第111話 依存症者の告白(111)

 大学時代に知り合った、多くの人たちが、「就職する」ことを前提に通学していたように思う。それがまるで当然であるかのように。一体、誰に決められた当然だったのだろう。


 中学を卒業して働こうとしても、高校ぐらいは出ておいた方が良いという。イイ学校を卒業すれば、イイ会社に就職できるという。

 これがイイのだ、と判断しているのは、誰なのだろう。


〈正しい行為は、それがすすんでなされてこそ、はじめて正しい〉


 正しい・間違いなどどうだっていい、世の中はこうなっているのだから、とでもいうのだろうか。それに合わせて生きて行くしかないでしょう、とでも?

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