第259話 炎竜の復活

どんどん


「ガーネット出てきて!。アイシャ達が様子をみにきたのよ。貴方が大好きなライナも一緒よ。ね、お願い出てきて!。」


どんどん!

レインは相棒のいる騎竜専用の寮部屋の扉を強く叩く。

建国記念杯のレースコースの下見を終わらせ。次の日、アイシャはライナと一緒に女子寮に引きこもってしまった炎竜ガーネットの様子を見にきていた。


どん!どん!


「出ないのですか?。」


同じ同室である透き通るような青い髪と角を生やし。長身バランスとれた人間の容姿を持つ青宮玉竜のレイノリアがベッドの上でうずくまる炎竜ガーネットに声をかける。


「出ぬ!、我は··我は···炎竜族で最弱の役立たずなんじゃああああああーーーーーーー!!。びええええええ~~~~~~~~!。」


ジョオオオオオオーーーーーー

ガーネットが膨大な量の涙でベッドがぐっしょり水浸しになる。

そんな様子を見てレイノリアははあと深いため息を吐く。


「困りましたね。私が代わりに出ましょうか?。」


同じく同室であるシルクのキトンに身を包み。深緑色の髪と青柳色の角を生やす母性的な人間の姿をした人化している緑森竜のロロが提案する。


「それで何の解決にはならないでしょうに。レイン様が相棒のガーネットを外に出させたいのは見え見えですし。私達が無理矢理部屋から出しても。どうせ部屋に戻ってくるでしょうし。」


既にレイノリア達は登校時に無理矢理にでもガーネットを寮の部屋から追い出しことがあった。だが、いつの間にか部屋に戻っているのだ。レイノリアにとって炎竜ガーネットとはライナとの恋のライバル関係であるが。ここまで落ち込んで落ちぶれて引きこもりニートみたいになってしまうなんて正直滅入ってしまう。


どんどん!

「ガーネット!お願い!出てきて!。」


レインは何度もガーネットの部屋の扉を叩く。


「ガーネット、やっぱり出ないの?。」


アイシャは親友のレインに尋ねる。ガーネットが全然合宿の訓練にも授業にも出てないことを心配する。


「ええ、氷結竜に敗北してから一切部屋に出てないわ。食事とるときも寮の食堂にも来なくて。こうやって部屋に引きこもったままなのよ。」

「何かガーネットをやる気を出させる方法があればいいんだけど···。」


引きこもり経験のあるアイシャも腕を組んで考えこむ。自分はメイドのカーラの強制的な追い出しと。ライナの頑張りがきっかけで立ち直られたけど。ガーネットにもそういった支えてくれる引っ張ってくれる存在が必要だとアイシャは考える。


「それならあるわ!それにはアイシャとライナの協力が必要不可欠なのよ。どうかガーネットが立ち直るように協力して!。」

「勿論よ!。私とライナができることなら何でもするわ。」

「ありがとう!。」


レインは満面な笑みを浮かべる。


ギャアラギャガアギャアラギャギャアラギャギャア··

(で、俺とガーネットがデートする羽目になったと····。)


俺は王都の南地区の商店が並ぶ商業区域でジト瞳で冷めきった竜瞳の視線を主人であるアイシャお嬢様と親友のレインお嬢様に送る。


「ライナ、お願い!。ガーネットを立ち直る為に協力して!!。」


レインお嬢様は手を合わせて俺に懇願する。


「ライナ。レインとガーネットの為とおもって。」


アイシャお嬢様も俺に炎竜ガーネットととのデートを薦める。

まあ、主人の命令というなら断る理由はないけど。俺の意志を無視して勝手に進めるってどうなのよ。ドラゴンハラスメントととして訴えたいくらいです。あるのかどうか知らんけど。


ギャアラギャガアガアギャアラギャギャアラギャガアガアギャアラギャガアガアギャアラギャガアガアギャアラギャギャアラギャギャアガアギャアラギャギャアラギャガアガアギャアラギャガギャ

(協力してもいいですけど。俺の意志を無視して事をすすめないで下さいね。俺にだって自己都合というものがあるのですから。勝手に物事を薦めることはあまり良くないですよ。アイシャお嬢様。)


俺は坦々と主人であるアイシャお嬢様に説教を述べる。


「うん、解った。以後気を付けるよ····。」


アイシャは素直に反省し頷く。

あれ?なんかライナにだけは言われたくないって想ってしまうのは私だけかな?。

一瞬相棒の言い分に何か府に落ちないものをアイシャは感じた。


「それじゃ、私達はシャンゼルグ竜騎士校に戻るわ。合宿に参加しないといけないから。」


ギャアラギャガアギャ?

(一緒に来ないんですか?。)


俺だけ炎竜ガーネットの相手するなど聞いていない。


「ライナならきっとガーネットを立ち直らせることができるよ。」


アイシャお嬢様が自信満々に言い放つ。


全部丸投げですかい!。

俺はガックリと竜肩を落とす。


まさか自分に全部丸投げされるとは思わなかった。家の主人達は人使い荒いというか竜使い荒いというか。

俺は微妙な竜顔を浮かべる。


一応何かしら王都を出歩き時には事が起こらないようにと。メディア王女から王族のペットの証である金のメダリオンを持たせられているけど。まさかガーネットのデート時に使うことになるとは思っていなかった。

俺は長首に王族のペットの証である金のメダリオンを装着している。


「それじゃ、ライナ。ガーネットのことお願いね!。」

「ライナならきっとガーネットを元気づけさせられるよ!。頑張って!」


二人の主人は丸投げするように俺に頼み去っていく。

何を根拠に家の主人はそんなことを言うのかな?。

俺ははあと深い竜のため息を吐く。

アイシャお嬢様とレインお嬢様がシャンゼルグ竜騎士校に戻り。俺とガーネットは南地区の商業地域に取り残された。

燃えるような赤髪とでんとつきだす胸の谷間がみえる情熱的な真っ赤なタンゴドレスを着飾る人化している炎竜ガーネットは今は情熱的な燃えるような雰囲気はなく。しなしなに萎びていた。


「········。」

ギャアラギャギャアラギャガアギャ?

(ガーネット。取り敢えず歩こうか?。)


俺の呼ぶ声にも反応は薄く。普段なら燃え上がるようにハイテンションである。


俺とガーネットは取り敢えず。商店やレストランが並ぶ街道を歩く。

王国の建国記念日のパレードの準備が刻々と仕上がっていた。飾り付けがもう完成形である。

人化している炎竜ガーネットのことは特に気に止めない王都の市民だが。俺に対してはかなり嫌そうに顔をしかめる。しかし王族のペットの証である金のメダリオンに目がいくと目が点になったように身体を硬直させる。

色々バリエーションがあって面白いな。

嫌悪するノーマル種に王族のペットの証である金のメダリオンの効果は市民の態度も様々である。


その一人一匹の姿を物陰で監視するものがいた。

街灯の柱を盾にこっそり見守る二人。


「何で私達まで来ているのでしょうか?。」 


シルクのキトンに身を包んだ母性的な姿をした緑森竜ロロは不思議そうに眉を寄せる。


「何か間違いがあったら大変でしょう!。オスの騎竜は学園で在籍している時にもし他のメス竜を身籠らせたら主人とともに即退学にさせられるのですよ!。」


透き通る青い角と青い髪した長身のモデル体型した青宮玉竜レイノリアは激しく反論する。

アルビナス騎竜女学園は学則は緩いが。騎竜の生殖行為関してはかなり厳しい。正式なツガイでないものが学園内で勝手に子供作りすれば主人とともに即退学にさせられるのだ。


「ライナさんに関してはそんな問題ないとおもいますが····。」


緑森竜ロロはライナの性格上それはあり得ないとおもう。あの方はメスというよりは人化した姿以外興味ないと思われる。竜(ドラゴン)の交尾としては不便ではあるが。生殖行為の間違いが起きないような気がする。


「何を言っているのですか!。逆にガーネット襲いにくる事例あるかもしれないじゃないですか!」


それは·····あり得るかもしれない····。


炎竜族は己の危機に直面すると生殖行為を行って種を残そうとする生存本能があると聞いた事がある。活火山という危険地域に住む炎竜族ならではの生存本能らしい。


「私はルゥ様の様子が心配なのですけどね。」


人見知りであるルゥ様も大分アルビナス騎竜女学園の生徒と馴染んできた。シャンゼルグ竜騎士校でもなんだが竜騎士科の方ではファン倶楽部のようなものが出来ていたようですけど。

当のルゥ様はお困りでしたけど。

ルゥ様ちゃんと授業を受けているでしょうか?。

緑森竜ロロは自分の主人の様子が何だか心配になってきた。


「ルゥ~~!ロロがいない!ライナもいない!。ルゥ~~」


教室の隅の席で白い獣耳が閉じ。白い毛並みの顔に円らな瞳が涙目になる。


「ルゥ様がお泣きになられだぞ!。ルゥ様の相棒の探すんだ!!。」

「あの糞ノーマル種もついでに探すか!。」

「ルゥ様の相棒であらせられる緑森竜のロロさんは何処だ!。あのノーマル種はどうでもい!!。」

「ルゥ様の相棒を探しだせ!。あの糞ノーマル種は放置で言い!。」


竜騎士科の令息生徒達で結成されたルゥ様ファン倶楽部ことルゥ様を遠くで愛でる会である親衛隊が躍起になって相棒であるロロを捜す。ついでにどうでもいいノーマル種のライナも嫌々ながら探す。


ドシンドシン

俺が商店が並ぶ街道を進むと商店の店員ががパレードに向けての準備をすすめている。店の飾り付けの最中にそれなりの図体を持つ俺(ノーマル種)が通るから竜(ドラゴン)の踏みつける脚の地響きで飾りずれてやり直す。その度に商店の店員から邪魔だ!といったかんじで突き刺ささるような冷たい視線を向けられる。

ギャアラギャギャアガアギャアラギャ

(すみません。ご迷惑御掛け致します。)


ペコペコ

俺は通りすぎる王都の商店の店員に平謝りしながら街道を進む。


アイシャお嬢様。レインお嬢様。デートスポットの選択ミスです。パレード間近の南地区で。しかも商店が並ぶ街道をノーマル種が出歩くとはっきり言って市民の邪魔です。


アイシャお嬢様達が選んだデートスポットに俺は心から意義を申し上げる。

このまま商店街の街道を進むのは得策ではないと判断した俺は南地区で手頃なデートスポットがないかと探す。竜瞳をで目を凝らすと少し開けた場所に公園のような場所を見つけた。


ギャアラギャガアギャアラギャギャア?

(ガーネット、あそこの公園に行こうか?。)

「········。」


ガーネットは無言のまま俺の後をついていく。


ジョロロロロ

公園の噴水が静かに流れている。

公園内では市民がパレードの準備に忙しいのか。大人子供人っ子一人いなかった。


ギャアラギャガアギャアラギャギャアラギャ

(ガーネット、そこのベンチに座るといいよ。)

「·········。」


炎竜ガーネットは無言のまま公園の適当なベンチに座る。

俺が公園のベンチに座るとほぼ半壊して公園の管理もとい王都の人達に怒られるので座らないというか座れない。


「······。」


重い沈黙が流れる。


き、気まずい·······

慰めの言葉を言えばよいのだろうが。生憎前世の頃、ほぼ持てない人生を歩んできたので。女性を口説いたり慰めの言葉など浮かばない。こう言うとき魅華竜のスキルが羨ましいと思う。日常的にオスをとっかえ引っかえ漁りまくる彼らだが。そのコミュ能力はどの竜種よりも優れている。その全コミョ力をほぼオス竜を漁るためだけにつぎ込んでいるのだから恐れ入る。絶対真似したくないけど···。


··········


「ライナ·······。」

ギャ?

