第2話 魔を祓う

ベッドの上は心地がいい。

木窓から差す斜光を嫌う人も居るだろうが、俺はその光があった方が暖かく、まるで神に照らされているかのように穏やかな気分になる。

ああ、いつまでもこのままでいたいと言うのは俺のわがままだろうか? いや、わがままではないはずなのだが、

「起きてください! 」

俺は今、誰かに揺すられている。いつも俺のことを起こしにくるお節介なシスターである。

俺は目を開けながら起き上がると、そこには紺の修道服を着た少女が頬を膨らませながら、こちらを見て、手に腰を置いていた。

そしてこの少女はすごく胸が大きい。

紺の修道服の上からでもわかるそのボインはこちらの情欲を昂らせるものがある。

まったくなんて淫乱な奴だ。(歓喜)

「今、変な目で見ましたよね? 」

「ん? いや…見てねえよ」

俺は目を半開きのまま片手で目を擦りながらというフリをして誤魔化しながら、

「それよりなんだ? いきなり? 人様が気持ちよーく寝てるっていうのによー」

「仕事ですよ! 仕事! 」

シスター服の女性は腰に手を当てて言う。

「仕事? マジか…めんどくせえ 」

俺はため息をついた。

仕事というのは、俺たちが祓魔師って呼ばれてるんだから、わかると思うが、魔を祓うことを言う。

魔を祓うというのは、人間の肉体から祓うことも一つだが、もう一つとしては相手をこの世界から追い出すこと。

ぶっちゃけ言うなら殺すことだ。

魔の種類は悪魔とか魔女とか吸血鬼だとかそこらへん。

ちなみに俺は吸血鬼専門だが、それ以外の仕事もしてるというかやれと言われる。

今回の依頼はまだわからないが、手紙を見ればわかるだろう。

依頼は、手紙をポストに入れる方法で依頼を受け取っている。

「め、めんどくさいとか言わないでください! 」

「悪かった…悪かった、 頼むから大きな声で怒鳴らないでくれ、頭に響く」

俺は自分の頭を押さえた。

そこでシスター服は嘆息。

そして、扉から出て行った。

俺は部屋を見回してみた

木窓から見える木は風に揺られ、ザーという、葉と葉がぶつかる音が聞こえる。

「さーて、行きますか」

俺は木で作られたベッドから出て、支度をすることにした。

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