富士山の麓の物書きです。 お話を書くのも読むのも大好きです。 特に好きなのは、歴史ものやミステリ。 どうぞよろしくお願いいたします。
とある奇病にかかった女性の話である。彼女の脳内には枝が広がっているという。枝の先には蕾(つぼみ)があり、その蕾が花開くとき、彼女は死に至る。病気の進行を止める手段はただひとつ。『書き続ける』…続きを読む
まず、筆者の技量が素晴らしい。読んでいて、その場所の情景が思い浮かぶのは、もちろんの事であるが、登場人物の心理描写も素晴らしい。生命尽きるその前に必死に執筆に取り組むその姿を多くの人にも読んで…続きを読む
偶然再開した憧れの先輩に不意に聞かされる思いがけない言葉、自らのこめかみを指差し、冗談めかして儚い笑みを浮かべ、ここに花の形をした爆弾が埋まっている。と。その花は開花とともに死をもたらす未知の病…続きを読む
作中の文言を、そのままレビューの言葉に使わせてもらいますこれは世に広まるべき作品だと。これは広い海に漕ぎだしてしかるべきだ、と少し、不思議けれど、どこかの短編文学賞の最終選考作と言われても…続きを読む
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