98話 激闘!レジェンダリア諸島 カントルナ砦近郊上陸撤退戦  (決戦前、それぞれの思惑)

アースティア暦 1000年・西暦2030年・6月6日・午前12時30分頃・アースティア世界・ユーラシナ大陸・ユーラシナ大陸中央地域・シベリナ中央地方・パイプ・ライン大河・パイプ・ライン大河中央流域地方・ブラキュリオス湖畔・アルガス公国・モンブラン州・モンブラン州都・ファン・ブランク市・アルガス公国軍・駐屯居城要塞・アナハインム城にて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 


 日シベ合同作戦軍は、同日の午前8時頃には、モンブラン州・ファン・ブランク市のファン・ブランク港に帰港した。


 全ての日シベ合同作戦軍の一同は、作業を交代で休息を取りつつ、荷揚げや積み替え作業を行って居た。


 各国の軍の上級幹部らは、集合時間の30分前まで仮眠を取り、早朝まで続いて居た作戦での疲れれ癒してからアナハインム城の大会議室に集められて居た。


 その会議の開始前に紅葉の親友らが集まり、総指揮を執って居る日シベ合同作戦軍の総司令官と成って居る置鮎一佐をはじめとする全軍の幹部ら向って、頭を下げると言う珍事が見られて居たのである。


「すっ、済みませんでしたっ!!!」


「本当に申し訳無い。」


 リナとクリスは、ハンナの仕出かした、うっかりミスに関して、置鮎一佐と井上一佐ら二人に誤って居た。


「もう、良いから。」


「ああ、考えによっては、これで良かったかも知れない。」


 怒るに怒れない出来事である事に、苦笑している二人は、先の奇襲戦の後、定期的なガイダル島基地からのP-1哨戒機改でのレジェンダリア諸島及びグリクス要塞への偵察を行って警戒監視をしてくれる様に要請を出して居た。


 その第一報が入ると、どうも軍事物資の集積施設が、かなり割合で破壊されて居るらしいとの事だった。


 置鮎一佐と井上一佐の両名は、航空写真を見せて、石井三佐に撃たなくて良い、波○砲撃っちゃったなぁ~とぼやいたと言う。


 その結果はグリクス要塞に、総面積の3割程度の被害を与えたと言ううっかりな戦果報告に、どうした物かと頭を悩ませて居たりする。


「ですが、ハンナは協力者で嘱託とは言え、予備役扱いの少尉でも有ります。」


「日シベ合同作戦軍としてのけじめを付けませんと。」


 うっかりは、ハンナ1人のせいと成って居る。


 事情聞けば、はやぶさに乗船しているハンナに伝言を伝えた一等海曹の伝言を良く聞いて居た。


 いや、聞き間違えたのは、ハンナだったと言う事が、関係者から聴取で分かっていた。


 特に咎める様にとの話には、日シベ合同作戦軍内部では求められて居ない。


 何故かって?その結果が失敗でもあり、大戦果でも有るからだ。


 敵の重要な施設の大破炎上させる。


 これ程の戦果を挙げたアセリナの者達を処罰するは、日シベ合同作戦軍日としても非常にし辛い判断なのであった。


 だから、各国の軍の幹部関係者は、ハンナとアセリナ聖天使騎士隊の処分に非常に困って居た。


 其処で保護者であるリナと幼馴染みのクリスが、けじめとして謝るしか無かったりする。


「ぐすっ、うううううっ・・・・・」


(ああ、だからそんな顔するなよ。)


(何にもしないって言ってるに・・・・・・・)


