麗編 パートナー
それも、決して『嫌々やってる』様子はなかった。それどころか、すごく丁寧に、嬉しそうにも見える様子で黙々と毛繕いを続ける。
いや、実際に嬉しいんだ。エレクシア達が捉えている彼女のバイタルサインからも、しっかりとそれが読み取れる。
元いた群れではイジメの対象となり、それに耐え切れず逃げ出したところに遭遇した
群れではイジメられ、さらに本来なら天敵であるマンティアン(
もっとも、
ただし、これ自体、
さりとて、アリゼドラゼ村には
そうなると、また密林の中に集落を作る必要があるな。
そっちについては、アリスとドライツェンの新しいのができたら取りかかるとしよう。
ちなみに、アリニドラニ村がある砂漠地帯や、コーネリアス号があるような草原については、新しいドーベルマンMPMが完成するごとに、フライトユニットを装着して派遣。<ダミーの集落>を順次作っていってる。もちろん、
ただ、無線給電機による給電が行えている範囲の外については、ソーラーパネルが唯一の電力供給源になるから、いくらリチウムイオンバッテリーで蓄電していてもやはり開発のペースはそれほど上げられず、実に牧歌的なのんびりしたものになってるけどな。
実は、それらの<ダミーの集落>においてもそれなりのドラマが繰り広げられているんだが、そちらについてはまた機会があれば触れるようにしよう。
今はとにかく
少なくとも、あいつは、
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます