主人公工藤アスカは、神奈山県横花市の学校に通う、ごくごく普通の高校一年生なのだが、1つ厄介な特異体質を持っていた。 それは乗り物に乗ってると、本人の意志に関わらず異世界へと転移してしまう事であった。 個性豊かなキャラクターが織りなす、不条理極まりない展開は、筆者有本博親さんの真骨頂である。
高校の時、電車で通学していた。時間帯や季節にによって、窓の外の景色は全く別のものに映るものだ。主人公の工藤アスカは電車の中でふと違和感を感じる。車両内には誰もいない。窓の外の景色も違う——。そして降りる駅のなんとバラエティに飛んでいることか!!初めは不信感いっぱいの彼女が多彩な異世界を通してクラスメイトと友達になり、今まで考えもしなかった恋について考えたりと少しずつ変わってゆく様もまた面白い。続きが楽しみです。