ラノベを読んだら、ヒロインになってモブキャラに口説かれていた。

作者 春川晴人

ラノベがけして軽い小説ではない、と教えてくれますぜ!

  • ★★★ Excellent!!!

文学の世界にはさまざまなジャンルがあります。これは芸術において、例えば絵画もそう、音楽も同じです。根底は同じでもそこから枝葉が伸びていき、右や左に分かれていくわけです。文学なる巨木の伸びていったひとつに、ラノベという実がなり、その実を好む人々、読み手が存在するわけです。
今作は純文学の実しかついばまなかった主人公が、ラノベという果実を口にした。そこから物語が始まります。しかも、ラノベの暗部をバックボーンにして。
今作は読み手のかた向けに語るお話ではなく、むしろ書き手のかたに警鐘を鳴らしているのではないかと邪推してしまいます。なぜなら……と、煽ってしまうほど出来た作品です。読み手のかたはもちろん、書き手のかたにもぜひご覧いただきたい短編です。

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