(ん?)


俯いていたガーネットの顔があげる。

炎竜ガーネットはあまり寝てないのか。下まぶたはひどい隈とめじわが出来ていた。真っ直ぐ真っ赤で深紅の竜瞳の視線を俺の竜顔に向ける。



ギャ?ラギャギャガアガアギャアラギャギャアガアガアギャアラギャガアガアギャアラギャギャラギャアギャアガアギャラギャ

(何だ?ガーネット。俺が出来ることなら何でもするよ。お前が元気ないとアイシャお嬢様もレインお嬢様も心配するからな。)


本当にいつもの調子に戻って欲しい。しおらしいガーネットはガーネットじゃないと俺は思っている。いつものように情熱的で且つ大胆に豪快な性格に戻って欲しい。


「我はもう····炎竜族の騎竜として駄目じゃ···。じゃが、炎竜族のメスとして役目を果たすつもりじゃ····。」

ギャ?

(はっ?)


ガーネットはスッと公園のベンチから立ち上がる。


ぼおおおおおおお

ガーネットの肉付きのよい美貌の身体が真っ赤に染まる。一瞬で肌という肌に炎が燃え上がる。


「ライナ、我とツガイとなり。ライナのような強き子供を身籠ろう。」


ぼおおおおおおお·····

ギャ!ガ!ギャア!ラギャギャ!

(わ!ちょ!!冷静にっ!ガーネット!!。)


俺は焦り後へとたじろぐ。

人化は解いていないが。火だるま化したガーネットの女体が正に発情状態だと解る。ガーネットの火照った身体がライナ目指してにじりよってくる。


目が本気だ。

く、喰われる!


ライナは生命の危機を感じとる。身の危険というか命の危険というか生物的危険を感じた。


ガサガサ

「ほら、結局こうなった!。」

「た、大変です!。」


公園の遠くの茂みから隠れ覗き見していたレイノリアとロロが慌てて飛び出す。


ごおおおおおおおおお

「さあ···。ライナ···我と一つとなろう···。」


血走るような深紅の赤瞳を放ちながらガーネットはライナを目指して一歩一歩にじりより迫ってくる。


メラメラと熱く燃えたぎるガーネットの身体は結して灰になることはない。何故なら彼女はマグマと火山が吹き上げる活火山に生息する炎竜族だからである。しかしライナは違う。普通のノーマル種である。

このまま彼女がライナに迫り。もとい交尾すれば確実に焼け死ぬ。種族の壁はそれほど隔たりがあり耐え難いものなのである。

結して結ばれてはならぬ種族もまた存在するのだ。それは正に山嵐のジレンマと例えるべきであろう。

ライナはたらりと冷や汗が流れる。情熱的な美しい美貌を持った女性が自分に迫ってくる。それは男としては歓喜するほど喜ばしいことだろう。しかし彼女は火だるまになっても平気な種族である。抱きしめられればもといまぐわえば確実に焼け死ぬ。


ライナの生存本能が警鐘を鳴らす。


【これはアカンやつだと。】


すぅ~~はぁ~~~~~

ライナは咄嗟に水の精霊を呼ぶ呼吸を鼻と竜口で行う。

公園に漂う水色の光の粒子がライナを目指して集まる。


ギャああああああーーーー!

(竜水掌しょおおおおおおーーー!!)


ライナは三本の鉤爪の掌を水を掬うようにふりあげそのまま真下に振り下ろす。

公園にあった噴水の真水が一気に空中の空へと昇り。そのまま火だるま化したガーネットの真上へに直撃する。


ドッボオオオオおおおおおおおおおおーーーーーーーーーン!


しゅううううううううううう


白い水蒸気が吹き上げる。しかし炎竜ガーネットの水を落とす掌をライナは緩めない止めない。完全に炎が鎮火するまで続ける。


ドッボーーーーーーーーーーーーーーーーン

すうううううしゅううううううう


吹き上げる水蒸気が止み。噴水の真水がガーネットの肉付きのよい美貌の身体を満遍なく注ぎ込まれる。


ぴちゃ ぽちゃ

噴水の水全てを使いきりガーネットの身体に満遍なくぶっかけた。



「ひ、ヒドイではないか···。ライナ····。」


ガーネットの水で濡れ乱れた深紅の赤髪を隙間から悲壮感に満ちた顔が浮かぶ。

ガーネットのメラメラと燃えるような赤髪がただれ。タンゴドレスもびちょびちょに水浸しになり。はんば濡れ透け状態になっている。


ギャギャアラギャギャアガアギャアラギャギャア

(す··すまん···ちょっと、身の危険を感じたので····)


俺は素直に竜の頭を下げ謝罪する。

数秒の間が空く。


「我は駄目じゃな。また、迷惑をかけてしまった····。」


どうやらガーネットは正気を取り戻してくれたようだ。ついさっきまではまるで盛りのついた獣のような状態であった。

俺は竜の一呼吸して。真っ直ぐガーネットに見つめ返す。

ガーネットを立ち直すためにも俺なり説得を試みる。


ギャアラギャギャアラギャ?

(ガーネット、諦めるのか?。)

「ライナ?。」


ライナの真っ直ぐで真面目な言葉にガーネットは赤い眉を寄せる。


       <竜言語変換>


(俺が昔、炎帝であるお前とレインお嬢様にクリムゾン杯のレースで完全敗北した。それでもアイシャお嬢様と俺は結して諦めなかったぞ。悔しさをばねにして何年の特訓を重ねてやっとお前達に勝つこと出来たんだ。ガーネット、お前は氷結竜に敗北して悔しくはないのか?。再びリベンジしようと想わないのか?。)


「わ、我とて悔しい···。じゃが、我は炎竜族として最も最弱じゃ··。」

ギャアラギャギャアガアガアギャアラギャギャアラギャギャアラギャ?

(それなら最も能力が低く。スキルや魔法も扱えぬ俺はどうなんだ?。)

「ライナは特別なんじゃ····」


       

(特別?特別ってなんだ?。俺は初めから特別な存在じゃなかったぞ。最初からスキルや魔法も使えず。能力も他の上位種に比べてはっきり言って劣っている。ここまでこれたのは俺の潜在能力があったからじゃない。頼もしい師がいて。銀晶竜ソーラさんの力を引き継ぎ。マーヴェラス家に守護してくれていた精霊達がこんなしょうもない俺に手をかしてくれていたからだ。結して生まれもった生まれつきの潜在能力なんかじゃない!。俺がここまで強くなれたのは沢山の出逢いと力をかしてくれるものがいたからだ。俺ははっきりいって弱い。俺は神足る竜のような特別な存在でもないし。世界を救った救世の騎竜乗りなんかでもない。俺はただの何処にでもいる平凡なノーマル種だ。今でもそれは変わらない····。)


「ライナ····。」

「ライナさん····。」


駆けつけたレインノリアとロロがライナがうちに秘める心情に言葉が詰まる。


(もう一度聞く!炎竜ガーネット!。お前はここで本当に諦めるのか?。)


「我は···我は···諦めたなくない!。我は誇り高き炎竜族じゃ!。我が諦めるときは我が炎の灯が燃え尽きたときよ。」


炎竜ガーネットはタンゴドレスから飛び出る胸を堂々と張る。


(ならばすべきことが解るだろう?。)


「ああ···再びあの氷結竜ゴルゴにリベンジする!。我が炎竜族の誇りにかけて!!。」


己を鼓舞し。炎竜ガーネットは再び闘志の炎を宿す。

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