18編


「まず俺達が中級ボスを倒すには

何が必要なのか考えるか。」

「だねー。レベル上げは必須として、

装備は結構良い装備が揃ってるよね?

能力もできる限り強化してるし。」

「じゃあやっぱり決め手となる

必殺技みたいなスキルの獲得じゃない?

レベルが5上がる度に強いスキルや

攻撃技を習得してるわよね。」


そうだ。私達に足りないのはレベルも

そうだが、モンスター攻略の

決め手となるスキルや必殺技の習得だ。

「ここで、皆のスキルや必殺技を

共有しておこうか。」


「俺は今の所、ぎ倒しとトリックシールドを

習得している。

ぎ倒しは雑魚モンスター達を

一掃させることが出来るし、

トリックシールドは面白いスキルで

モンスターの魔力を吸い取ったり

俺が状態異常になってる時に使うと、

相手にも同じ状態異常に

させることが出来るぞ。」


「私はスモールヒールとノーマルヒールの

回復魔法と女神の守りって言う

皆が一撃で死なない光の魔法と

アンデットカースって言う

ゾンビみたいなのが

沢山出てきてモンスターを

一定時間呪い状態にして

動けなくする闇魔法が使えるよ。」


「私は今までモンスターを精霊の加護で

一通り状態異常には出来てたけど、

無双モードを除いて状態異常にさせられる

確率やターン数自体は

あまり高くなかったし、

続かなかったの。

不動の舞と癒しの舞で、モンスターを

高確率で麻痺させたり眠らせたりできるわ。

花鳥風月と言う技でモンスターに

ダメージも与えられるわね。」


「私は火・水・風・土の魔力を宿らせて、

剣の攻撃が出来るけどまだ普通に斬ったり、

出来ても2連続攻撃くらいかな。魔力も

まだそんなに強くないし。とりあえず

皆がどんなスキルを持ってるか分かった。

レベル30越えでこれくらいのスキルを

習得してるから、次のレベル35を目指して

新たな強いスキルを習得しよう。」


それから私達は再びひたすらモンスター達と

戦い続けた。もちろん、装備を整えることも

行ったが戦っていて経験値が多く入る

モンスターを優先的に倒して行った。

モンスター攻略の連携パターンも

増やして行った。


「アンデットカース!周りのモンスターを

動けなくしたよ!お兄ちゃん、後はお願い!」

「おう!ぎ倒し!」

「あのデカいモンスターは私が眠らせるわ!

癒しの舞!胡桃、行きなさい!」

「ファイアソード2連撃!

トドメは首元への突き!」

「やったぁ!倒せたよ!」


「今ので皆レベル35になったみたいだな。

俺は…。地割れというスキルを

習得したみたいだ。」

「私は演舞爛漫えんぶらんまんというスキルね。

状態異常に出来るターン数を

増やせるみたい。」

「私はやっと蘇生できるようになったよ!」

(私は3連撃と突きの組み合わせが

出来るようになったのか…。)


「確か過去のキーパーソンは

俺と美春だったな。

これで過去の中級ボスを

倒せるようになったのか。」

「私も蘇生が出来るようになったし、

倒しに行ってみようよ!

皆が強力すれば倒せるよね!」

「ただし、過去のキーパーソンである

貴方達2人が死んだら

また異次元の世界に飛ばされるわよ。」

「そうだね。また異次元の世界にランダムに

飛ばされるのも怖いし、

2人が死なないように

麗華と私でサポートするよ!頑張ろう!」


こうして私達はレベル35になったことで、

新たなスキルを習得し、

過去の中級ボス討伐を目指すべく、

私達は中級ボスの巣窟に

向かったのであった。

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