 半泣きのハンナを見て、二人を始め、多くの年上の者達は、丸で自分の幼い娘に泣かれた気持ちに陥って居た。


「二人とも、それ以上は、ハンナくんがやり辛いだろう。」


「友達と言うのなら、その辺で退いて上げるのも大事だぞ。」


 年長者として、置鮎一佐と井上一佐の二人は、親友の二人を諭して居た。


 ぶっちゃけて言えば、此処でハンナに泣かれるのも、年上の年長者としても体裁的に困るのだ。


 この場に居る日シベ合同軍に属して居る各国の軍上層部も、特に何も処罰を求めないと、暗黙の了解として決めていた。


 何よりハンナ達の火力は、これから戦いに必須であるからだ。



 魔力は一定期間の間、休むか食事(カロリーの補給)で回復が可能と成って居る。


 ハンナ達が気落ちして食事に手を付けないのも今後の事を考えれば、とても不利益でも有ると言えたからだ。


「はい。」


「分かりました。」


「ごめんなさい。」


 ハンナは益々泣き顔で誤っていた。


 後にハンナは、あらゆる戦いに参加するのだが、うっかりをやらかす度に、ハンナの半泣きと言う言葉が、関係者の中で囁かれる事と成るのである。


 はっきり言って泣かれるとやり辛いと言う意味を込めて・・・・・・・・・・


 後ろに控える若い海自や陸自の幹部の面々は、ハンナの誤る姿を見て、まるで小動物見た時みたいに、キューンと言う気持ちと共に可愛いと言って居た。



「とは言え、怪我の功名と言うべきこの事態が、吉と出るか。」



「凶と成るか・・・・・」



「お二人供、グリクス要塞の規模から考えれば、帝国は恐らく早くて1日。遅くとも数日以内は動けないと見るべきでしょうな。」


「もしくは、既に準備が整っていて、ニホン艦隊が来ると言う事態が、このレジェンダリア諸島への侵攻を見合わせて居ると見る事も出きますな。」


「それは面白い見方ですね。」


 アルガス公国軍のゼータ・ビダイン軍団長も、今の状況から今後のグリクス地方軍団に措ける帝国軍の動きに付いて、私見を述べて居る。


 それを聞いた井上一佐は、グリクス地方軍団としての誤算である日本艦隊こと、海自ダバ派遣艦隊に有ると言う意見に、納得して居る様子を伺わせる顔付きをして居た。


「それならビダイン軍団長。今後は帝国・・・グリクス地方軍団が、どう言う行動に出ると?」


「グリクス地方軍団のトップは、ガミトフ・バイマン中将と言いう男でしてな。」


「ガミトフは、野心家で巧みな戦術と根回し効く広いコネクション利用して、功績を挙げる事を好むらしいとの話を聞く。」


「特にローラーナ帝国中央の政界や軍部にも手の者や知人等を広く根を張り巡らせ、虎視眈々と出世する事を狙う輩だと聞き及んで居ます。」


「そのガミトフを我々は、此処まで舐め腐ったやり口で虚仮にしてやったのです。」


「当然ながら奴は、自分の管轄地域と子飼いの将兵の軍勢であるグリクス地方軍団を半分は、貴殿等のニホン軍に討ちのめされて居る事に成るのです。」


「報復か反撃もせずに、グリクス要塞に引き篭もる等とは、ローラーナ帝国の国是である世界制覇の為と言う大義名分を掲げておる政情や体裁からして、逃げると言う事は、己の政治的と自身の死と同意義を意味して居るのだと思われますな。」


「なるほど、では今度は死に物狂いで攻め掛かって来ると?」


 井上一佐はガミトフを行き着く先を言い当てる。


「そうでしょうな。」


「いや、それしか有るまいと思われますな。」


「と成れば・・・・ガミトフが攻めて来るのは、此処に来る前に我々の自衛隊が幹部会議で予測した地点。」



「その予想通りだとすれば、此処だ。」



 置鮎一佐が地図上で指した指先を会議室に居る軍幹部や協力者達の一同が見つめた。



 カントルナ砦と・・・・・・・・・・・



 その光景は、丸で時代劇や戦争映画のワンシーンの様な様相を呈して居た。



「カントルナ砦か・・・・」



 リナは、この城に来る前の自衛隊とのやり取りをクリスに教えて居る。


 グリクス地方軍団は、カントルナ砦かレジェンダリア諸島の州都である直接セイジョン・ローグリア城を大軍を持って攻め掛かると、自衛隊は予測をして居るのだと伝え聞くと、クリスも同じ意見に行き着いて居た。


