玲編 斗真
併せてアリニドラニ村では、現在、
高炉で精製した鉄は、正直、そのままでは混ざりものが多く品質は決して良いとは言えない。だから鎚で叩いて余分な混ざりものを追い出し、質を調節して<鋼>とし、コーネリアス号に様々な物品の素材として届ける。
今はまだ<産業>と言えるほどのものではないものの、まったく何もなかったところからここまで来たと思えば、大したものだ。
そして
で、次は、アカトキツユ村に画面を切り替える。
アカトキツユ村には、現在、<あんず>と<ますらお>とドーベルマンMPMそして
村の開拓は地道に行われ、同時に、新種と思しき植物や昆虫や小動物についてはドローンを使ってこちらに送ってもらい、それをシモーヌが解析する。
その上で時々、実際に赴いて現状を確認したりもするけどな。
そんな中でも
今も、おとなしく
すべてのパパニアンがパパニアンらしく生きているかと言えば、実際にはそうじゃない。中には群れに馴染めず一人で生きてる個体も、少なからずいるしな。それもまた、自然の姿なんだ。
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