250話 こんにちは!こんにちはっ!異世界中の国々から~♪おいでませっ!ウエルカムっ!ようこそっ!ジャパンアイランドっ!! 16
アースティア暦 1000年・西暦2030年・8月3日・午前10時05分頃・アースティア世界・ユーラシナ大陸東側地方・西太平洋地域・地球海洋諸国連合同盟勢力圏・日本列島・日本国・北陸地方・新潟県・新潟市・新潟港・フローレイティア輸送商船商会・第一商船艦隊・艦隊旗艦・魔導戦艦ベィビィ・ウルフと魔導空挺戦艦隊・寄港地にて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
東京サミットの開催に合わせて、異世界国家たる日本国へと訪問をしにやって来た、オローシャ帝国・日本国平和外交使節団は、オローシャ帝国皇帝専用のお召し艦である陸上魔導戦艦のシルバー・ウルフを中心とした。
大小様々な魔導戦艦隊から成る37隻もの護衛艦隊を引き連れて、新潟県の新潟港を中心にする各湾港都市へと、続々と寄港して来て居た。
陸上魔導戦艦のシルバー・ウルフに関する情報は以下の通りと成って居る。
ランド・ベース・シップ級陸上戦艦型のオローシャ帝国皇帝専用のお召し艦であり、オローシャ帝国近衛艦隊旗艦にして、前艦隊の総旗艦とされて居る陸上魔導戦艦のこと。
その姿は豪華絢爛にして、重厚感の在る佇まいは、正に陸上の移動要塞とでも言うべき、勇壮なる姿を見せ付けて居ると言う。
古代戦争時代に作られた陸上巨大戦艦を基にし、浮遊魔導機関と浮遊ホバークラフト走行を採用した陸上魔導戦艦。
2連装砲式型・45口径36センチ魔導徹甲弾を4基8門・前部に2門・後部に2門。
50口径14センチ砲を16門。
手動式魔導機銃砲20(略式魔法陣式魔導矢弾丸)
略式魔法陣式魔導矢弾丸とは、錬金魔法と魔導省略詠唱術を組み合わせた魔道矢の弾丸の事で、アースティア世界の殆んどの次世代型戦闘艦で採用されて居る弾丸である。
しかしながら、魔導戦艦自体が、建造に時間が掛かる事と、建艦が高コストと言う理由から、重要拠点と外征艦隊にしか割り当てられて居ない現状で在るが故に、最前線基地や補給拠点と言った基地を拠点とする地方隊では、未だに木造帆船や旧式の魔導帆船等が、現役のまま活用されて居るのが現状であった。
オローシャ帝国の軍艦の種別割合は、ユーラシナ大陸の西方部の東部地域に属する内陸国でありながら、パイプ・ライン大河とスノーリュウス海に挟まれた国土を有して居る国家。
オローシャ帝国の軍艦の種別割合に付いては以下の通りと成って居る。
陸運50%が陸上魔導戦艦。
35%が空挺魔導戦艦。
15%が海上魔導戦艦で占められて居る。
スノーリュウス海とは?
ユーラシナ大陸北側の大海で、冬には極寒の氷河で固まる海で在るが、反対に夏の季節には、ローラーナ帝国側からの脅威に晒される事の無い為。
反帝国同盟諸国からは、便利で安全な航路と成って居る。
そんな中でオローシャ帝国と言う国は、ダバード・ロード王国と並んで、アースティア世界の古代戦争時代に起きた。
大転移時代の国々が保有して居た、オーバーテクノロジー技術の劣化コピー技術を駆使した、鋼鉄式の魔道戦艦を多く保有して居る大国なのである。
そのオローシャ帝国の国家元首たるミランダ・ランティー皇帝と供に、日本国へとやって来たのは、レンディ・ファルルート宰相をオローシャ帝国・日本国平和外交使節団の団長とする一行は、コヨミ皇国・万代市港から、新潟県・新潟市の新潟港へと降り立つ。
此処は、シェスカの実家であるフローレイティア家が経営して居るフローレイティア輸送商船商会が、フローレイティア輸送商船商会新潟県出張所を開設し、日本国内での活動拠点として居た。
出張所開設の目的は、魔導空挺船の改修工事先へと向かう為、係留地としての一時寄港。
それと日本国へと寄港した際に、帰りの定期便に乗せる交易品の買い付けの為やその買い付けられた交易品の集積地の確保の為であった。
そんな理由からオローシャ帝国との繋がりが強く、また同じくお互いに雪国地域と言う共通項を持った土地柄である事から、親近感が沸いてしまうのは、お互いに何んとも人情味の在る事なのだろうと、未来の新潟市の郷土歴史書には書かれて居た。
「「「「「「「「「「うわあああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーーーーっ!!」」」」」」」」」」
この日の新潟港には、日本へと初めてやって来た、シェスカの時の如く、またまた新潟県知事を始めとする県庁職員、新潟市長と新潟市役所の職員。
県内各地の市町村長たちや市町村議員団の代表たち。
「「「「「ようこそっ!新潟県へっ!!」」」」」
「「「「「新潟県へっ!!いらっしゃああああぁぁぁーーーーーーいませえええええぇぇぇぇぇーーーーーーっ!!!!」」」」」
「「「「「我が新潟県を救ってくれてっ!!ありがとうおおおおおぉぉぉぉぉーーーーーーっ!!!!」」」」」
「家なんて、売れ残りの箪笥を残らずっ!!ううっ!!それだけでなく、更なる買付注文がっ!!うううっ!!」
「こっちは倒産しかたけた小物工場がっ!!持ち直しただけではなく、追加発注で生産が追い付かないんだよおおおおおおぉぉぉぉーーーーーーっ!!!!」
「いやいや、こっちなんて倉庫の在庫が空っぽに成ったんじゃだけでなくっ!!倉庫が増えたんだっ!!俺はに取って、こんなに嬉しい事は無いっ!!!」
更には新潟県商工会を始めとする各地の商工会や伝統工芸品組合等の関係者と新潟県民達が熱烈な歓迎を催し、出迎えてくれて居た。
彼らは危うく、大量の在庫や発注を受けた品物の支払いが滞って居た為に、倒産をし掛けて居た中小企業の皆さん達である。
今回はフローレイティア輸送商船商会新潟県出張所が買い漁るお陰で、新潟県の物産の生産が追い付かいない程に、好景気を迎えて居た。
特に伝統工芸品の工房を営む経営者達からは、丸で100以上年前の好景気だった祖父母の時代に戻ったかの様だと、大喜びして居たと言う。
今度はオローシャ帝国の国家元首たるミランダ・ランティー皇帝とオローシャ帝国・日本国平和外交使節団らが、東京サミットに参加する為に、新潟港を寄港地に選んだと言う事なので、他県も熱烈なお持て成しをするとの発表した事により、彼の暑苦しい林家県知事が他県に負けじと、対抗意識を燃やして居たらしく。
日本へと初来日した、ミランダ等をこれでもかと、歓迎せんと新潟港に集まって来て居た。
「いやいや、遠路はるばるようこそっ!!我が新潟県へっ!!ミランダ・ランティー皇帝陛下っ!!!オローシャ帝国・日本国平和外交使節団の皆様っ!!!」
「東京サミット開催期間中の間は、新潟県知事である。この林家金平と我が新潟県の官民一体と成って、お世話をさせて頂きます。」と新潟港内に在る広場から、拡張機を片手に大声で出迎えてくれたのは、いちっ!!にーのっ!!さんっ!!ちゃらーんっ!!と言いそうな感じの落語家と良く似た感じで、とても暑苦しい雰囲気をして居る人物。
林家金平(はしやきんぺい)新潟県知事である。
決して、新潟県が産んだ偉大なる落語家の様に、『こんぺい』と読んでは為らない、ご本人様とは全く異なる別人なので、その辺はご理解して頂きたい。
その横には新潟市長を始めとする各地方の市町村首長まで、集まり立って居た。
「「「「「「「「「「ようこそっ!!ようこそっ!!ようこそっ!!ようこそっ!!」」」」」」」」」」と新潟県と新潟市の議員団と職員達が、熱烈歓迎を言う中をミランダ達は、恐る恐る階段形式のタラップ桟橋を降りて行く。
そんな中でタラップ桟橋を降りた先には、新潟港をユーラシナ大陸商栄圏の最果ての母港と定めたフローレイティア輸送商船商会が、この日本国での拠点として開設をした。
フローレイティア輸送商船商会新潟県出張所の責任者とする事を正式に任じられた、リゼット・ダッカーヒルン。
彼女は、フローレイティア輸送商船商会内では、第二商船艦隊を任されている人物でも在る。
その見姿は、生真面目で責任感の強いクールな性格で、スラリとした細いスタイルと銀髪のショートカットで、凛々しい顔立ちをして居る船乗り女性である。
リゼットは、現地で働く在日オローシャ帝国人である為、在日オローシャ帝国人の代表として、ミランダ・ランティー皇帝とオローシャ帝国・日本国平和外交使節団らを出迎えにやって来ていた。
「ミランダ陛下、並びにオローシャ帝国・日本国平和外交使節団皆様に措かれましては、長きに渡る大航海の果てに、この二ホン国・新潟港へと無事に、ご到着の事を誠に喜ばしい限りに御座います。」
「此処、新潟市を拠点として働く。在日オローシャ帝国人の代表として、このリゼット・ダッカーヒルンが、心より歓迎を申し上げまする。」と丁寧な歓迎の言葉を述べるリゼット。
「出迎えと歓迎の言葉、有り難く拝聴しました。リゼット。」と、ミランダがお礼を述べる。
「所で・・・・リゼット殿。あの暑苦しく、派手な歓迎会は、如何にか成らなかったのですか?」と指差すレンディ・ファルルート宰相は、苦笑交じりに呆れた感じに言う。
「はぁ~、まあ・・・その・・・その内、慣れますよ。あれは新潟県民の気風だとでも言えば良いのでしょうか?」と答え難いと言った感じに、もう関わるだけで、物凄く疲れたとでも言いたそうに言うリゼット。
そんな時である。
ちゃらーんと言いそうな感じの落語家と良く似た感じで、とても暑苦しい雰囲気をして居る人物と言った感じの林家金平(はしやきんぺい)新潟県知事が現れやった来ていた。
「いやいや、初めまして、私が新潟県の県知事を務める林家金平です。どうぞ宜しくお願いを致します。」
「そしてっ!!遠路はるばるようこそっ!!我が新潟県へっ!!ミランダ・ランティー皇帝陛下っ!!!オローシャ帝国・日本国平和外交使節団の皆様っ!!!」
「はっ!はいっ!!此方こそ宜しくお願い致します。」と、余りの暑苦しさに、挙動不審な挨拶と成ってしまった幼い皇帝。
その姿は幼い容姿で身長も155センチとやや低めで、愛らしい姿して居り、とても大人しい性格の彼女には、ちゃらーんと言いそうな感じの勢い在る落語家と良く似た、暑苦しそうなおじさんの勢いは、チョッとだけ、ビクついてしまうのは、致し方無い事であった。
「ささっ、皆様の日本国。そして、我が愛してやまない故郷たる新潟県に来日して頂いた歓迎会を開かせて頂きますっ!!!」
「どうぞ此方へっ!!!」
「はっ!はいっ!!」と行ってしまうミランダは、そのまま歓迎会の会場へと連れられて行く事に成った。
其処では、新潟県にまつわる様々な地場製品を贈呈される事に成ってしまうが、幾ら何でも持ち帰りが大変に成ってしまうので、如何したら良いのかと悩む。
しかしながら、新潟県の皆様はそうとは知らずに、アレだけの艦船が在るならば、その懐具合と言うのは、『若干の余裕は在るだろう』と、ミランダ個人に、様々なお土産を送り付けた事が記録には残されて居る。
こうした出来事から、林家金平知事は、新潟県とオローシャ帝国との友好を深めた暑苦しく、人情味が溢れた人物として、新潟県の郷土史に名を遺した人物として歴史家に知られる事と成ったのだった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます