鋭編 玲
新暦〇〇三十一年三月二十一日。
現在、俺達の<集落>には、
それが、
と言っても、
同じようにして家族となったパパニアンの
今も基本的にはイレーネにしがみついていることが多い。
だが、三~四歳くらいの幼児にも見えるようになった彼女は、最近、
しかも、
なお、
これは、
まあなんとかオムツだけは穿いてもらってたが。
人間の場合はいささか困りものではありながら、さりとて彼女達に地球人の感覚を押し付けるのもどうかと思うので、基本的には好きにさせている。<
で、今も、すっぽんぽんで
すると、中から
「……」
「……」
マンティアンは、口の構造が、人間、と言うか地球人と違ってて、地球人と同じ形で発声ができない。しかし
無口なのはマンティアンとしての特徴なのかね。
鬼のような
その二人が一言もなく見詰め合っているだけの光景。
なんとシュールな。
しかししばらくすると
いや、実際に消えたわけじゃなく、気配を消した上にすごいスピードで移動したから俺の脳が捉えきれなくなっただけだが。
なのに、
見た目こそ地球人と変わらない
で、マンティアンとして彼女は、もしかすると
老化抑制処置がなかった頃の地球人の場合はこの年齢差はいろいろと言われるところだろうが、まあ、野生動物の場合は年齢差とかそんなに問題ないみたいだし、本人同士がそれでいいなら、俺は口出ししないでおこうと思う。
それに年齢差で言えば、
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