鋭編 食事
ドーベルマンDK-aや、アリス、ドライツェンのような、<異形のロボット>は、動物達も基本的には警戒してくれるから、警備には実にうってつけだった。
だからドーベルマンDK-aについては、森の中で哨戒を行ってもらってる。家のことはエレクシアとセシリアとイレーネがいるし、俺達も基本的には自分のことは自分でしてる。
加えて、
これは、
『手伝いをしなさい!』
と頭ごなしに言っても、
『やらなくていいって言ったじゃん!!』
ってことになってやってくれなくなる場合が多いと、メイトギアが蓄積したデータが物語ってるそうだ。
まあ、確かにな。と俺も思う。
結局、そういうのが上手くいかないのは、親の側が甘えてるからなんだよな。それを子供に見透かされてるんだ。
『子供にはどうせ分からない』
ってのは、まさに親の<甘え>だよ。子供は本当に親のことをよく見てる。未熟だからそれを上手く伝えるだけの語彙を持ってないだけだ。で、それが身に付いてくると、それまで言えなかったことを言い始める。
『生意気なことを言うようになった』
んじゃない。言おうと思ってたこと言いたかったことを表現できるだけの語彙が身に着いてきただけで、実際にはもうそれ以前から見透かされてたんだよ。
などとやっぱり脱線しつつ、ドーベルマンDK-aの話に戻すと、さすがに長く見てると慣れてくるようで、
まあ、
狩りに出た先で、今日は
それから、トカゲや鳥を捕えては食事にしてたな。
これが
起きて、狩りに行って、獲物を捕らえて食って、帰って、寝る。
恐ろしく淡々としたルーチンワーク。
マンティアンには本来ないはずの立派な<
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