僕の今

僕はいつのまにか

嘘ばかりついて

自分の感情誤魔化して

自分自身を疑って

それすらも

誤魔化すために

嘘の仮面をつけていた


君と出会って

僕は嘘がつけなくなって

君に届きはじめた言葉は

僕がいた場所が

小さな箱庭だと

気づかせてくれた

閉じこもっていた

世界から引っ張り出してくれた


やがてふたりとも

疲れることがあるだろうと

大きな樹を目印に

また会おうと誓い

別々の道を歩んだはじめたけれど


君は先にこの世から

いなくなってしまった

悲しさ寂しさ味わって

初めて君へのいとおしさ

君の変わりがいないこと

気づいた


もうすべて遅かったことだけど

今はもう何も感じない

君への思いとか

伝えたいこと

あったはずなのに

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