來編 襲撃
とまあ、ここまでが取り敢えず、
で、
「ウルルルルルッ!」
いいところを邪魔されて怒ってる
「ごめんごめん。でも、大丈夫だよ。順番なだけだから。
そうなだめる。
もっとも、そんなことを言われたところで
「それに、今はそれどころじゃないと思うよ……」
「…!」
それらの様子を、モニカとハートマンが捉えていた。
ドーベルマンMPMも従えて。
<襲撃>するために。
「ビアンカがせっかく決心できたんだ。野暮な真似はやめてもらいたいねえ……!
と言っても、通じないか……」
水深は膝までくらいしかない川を一瞬で突っ切って、
たぶん、普段ならこんな無茶はしないだろう。普通に考えれば多勢に無勢だ。
これはまあ、アレだな。
<八つ当たり>
だな。
自分が見初めた雄とのいいところを邪魔された鬱憤をぶつける<格好の相手>を見付けたということか。
さりとて、
「ハートマン! 自動小銃を!!」
声を上げて手を差し出した
それをキャッチした
着地と同時に銃のセーフティを解除し、空中に向かって「パパパッ!」と数発放つ。威嚇のためだ。その上で、
「そっちも生きるためだろうけど、襲ってくるなら容赦はしないよ!! 痛い目を見るくらいは覚悟してもらうからね!!」
声を叩きつけるようにして吼えた。
しかし、
また、装填されているのはスタン弾だが、さりとて当たり所が悪ければ
それを、向かってくる
「ギャン!」
「ギャヒッッ!!」
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