてはなりません。彼女には叶えたい目的があるのですから……

とにかく読んでみて下さい。読みやすいので。
ナザラの戦いはまだ続いてます。その行く末を見守りましょう。

★★★ Excellent!!!

 読み易く、美しい文書。実は横書き読むの苦手な私でも、するすると読めてしまいました。(斜め読みなどしてません。そんな必要はありません)
 創璧師の少女ナザラは自分の住む場所から首都へと続くトンネルを掘ろうとしています。
 しかし、その為には幾つもの試練を乗り越えなければなりません。天才火薬師ライナスの力を借りながら、ナザラは進んで行きます。自分だけの為ではなく回りの人々……そして、自らの後に続くであろう女性達の為にも‼️
 読み易く面白く、情報量も多い。勉強になります‼️ お勧めします‼️

★★★ Excellent!!!

どうもこんにちは。
何か女性へのレビューだとコレばっか言ってますが、
やはりガサツな男には無いセンス。
文体だけではなく全体の「見た目」にも拘るからでしょう。
文章が綺麗だというコトはそれだけストーリーに没入し
キャラクターに感情移入出来るという事。
基本だけど一番大切なコトだと想います。

★★★ Excellent!!!

私はあなたの何処に惹かれたの? 炎の華が光を畳む。私はあなたを探している。
テンポはややスローな印象で、二人の想いが絡み合う。演出力がとても高く特筆される。節々に感じる文章も上手い。吸引力もあり、どんどん読んでしまう。指が疲れる程に。
僕はぼっちで引きこもりでした。恋愛はよく解らないのですが、炎の華を感じ取った。

★★★ Excellent!!!

町のため、人のために隧道を建設する創壁師のナザラ。
過去に闇を抱えた天才火薬師ライナス。
この二人が共に歩み、心を通わせていき、辿り着くところとは。

本格的な異世界ファンタジー作品であり、心の描写が緻密で自信をもってお勧めできる物語です。

★★★ Excellent!!!

62話まで読了時点でのレビューです。

石や土、その他の素材を駆使して石壁を作りだすことができる創壁師の少女ナザラ。
石や土といったものに対しても深い見識を持ち、即座に見抜き火薬を調合、対象を破壊することに優れた天才火薬師ライナス。

設定がとても独創的です。
創壁師と火薬師の力を使った建設物語という側面を持ちつつ、二人の恋愛模様が描かれます。
少しずつ明かされていく世界の姿と二人の過去は、重厚かつ一人で背負うには重すぎるものです。

創造と破壊という対照的な二人が出会い、それぞれの目的のために協力しながら、二人の想いと関係が変わっていきます。

そして二人を、特にナザラを取り巻く人々の優しさが溢れています!
キャッチコピーである「真の愛とは最大の理解者であること」
ナザラとライナス二人の物語でありつつも、周囲の方々の想いを受け、読者である私もまた、この二人を応援したくなります。

彼らの道行きを、ぜひ応援してほしい。そんな作品です。

★★★ Excellent!!!

本作は、天才火薬師のライナスと壁を作る少女のナザラがそれぞれの夢へ向けて奮闘する物語。
初めはナザラがライナスに戦いを挑む所から始まるのですが、互いが互いを認め合う様は応援したくなります。

小出しに明かされる謎や、待ち構える問題など、世界観や設定が圧倒されるぐらいに考え込まれています。
巧みな情景と心理描写を前に、スラスラ読める構成からも、読めば止まらなくなるでしょう。

間違いなく傑作です。彼らの物語と結末を、是非とも見届けていきましょう。

★★★ Excellent!!!

まず、キャラの設定が面白いです。
主人公は、壁を作る能力を持つ少女。
それは、脈々と受け継がれた力と知識であり、また自らも研究を重ねて、状況に合わせた壁を作り出す。

今作のストーリーは、主人公の悲しき過去と母が残した巨大な墓の謎からスタート。
そして、そこへ爆破を専門とした男が現れる。

創造と破壊の能力といった全く異なる能力を持つ者同士が出会った時、2人は互いの望みを叶える事ができるのか?

乞うご期待!

★★★ Excellent!!!

十七才の少女ナザラは、創壁師。
その字のとおり、「壁」を作ります。

彼女はその能力を、西部と東部をつなぐ隧道を作るために使用しています。
その隧道成功にどうしても必要なのが、天才火薬師ライナス。
彼女は彼に戦いを挑み、協力を仰ぐのですが……。

隧道が出来る事により、「利益を得るもの」「不利益を被るもの」が出てきます。
果たして、彼女の夢は実現できるのか。

現在、三十五話(約三万字)まで拝読してのレビューとなりますが……。

キャラクターを裏付ける知識が非常に興味深い。
また、一話一話の区切りが大変お上手。つい、「どうなるねん!?」と、更新を楽しみにしてしまいます。
個人的には、一話の分量がとても良いのも魅力的。移動時間や、ちょっとした休憩の時に、「あ。更新されてる」と読みに伺いやすいです。

カクヨムコンテスト参加作品です。
ぜひ、皆さんもナザラの夢を応援してあげて下さい。

★★★ Excellent!!!

失われた古代帝国ガザの古文書を求め、天才火薬師と母を亡くした創壁師の二人が、互いに協力し長大な隧道建設を目指す。

――しかしここで新たな問題も勃発。
隧道建設に反対派が……。

果たして二人は隧道建設を無事成し遂げることができるのか……。

魅力的なキャラが読み手を引きつけ、丁寧に描かれた情景描写と筆力に圧倒され、作者様の世界観にどんどん引き込まれていきます。

――彼らが求める真の愛とは何か。

まだ序盤ですが、これからの展開に目が離せません。


(第33話 ナザラの覚悟 拝読後のレビュー)

★★★ Excellent!!!

まるでギリシャ神話の語り部から話を聞いているような感覚。
詳細な説明を嫌い、短く簡潔な文章でまとめておられるのはセンスの賜物。
文体は前作同様のサーガ調で、読者をグッと惹き込む手法が取られています。

初めて読んだ作者様の作品は現代Fでした。
その時、「これは必ず賞を取る」と確信に近い感覚が襲ってきたのを覚えています。その分間に秘められた言葉がどんどんと脳内で具現化して行きました。本当に素晴らしい才能の持ち主。

今回の力作では是非、入賞されますよう祈願致します。

★★★ Excellent!!!

港町イーシュタで出会った。
「美貌の天才火薬師ライナス」と「少女ナザラ」――創璧師である彼女は、長大な隧道建設を目指していたのだ。

二人が背負う罪と真実の愛とは何か……。

献身的な愛と追い求める未来の先に、美しい文章で綴られる二人の物語が今、始まる!

是非、ご覧ください(*´ω`*)

★★★ Excellent!!!

これは作者様の渾身の作品と言えるでしょう。
それほどまでに作りこまれた世界観や魅力あるキャラクター達。

主要なキャラクターは二人になります。
・失われた古代帝国ガザの古文書を求め、美貌の天才火薬師ライナス。
・母を亡くした創璧師である少女ナザラ。

二人はそれぞれ罪を背負っている。
心の傷は時間と共に忘れていくこともできますが、お互いを支えあう事で乗り越える事も出来ます。

これは人生をかけた二人の物語。

二人が真の愛に辿りついた時に読み手に待っているのは感動だけです。

さあ、一緒に物語を応援しましょう。
そして、見届けましょう。

★★★ Excellent!!!

作者様はこの作品が自分の中で一番好きだと言ってました。作者様の小説ファンのわたしは、それだけで、期待しまくりです!

創壁師。土と水を用もちいてあらゆる種類の壁を造る特殊能力を持った者を指します。

17歳の少女が壁を造る独創的なファンタジーです。世界観いいです。壮大な物語になりそうです。

壁と炎のバトルファンタジーもあります。

イケメンライナスがでてきて、ヒロインとの恋の行方が気になります!

キャッチコピーの愛の行方が気になります!

創造と破壊、相成れない二人はどうなるのか、ぜひその目でごらんあれ。