もう一回できませんかね
人生の中で一番勉強したのは中学生の時だ。
小学校の先生が「学校の勉強だけしっかりやっていれば、塾なんか行かなくてもいい」と、熱く語っていたので、その言葉を信じ、中学校の授業を一生懸命に勉強した。
周囲が塾に通う中、私は塾を嫌い、学校の予習と復習をする事に専念した。
三年間、このやり方を貫いた。
三者面談の際に担任からは、「その高校ならおつりが来ますね」と言われた。
この時が、一番頭がよかった。
今、パソコンを使った仕事をもう一度やってみようと、いろいろと情報を収集している。専業でなくてもいいので、今の収入にもう少し上乗せできればな、位の軽い気持ちなのがいけないのだろう、この時のように気合いが入らない。
人間は弱い。
やらなくても何とかなる状態で辛いことをやろうとするのは、強い意志が必要で、とても大変だ。
とある方の情報を頼りに、いろいろと考えていた。よくあるパターンなのはわかっていたけれど、その方はメールマガジンの最後に自分が主催する講座を紹介した。
もう一人、同じような人のメールマガジンも読んでいたが、こちらも同様だ。私はこの手のメールマガジンのシナリオを書いていたこともある。全ては自らの商品を成約させるために書かれているのだ。
さて、これらの講座はおいくらだろう?
主催する人や内容にもよるけれど、このような講座にお金をかけて勉強することが成功する秘訣なんだという人もいる。確かにそうかもしれない。だけど、一応の百戦錬磨で、やり方はそこそこわかっていて、やる気が起きない私を鼓舞する教材としては、これらの講座はわかっちゃいるけど高すぎた。
一つが45万円、もう一つが50万円である。
結局、頼りになるのは自分しかいないよな、という結論となった。
中学生の時、あれだけ出来たのだから、今回だってその気になれば出来るはずなのだ。
だけど、何だかな、テレビが面白いとか疲れているとか眠くなったとか面倒くさいとか家族が大事とか明日やればいいとか週末やろうとかいろいろな言い訳があって、毎日作業を続ける事はかなり難しいのだ。
でも、これを書くことが出来ているのは大きな進歩だ。大切なのは、習慣化することなのだ。儲けようという気合いがないし、ポメラを開けば指が勝手に動く。すごいじゃないか。
次の勉強も、この調子でがんばろう。お金を出してやり方やノウハウを教わったところで、結局やるのは自分なのである。お金を出したからできるとは限らないし、お金を出さなくてもできる事はいくらでもある。
ということで、一年くらいしたら大金持ちになる予定である。
身体に気を付けて、がんばろう。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます