ファンタジーを好む物書き。 現代ドラマや恋愛なんかもちょいちょい書いています。 己の作品に、読んで下さる方に誠実に。 楽しんでいただけたら幸いです。 ※…
とある奇病にかかった女性の話である。彼女の脳内には枝が広がっているという。枝の先には蕾(つぼみ)があり、その蕾が花開くとき、彼女は死に至る。病気の進行を止める手段はただひとつ。『書き続ける』…続きを読む
まこと美しき短篇です。思考を吐かねば、書かねば死ぬ奇病。共にある男女の機微。始終忍び寄る澱んだ気配……。どれもこれもに興味を唆られ、それを表す悍ましさと美しさの同居した言葉選びに、ただただ感嘆…続きを読む
言葉を失います。胸が強烈に圧迫され、潰れてしまいそうな——そんな凄まじいとも言える余韻が、いつまでも残ります。ある病に侵された美しい女性。その症状を知るほどに、何か背筋が寒くなる思いがしまし…続きを読む
コメント欄で語彙を失いました。上手すぎる。しかも技巧に溺れず、ぐいぐい読ませる構成力。素晴らしい。視覚的にも鮮やか、心理描写も完璧。印象的なフレーズはいくつもありますが、一つ上げるならこれか…続きを読む
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