ラッシュ(立て続けだな)
新暦〇〇一〇年七月四日。
なんてことを俺が考えてるうちにも時間は過ぎて、いよいよ
そちらはとりあえずドローンで見守るだけの方向で。例の巨大生物の体の<家>もあることだし、そこでなら
という訳でとにかく
なんて思ってたら、さすがに三人目だからか本当に呆気なく出産は終わり、無事に
もしこのまま、
もちろん、
ただ、
その一方で、
「う~む。さすがにこの大きさになってくると可愛げも無くなってくるな」
と思わずつぶやいてしまった通り、もう
しかもちょうど、しっかりと鳥を捕らえてそれをバリバリと貪ってるとこだから、少々怖い。
本当に可愛い時期ってのは一瞬なんだなとしみじみ思うよ。
ただそれでも、ずっと見届けてきただけに、そういう意味での情は移ってしまっている。
「本来の仲間ではないものの傍で育った個体が果たして自然に馴染めるのかという、貴重な事例になりますね」
学者としての見地からシモーヌはそう言う。俺も、その点についてはそれなりに興味があった。
俺の子供達は、あえて人間としての在り方を教えなかったことが幸いしてかそれぞれ自然の中に帰って行けたが、それが
しかし、この悪賢そうでふてぶてしい様子からすると、何の根拠もないが大丈夫そうかなと思ってしまったりするんだよな。
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