第228話 右翼!


 「これが山亀か、でけーなぁ」

 

 「これだけ大きいとチビが目立つねっ」


 「あ?殺すぞ」


 「ふんっ」


 「どうして私はこの人達と一緒なんだろ~」


 山亀の右翼の方にはクロエ、たまこ、みやが待機していた。


 {二人とも喧嘩しないでください、最初が肝心ですよ、失敗したらどうするんですか}


 「「それはないから安心(しろ)(してっ)」」


 「そこは自信あるんだ~」


 {では、お願いします!}


 「さて、と、【限界突破】!」


 「【天の治癒】~」



 クロエが限界突破を使うと体が悲鳴をあげだすがたまこの治癒がすぐに治し万全の体制にする。



 「こりゃぁいい!日頃は俺がかける側だったからな!これならあの山野郎の右手ぶっとばせる!」


 「結構飛ばすわね~、普通なら五分って所かしら~」


 「全力でしてるからな!俺の全力についてこれなかったら合わせるぞ?」


 「余裕よ~、というかそろそろあなた女の子かどうか解らなくなったわ~」


 「見えたっ、硬くなってるけど脆いところはいくつかあるっ」


 みやは魔眼で足を見つめると、右翼に所々鱗がもろいところを発見する。


 「教えろクソ白髪!」


 「はずすなよっチビ、そこから右に20メートル地点上から342個めっ!」


 クロエは脚力だけで一瞬で移動すると__


 「ここかぁ!超級奥義!【地割れ】!」


 思いっきりパンチを目的の場所にヒットさせたれ


 ボコオオオォン!と言う爆発音と衝撃派が周りに広がりクロエの拳を喰らった所を中心に山亀の右翼に地割れが広がり、その隙間から大量の血が吹き出し、地面に落ち赤く染める。



 「いてぇだろ?これがおめぇを殺す技だ!覚えとけ!」


 「山亀に言ってるの〜?聞こえてないでしょ〜?」


 「うるせぇ!こまけーこたぁ良いんだよ!追撃しろ!」


 「命令口調っなまいきっ【光激】!」


 みやはそう言われながらも地割れで割れた山亀の皮膚に追撃で光の玉を連続で発射する。

 

 「早く次言えや!」


 「次っ!そこから二百メートル左で上から7番目!」


 「と、言うことで~こっちは大丈夫よ~ゆきちゃん、【あれ】が発動するまでには右翼をボロボロにできるわ~」











 {流石ですね、では、次左翼の方お願いします!}






  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る