群れに嫌われて孤立すると(命に係わるからな)
しかしその行動はやはり雄のそれで、特に求愛行動については非常に情熱的だった。
部屋に
そんな熱心さがまんざらでもないみたいで、
まあ、元々彼女は、態度は冷たそうだが根は優しい子だからな。
だが、どちらかと言うとあんまり激しいアピールよりは、一緒に絵本を読んでくれる感じの方が好きなようではある。だから、むしろ求愛行動で疲れた後の
それがまた仲のいい姉弟、いや、<姉妹>のようにも思えて、俺もホッとする。
新暦〇〇一八年五月二十九日。
いくら俺が受け入れていても、見た目は人間でも、
この辺りは、
それは決して、恐れてるとか嫌ってるとかいうのとは違う、絶妙な距離感。
最初は確かに寛いでるところに踏み入ってしまって
この辺りは、群れを作る種族の中でも特に社会性が発達してる
人間も社会性動物の筈にも拘わらず、どうも感覚が鈍ってしまったのか上手く距離感が掴めなかったりするが、より野生に近いだけにそういう部分が鋭敏なんだろうか。群れに嫌われて孤立するとそのまま命にも係わるだろうからな。
そういう点ではかなりシビアとも言える。
まあ、うちの<群れ>ではそこまでシビアなことは要求するつもりはないものの、
だから今の調子で行けてくれると嬉しいんだ。
実際に
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