玲編 命が強い
だが、
それは不幸中の幸いか。
当然だ。周囲に配したドローンを含め、
<
も利用して、<死角のない空間認識>を発揮してるんだからな。つまり、いくつもの目や耳を使ってあらゆる角度から常に
しばらくそうした後、諦めてその場を立ち去った。できればチップを付けたかったが、手持ちがない。なので当面は警戒を強めて対処するしかないか。
エレクシアはドローンを操り、
一方、イレーネが対応に向かった
こうして脅威は去ったが、問題は
完全ではないものの止血も行い、わずかに時間の余裕ができた。そこでエレクシアが彼女を背負って俺達のところに戻る。あとは治療カプセルに入ってもらって回復を図るんだ。
でもその前に、
「どうだエレクシア。
問い掛ける俺に、
「はい。心音は捉えられています。流産の兆候も見られません」
との返事。
「よかった……」
「本当によかった」
俺もシモーヌもホッとする。異変に気付いて通信を繋げて来た
いやはや、さすがに頑健だな。命が強い。
そしてエレクシアに背負われて戻ってきた
それが終わったところに、
やれやれ、緊張させられたが、結果として犠牲者が出なくてよかったよ。
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