もしも学級委員がペットだったら その3

「紗夜ー。湯加減はどうだー?」

俺は磨りガラスに映るスレンダーな女体の影を見ながら尋ねた。

現在この薄い壁の向こう側にいるのは、俺のクラスメイトで隣の座席に座る女の子。名は、如月紗夜。ちなみに綺麗に整えられた黒髮ロングの学級委員でもある。

そして、何より彼女は俺のペットである。

ここ、超重要です!

テストに出るから、知らなかった人はメモしておくように!


「ま、真中! アンタ、どうしてそこにいるのよ」

どうやら俺のペットは現在絶賛反抗期中らしい。

本当に困ったペットさんだ。

「当たり前だぁ! 逆にどこにいて欲しいんだ!」

「何……アンタ、逆ギレしてんのよ!」

「女の子の風呂を覗きに行かない男がいるとでも思うのか?」

「自分が今言っていることってただの犯罪だからね」

「それで湯加減はどうなんだよ?」

「湯加減はって言われても……シャワーよ。シャワー」

「なるほど。つまりは、俺に入ってこいと」

「アンタの耳は一体どうなっているのよ!」

「まぁ、良いだろう。それで話を聞かせてもらおうか?」

「話って何よ。話って」

「ちょっと紗夜さん。エロいパンツを履くのはどうかと思うのですが……」

「あ、アンタ! 今、何をしているの!?」

「ビヨンビヨンと伸縮性チェックに決まっているだろうが!」

「後で覚えておきなさい! ただじゃおかないからね!」

「ふっ、主従関係の差を教えてやろう」

「……マジでアンタ最低ね」

「その言葉はご褒美として受け取るが、それでも良いか?」

「最低と言われて喜ぶって……」

「伸縮性はBだな。そして紗夜の胸もBと」

「Cだから!」

「見栄を張らなくても良いぞ」

「見栄ではなくて、事実です」

「俺の目を誤魔化せると思うなよ」

「……Bです」

「今、ご主人様に嘘をついた罪で、紗夜ちゃんの風呂場を覗けるチケットもらーい」

「そんなことありうるわけないから!」

「……まぁ、仕方ないな。それでどうしてこんなエッチなパンツ履いているんだ?」

「……別に深い意味はないわよ!」

「ふーんなるほどー。俺を誘うためか」

「違うわよ!」

「き、貴様……毎日こんなエッチなパンツを履いて……学校に流石は痴女! 拍手喝采だな」

「パチパチしなくていいから」

「……ん? 俺、パチパチなんてしてないぞ」

シコシコはしたことがあるけどさ。

「まぁ、良いわ。それよりも……流石にこの排水溝ちょっとヤバくない? 流石に詰まりすぎっていうか……それにわたしとは違う長い髪の毛じゃない? これ……」

「……あ」

「ええ、何よ。そのやってしまったみたいな言い方!」

「あああああ、別に気にしないでくれ」

「何よ、気になるじゃない。ねぇー真中」

「あー実はここ結構……」

「結構……って、あ、アンタどういうことよ!」

「いやーこれ以上は流石に……俺の口からは」

「さっさと言いなさい!」

「ええと、流石にそれは……」

流石に風呂場でオ●ニーしたことあるとか言えないだろ。

それで排水溝が詰まったとか。それで度々詰まることがあるとか。

絶対に言えない。

「言いから白状しなさい! ここで出たことあるのね?」

(紗夜は幽霊だと思っています)

(真中は精子だと思っています)

こ、コイツ……どれだけ痴女何だよ。

出たことあるかって。それはあるに決まってるだろ。

男子ならば、三分の一ぐらいの確率で風呂場でやってる奴はいると思うぞ。

「あーちょっとだけな」

「……え、どんな感じだったの? ちょっと、怖いけど」

それは怖いだろうな。グロテスクな物から……白濁液が。

って、普通こんなことを聞くかよ。頭イかれてるだろ。

「うーん。結構、元気だったかな?」

「げ、元気ー? 嘘じゃないでしょうね?」

「嘘じゃない。本当だ」

「そ、そう。それで……色とかあった?」

「あー白って感じだな。で、でも白くて濁った感じだ」

「白って……感じか。もしかしたら……い、今も……この近くに」

ビクビクと怖がって、辺りを見渡す紗夜の影。

「あるわけないだろうが!」

俺だって、風呂場で毎日やる人間じゃないんだからさ。

「あ、ありがとう……今の真中の言葉でちょっと安心したかも」

「お、それはどういたしまして」

まぁ、それはそうだよな。普通、やっぱり見たくないよな。

人の精液とか。俺だって、絶対に見たくないし。

「あーちなみに出た後ってアンタはどんな感じだった?」

(もう一度説明します。紗夜は幽霊の話をしています。しかし、真中は精液だと思っています)

出た後って、こ、コイツ何の話をしてるんだよ。

流石にそんな話をしてくるって。いやー確かに異性の性事情とかめちゃくちゃきになるけどさ。

「今まで感じたことのない興奮感がやっぱりあったかな」

「えー怖くなかった?」

「あー怖さもあったよ。一瞬、俺大丈夫かなって思った。でもさ、まぁこういうのも経験かなって。だから、次からはもう慣れたっていうか」

やはり風呂場でやるのって勇気がいるからな。

「経験か……」

「あー紗夜はそんな経験ないのか?」

流石にそんな話を聞けるわけないよな。

「な、ななな、そんな経験全くないわよ! で、でも……レナとかはそんな経験があるって言っていたわ」


こ、コイツ……レナを売りやがった。ってか、レナってオ●ニーしているのか。

(紗夜は幽霊の話と思っています。真中は精液の話と思っています)


「ちなみにどこで?」

「あーレナは自分が寝る前にって」

「そっか。まぁ、そういうこともあるよな」

「え? もしかして……アンタ、もしかしてリビングでも?」

「あー実はな……」

「……寝るのが怖くなってきたわ」

「大丈夫だ。安心しろ」

「え?」

「今日は出ないから! っていうか、俺が絶対に出さないからな」

「ま、真中……頼もしいね」

「まぁーな。流石に女の子がいる前ではな」

「あのーそれで、そのまま出たものはどうなったの?」

「あーそのままにしていたら留まる可能性があるだろ?」

「んー。確かに、そのまま居座れたら困るもんね」

「そうだそうだ。だから、シャワーの水圧を強くして、ブシャァーだな!」

「ええええええー!! だ、だだだ、大丈夫だったの?」

「流石に俺も抵抗があったよ。本当にこんなことをやってもいいのかってさ。でもさ、やはりそのままっても嫌だし。だからさ、もう覚悟を決めたよ」

「それでそれで?」

「それでそのまま排水口に流したんだ」

「……な、なるほど。そ、それでそれ以来、詰まるようになったの?」

「まぁーそんな感じだ」

「呪いかな?」

「まぁーそんな感じかもしれんな」

「ま、真中。ワタシのシャワーが終わるまでそこでジッと待っていなさい」

「ん? どうしたんだ?」

「良いからそこにジッとしていなさい」


その後、俺は紗夜がシャワーを浴び終わるまでずっと壁向こう側で待つのであった。ちなみに紗夜が脱衣所に上がる際に、桃色桃源郷が見えたとか見えなかったとか。

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