仕事
先週三連休初日の土曜日、久しぶりにカミサンと映画を見ることになった。
私達世代には何とも心地よい「トップガン」が終わってしまうというので、これを見に行くことになった。
三連休だから混んでいるかと思いきや、こちら宮城県でも今回は雨がひどく、それ程混雑しているでもなかった。
もうすぐ始まるね、と、カミサンが予約してくれたイオンシネマのちょっといい席でくつろいでいると、会社から電話だ。いや、会社は休みなので、配車係のプライベート携帯からの電話だ。休み明けの仕事の連絡かと思いきや、「明日仕事ができますか?」とのこと。一瞬考えたが、そんなに差し迫った用事もないし、配車係も困って私に言ってきているのだと思い、しぶしぶ承諾した。
夕方に詳細を聞き、その次の祭日もできますかと言われたので、もう半ばやけくそになって承諾した。それは本音を言えば断りたかったが、たまには私も会社に対していい所を見せておかなければと、そんなことを思っていた。
その仕事は、20トンを超える重量物を長い距離運ばなければならない、かなりきついものだった。
社長が取ってきた単発の仕事で、かなり運賃がよく、トップクラスの運転手が揃っていた。
その中に混じって、運転以外、荷扱いや固縛、ワイヤーや専用の道具を使っての荷物の固定は殆ど素人の私が入ることになった。もちろんきちんとできるように、はじめは先輩が教えてくれたが、普段甘っちょろい仕事しかしていない私にとっては、道具を持ち歩くだけで大変だった。
初日はそうでもなかったが、二日目は慣れてきたせいもあるのか、現場に気合いが入ってしまった。言われるがままに仕事をしてみると、走行距離が一日で700キロ以上にもなってしまい、私のトラックもエンジン警告灯が点灯し、私自身も睡眠時間が2時間位しか取れず、ここ数日間はへろへろの状態が続いていた。
昨日ようやくいつもの仕事に戻り、早く仕事が終わったので、工場に行ってトラックのメーターパネルに点灯してしまったエンジンの警告ランプを点検してもらった。センサーなのか、それ以外なのかはすぐには判断できなかったが、とりあえず診断機を繋いでエラー箇所を確認してもらい、状態をリセットしてもらうことで警告灯はとりあえず消えた。少し様子見ということになったが、とりあえずランプが消えて一安心である。
仕事は生活を続けていく上でしなくてはならない大切な事だけれど、あまり身体やトラックにまで負荷がかかってしまうようなものは良くないな、と思った。
しかし、コロナの状況によっては、再び行動制限が発令され、再々再度仕事がなくなってしまう可能性が出てきてしまった。
世の中うまく行かないものである。
やはり状況に左右されない、自分でできるものをきちんと探してやっていくしかないなと再度思った次第なので、こっちを頑張らねばなとまたもや思った次第である。
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