『すっごい』は『すっごい』で!(灯らしいな)
いろいろとリスクがあるにしても、それらも実際にそうなってみてから改めて考えてみればいいという結論で納得する。
どうせそうするしかないっていうのも分かってはいるんだ。
でまあそれはいいとして、
「どうだ?
今はまだ移動中なのは分かってるが、余裕のあるうちに連絡の練習ということで。
「あ、パパ? すっごいよ。すっごいの!」
って、何がどうすごいのかを説明してもらいたいんだが、
でも、隣で
「何がどうすごいのか具体的に説明しなさい。でないと分からない」
だって。う~ん、さすが先輩だな。
だけど
「え~? でも『すっごい』のは『すっごい』だよ。なんて言ったらいいの?」
とのことで。
あはは、こりゃダメだ。
<仕事>として見れば全く話にならないが、だが正直、今の
すると
「現在、W67地区を、W117地区に向けて西進中。人員、装備共に問題なし」
実に事務的で愛想もないが、<仕事>として見るならこれで正解だし、かつ
「なんかつまんない! 『すっごい』は『すっごい』でいいんじゃないかな」
などと、
「そうか。じゃあ、どう『すっごい』のか説明できるようにならないとな。でも、
と、
昔、俺が仕事の説明を先輩からされた時に、既に仕事が分かってる人間にしか分からない説明をされて、
『あ、この人は駄目だ』
って感じで見限ってしまったことを思い出しつつ、そうならないよう気を付けたつもりなんだ。
仕事を早く覚えてもらいたいなら、分かるように説明しないと駄目だというのを俺も学んできた。自分が上手く説明できてないのを相手の理解力がないせいだとすり替えてしまう上司や先輩は、結局、顧客相手でも同じ考え方をしてた。で、思い通りにならないと愚痴をこぼしたり自分より立場が下の人間に八つ当たりして憂さ晴らししてたな。
その点、
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