第三世代
第三部 ~世界~
さて、
ちなみに
無論、同時に、注意も怠らない。少しでも異変があれば対処するように体制も整えてある。その上で見守って生きたい。
そんなわけで、これからは俺の孫世代のことを中心に触れていこうと思う。
とは言え、俺自身、老化抑制処置を受けて健康寿命が二百年を超えた人間として肉体的にはまだまだ現役だから、これまでと変わらず何だかんだと首を突っ込むことになるだろう。
完全な隠居生活はまだまだ先ということだ。
ここまで特に触れてこなかった部分にも改めて触れていくことになるので、時系列は結構前後することになるかもしれない。
で、さっそく、時間をさかのぼって、まずはしばらく触れてこなかった
これは、
新暦〇〇三十二年四月二十二日。
なので
年齢を重ねたことで
群れ自体、二十頭を超え、基本的には十頭前後の群れを作る
なお、レッド、ブルー、イエローもそれぞれ子を生し、こちらはそれこそ俺達の家の庭を我が物顔で歩き回ってる。
しかも、子供世代はますます距離を縮めてきて、
その一方で、
こうして<狼>と<犬>に分かれていったのかもしれないと感じるよ。
実際、レッド、ブルー、イエロー達は完全に
俺達から餌をもらうことで、ほとんど狩りもしなくなった。もちろん餌をもらえなくなれば狩りもするんだろうが、積極的にはしない。
生態そのものが変化しつつあるようだ。
そんな中、レッド達の子供の一頭が密林の中に入っていったんだ。
すると、間の悪いことに
結果は、この世界が死と隣り合わせのものの厳しいものだというのを俺達に改めて教えてくれるものだった。別の群れの子供など、
そうして、レッド達の子を咥えた
他の命を頂くことで自分達の命を繋ぐ。
この世界はそうやって成り立っているんだと思い知らされる。
そのことを知った
そんな
この辺りも、見た目こそは人間だが遺伝子的には純粋な<パパニアン>である
それと同時に、
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