ぬか喜び
昨日メールをチェックすると、私の運営する英語のサイトに設置されたフォームから、英語で問い合わせが来ていた。
「私はマークです。あなたのウェブサイトに興味があります。あなたのブランドをもっとアピールし、強くするお手伝いをさせて下さい。私はこのような様々な大手メーカーのマーケティングを担当しています。メールを下さい」。
という内容のものだった。通常はスルーするのだが、何だか気になってしまい、英語の勉強も兼ねて適当な日本英語を書いて返信してみた。
朝になってメールボックスをチェックしてみると返信が来ていたのだが、その内容は昨日見たフォームに書かれた物と全く同じ内容だった。
私はきちんと、「私のウェブサイトの連絡フォームからご連絡をいただき、ありがとうございます」と書いているのに、全く読んではいないのだろう。ただただ送られてくるメールには、この定型文を返信するようになっているのだろう。
私の英語のサイトから送られてきた文章だって、きっと誰かが雇われており、このようなサイトを探し出し、営業がてら送っているのだろう。
このマーケッターの名前で検索をしてみると、それなりの地位を確立している人のように見える。でも、私あたりに営業をかけなければならない所を見ると、コロナで講演会も開けなくなり、オファーもそれほどはなく、かなり厳しい状況が続いているのだろう。マーケッターなんて、裏を返せば怪しさ満載の職業。特にアメリカには、ピンからキリまで、この手の職業の人が存在する。私も一時期はこんな感じの人を目指して、月に一万円くらいの月謝を払って、とある所で勉強していた事がある。今思い返せば恥ずかしいとしか言いようのない世界なのだ。
通常、インターネットを使った仕事など、突然にブレイクするということはない。何でも同じで、地味な作業の繰り返しだ。
この駄文だって、今となっては、屋久島在住でもとびうお漁師でもトレーラー暮らしでも田舎暮らしでもない、ごくごく普通の私が書いているただの文章である。そうそう企業からの儲け話などがあるはずはなく、あったとしても文芸社のような所だとは思うけれど、そこには釘を刺してあるので、何も寄ってこない。これが普通だ。
甘い誘惑には充分に注意しつつ、これからもマイペースでやっていきたい。
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