走・凱編 普通じゃない
なお、
どこに行っていたかと言うと、
で、レオンが現れたことでその畑の周囲にいた草食動物達は逃げてしまい、そのことによって、
今回、
それがあるので、
ちなみに、レオンが現れたからと言ってすべての動物が逃げてしまうわけじゃなく、その中で小型の動物が残っていたりすると、
どうやら
『普通じゃない』
ことも、それはそれで何かの役に立つ場合もある。人間はとかく『普通じゃない』ことを嫌うが、実は野生ではそれも生き延びる為の戦略の一つになっているのかもしれない。すべての個体が決まりきったことしかしないとなると、それが上手くいかない状況に陥るともうどうにもならなくなるからな。
もっともそれは、本人達がそもそも俺の子で、普通じゃない環境で育ってきたからというのもあるんだろうが。
とにかく、それぞれをうまく活かしてしっかりと生き延びていってほしいと思う。
ここにできるかもしれない人間社会よりも先にしっかりと彼ら彼女らの社会が出来上がってるんだ。それは尊重したい。
もちろん、仲良しこよしではいられないのも事実だろう。でも、そこに存在するすべてが仲良しこよしだなんて、そんな世界が存在するとも思えない。現に、
そうやって<合わない相手>というのもいるのが当然なんだ。必ずしもいい気分でなくても、だからと言って自分達に合わせてくれることばかりを願ってても、それは相手も本音は同じだろう。
この世というのは本質的にそういうものなんだ。
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