中国製品

 最近、中国から直接買い物をする事が多い。


 安くて小ロットで買えるから、というのが一番の理由だ。


 配送に時間がかかったり、たまには失敗もあったりするが、概ね満足している。


 例えば、私は仕事柄、運転をしながら電話を受けなければならないので、耳に小さなワイヤレスのイヤホンをしている。Bluetoothを介して無線で通話ができる物だ。


 これは使用頻度があるので、時々壊れる。私の持っている物は何点かの部品で構成されているのだが、この小さな部品が中国では通販で販売されており、中国から直接買うと、とても安く手に入る。日本の店頭では売っていないし、仮にあってもそれなりの価格で販売されている。中国は日本に比べてデジタル化が進んでいるのだろう、助かっている。


 また、自動車修理に使う工具や消耗品などもそうだ。少し値段の張る工具も、日本で買うよりもかなり安く手に入る。日本のAmazonで見つけた手頃な商品は、日本のバイヤーが中国から買い付けて、日本のAmazonで販売している事もある。このような商品は、中国から直接買えば、安く手に入る。


 車の維持において悩みどころの、高価な消耗品であるタイヤやバッテリーもそうだ。これらは直接は買えないが、扱っているお店から、アジアン製品を選ぶだけでも、かなり違う。


 例えばタイヤ。私の乗用車に取り付けるタイヤの場合、仮にガソリンスタンドで言われるがままに買い求めて装着すると、8万から10万位の価格になりかねない。


 これを中国製、韓国製、を自分でネット通販で買い、自分で組付け、取り付けまで行うことができるなら、2万5千円位で上がる。


 バッテリーも然りだ。私のランクルは大きなバッテリーを2つ使っている。日本で正規に定価で購入すると、一つ3万円以上し、二つだと6万円以上することになり、かなりの負担だ。


 私は前回、韓国製の見切り商品を見つけ、楽天で買ったのだが、値段は2つで1万5千円だった。


 このように、タイヤやバッテリーに関して考えるなら、日本製品を買う価格の3分の1から4分の1程度の価格で、上手くすれば買うことができる。


 私は長い間海外製品を使っているが、何ら問題はない。



 しかし、注意も必要だ。


 中国製品には、皆様もご存じの通り模倣品が出回っている。例えば、自動車の足回りを支えるハブベアリングという部品があるのだが、私の所有する乗用車の場合、純正部品だと2万円以上する。日本国内で販売されている、純正ではない他メーカーの新品でも1万2千円位だ。


 これが中国通販で、$20ドル程度で販売されている。


 このような商品には気を付けなければならない。


 特に足回りなどの重要な部品の場合、いくら安くても避けた方が無難だ。



 このような見極めができ、欲しいもの、大丈夫だと思うようなものに関してであれば、中国製品はとても安く手に入れることができる。


 但し、日本並みのクオリティーを求めてしまうと、残念な思いをする。


 この辺りのさじ加減が難しいところである。



 

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