第百九回 ああっ、ケアレスミスの嵐。


 ――兎にも角にも直す、ひたすら直す、直しまくるのだ。



 ということで、前回のエッセイに、若干の修正を施した。


 ふと思う。……その中で、ふと思った。


 現在があるのは過去があるから、なら、現在があるから未来がある。それは、僕らも例外ではない。誰にでもあることだ。僕は、千佳ちかの過去を知らない。……それはそれは悲しいくらいに。……でも、それでも、僕は、知ろうとしないだろう。これから先も。


 これから先、つまりは現在。

 それだけでいい。うん、それだけでいいのだ。


 ……きっと、思い出は繰り返すかもしれない。

 それでもね、僕たちは挫けず、前を向いて歩いて行きたい。



 この青春物語を築き上げる仲間たちとともに、明日も明後日も、その先だって『さようならなんかしない』……縁、それは過去を超えた約束、そう思うから。


 だから、現在で充分!


 現在の行い、そして現在進行形、未来の結果を見たかったら、現在どうしているかだ。


 それは、誰に対しても一緒。


 そして、誰もが同じ。――未来へ繋がるこの一コマ、思い出クルクルの千佳だって同じなのだ。似たような経験をした瑞希みずき先生は、ずば抜けて前向きなのだから!


 そう、僕たち以上なのだ。



 IMイニシャルエムさん、五十五色のエッセイを拝読させて頂いて、何度も僕は元気を頂きました。


 涙を零した夜も、力づけてくれました。


 感謝の思いでまた、涙を零すけれども、明日は晴れ晴れな心で……。僕もMさんに負けないくらいの励ましのエッセイを書けるよう、日々精進して参ります。



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