翔編 意思疎通
「? ?」
傷が癒えて治療カプセルから出た
一方、
と同時に、例のマンティアンについても警戒する。
しかし、痛い目に遭ったことが功を奏したのか、
だが、油断はできない。
なので、アリゼとドラゼには、それぞれ、スタン弾を込めた自動小銃と実包を込めた自動小銃の二丁を装備させてある。人間なら混乱して間違えることもあるかもしれないが、ロボットには基本、それがない。『決まったことを決ったようにしかできない』という特性が活きる部分だ。
『マンティアン以外には実包を込めた自動小銃は使わない』
と決められれば、命令を変更しない限り使えないんだ。
そういう部分では安心してる。
なお、その間、
それがアクシーズの習性だ。
と、人間の俺としては割り切るしかない。
それに、無駄に心配してオロオロされても逆に困るしな。
逆に危険を招く可能性もある。
だからこれでいいんだ。
そもそも、
うん、そうだ。そういうことなんだ。
などと、また延々と考える。
自分でも『引きずってるなあ……』と思う。
『でも、それが俺という人間なんだから』
と自分自身に言い聞かせる。
それはさておき、
と言うのも、アリゼドラゼ村周辺の
そんなわけで、エレクシアに事情を説明してもらう。
あらゆる言語を解析し使いこなすことができるメイトギアは、ここに根付いた人間由来の種の言語(と言えるほど体系化はされてないらしいが)も、基本的には解析できていて、ある程度の意思疎通はできる。
これは、
でも、今は、
「一応は納得してくださったようですので、ローバーで送り届けましょう」
エレクシアが
やれやれ。これでまあ、無事に帰してやれる算段が付いたよ。
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