「やっぱり、そうなるか・・・・・・」



 グリクス地方軍団の戦略上の邪魔と成る元凶の全てが自衛隊のダバ派遣艦隊とダバ派遣支援艦隊の二つである西方派遣艦隊に集約される。


 勿論、これは間の悪い偶然であり、日本の国会でもグリクス地方軍団と帝国地方軍内でも、この戦いの激化が日本のせいだと言われても、本当に偶然でしかい無いのだ。


 しかし、アルガスをはじめとするシベリナ連合諸国からすれば、大変に有り難い渡りに船の事で、最強の矛と盾を手に入れたに等しいと言えるのだった。



「と成ると、どうしますかな?」



「敵が来るのが分かって居るのなら、予め戦力をレジェンダリア諸島に送りつけては?」



「いや、返って警戒されるもの困る。それに我々の本来の任務はダバード・ロード王国に向う事だ。」


「食料を融通してくれるとアルガス公国に言われたとしも、燃料や弾薬に装備を維持するのに必要な物資にも限りがある。」


「それに我々は遠征派遣隊だ。数ヶ月から数年単位での戦いは日本政府としても我々としも不味い自体だ。」


「何れにしても、我々には短期決戦しか選択肢が無い。」


「敵を上手く、それもたった1回の成功しか許されない。非常に難しい戦いを味方に強いる事に成りますね。」


 井上一佐の一言に頷く一同。失敗は全軍の全滅に等しい被害を持たらすだろう。



 もしそう成れば、自衛隊が誇る装備の数々を鹵獲される恐れも有る。


鹵獲した装備は、帝国の者達には、理解し難いテクノロジーだろうが、ローラーナ帝国なりの兵器を生み出す土台と成る可能性も有ると言えた。


 そして、日本で行われる予定の反帝国を掲げる国や地球からの転移国家との間で開催される国際会議の開催すら危ぶまれる事態と成れば、日本は亡国の危機を迎えかねない。


 日本は近隣だけの貿易だけでは、立ち行かないし、各種条約を一片に片付けられる好機を逃す訳にも行かないのである。


 正に日本とダバ派遣艦隊は排水の陣、又はこの異世界大戦終結に向けての最初の天王山を向えたと言えた。


「では、此れまでも何度も説明し、変更を加えたが、これが作戦の最終確認だ。」


「我々は敵であるグリクス地方軍団対して、レジェンダリア諸島での戦いを守勢に見せかけて、グリクス地方軍団をレジェンダリア諸島に誘引し、後続艦隊の到着を待って一気に叩く。」


「以後、この作戦を我が国の謀将と言われた偉人である毛利元就公、由来の策謀を取り入れた作戦を用いる事からイツクシマ作戦と呼称する。」


「敵が大部隊で、レジェンダリア諸島に来た時こそが、一番の勝負時だ。」


「各員の奮励努力と奮戦に期待する。」


 その場にいる各国の軍属は、それぞれの国の敬礼をして応えた。


 作戦の開始は昼と夜を想定した2部構成で詰められ、作戦会議はグリクス地方軍団 が来る直前のギリギリまで続けられる事に成る。


 日シベ合同作戦軍に参加する者達は、予定されて居る作戦準備予定表に従って迎撃体制とその準備に追われる事と成ったのである。


 彼の謀将・毛利元就も、安芸国で小国の領主に過ぎないながらも、人の輪と地の利、そして知恵で尼子・大内と言う大国の大名相手に勝ち抜き、中国地方に覇を唱えた事に、あやかって付けられた作戦名たる厳島の名。


 この名は、大軍に対して如何に小勢で打ち勝ちたいと言う。


 そんな思いが込められて居た。



 将来、畳の上で、平和で安心して眠る日々を得たいのならぱ、今は戦うしか無いのだと・・・・・・・・・・・・・・



 イツクシマ作戦の奇跡の風が、ブラキュリオス湖とレジェンダリア諸島と大きく吹き荒れ様として居た。




 アースティア暦 1000年・西暦2030年・6月6日・午後12時30分頃・アースティア世界・ユーラシナ大陸・ユーラシナ大陸中央地域・シベリナ中央地方・パイプ・ライン大河中央流域地方・ブラキュリオス湖畔・アルガス公国・モンブラン州・ブラキュリオス湖から東方へ27キロ地点・西方海自派遣支援艦隊・通称・ダバード・ロード王国派遣支援艦隊・略称名・ダバ派遣支援艦隊航行地点にて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


 丁度同じ頃、ダバ派遣支援艦隊の司令官の小沢司郎一等海佐は、艦隊の修理整備を終わらせ、先遣艦隊であるダバ派遣艦隊との合流を果たす為に、ブラキュリオス湖へと艦隊を出発させて居た。


「小沢一佐、何とか出発が出来たな。」


「ええ、このペースなら今夜には、ブラキュリオス湖へと到着出きそうです。」


 航空護衛艦しょうかくの艦橋内で小沢一佐の隣に居るのは、池田空将補であった。


 彼と供に、無事に艦隊を出発出きた事を一緒に成って安堵して居た。


「置鮎には、面倒を掛けてしまったな。」


「全くです。最後の定時連絡での打ち合わせで決まった作戦は、敵地への夜間奇襲作戦と言う無茶までさせてしまうとは・・・・・」


「ですが、此方も合流するのに必要な貴重な時間と整備点検の時間を稼げました。」


「それに面白い御仁とも知り合えたしな。」


 自衛官二人の指揮官は環境に居るドラグリア白龍大帝国の大帝、エリノア・ドラグリアこと、エリンが、宮廷内での何時もの姿であるロリな姿では無く。


ドレス姿で美しくも抜群のボディスタイルと容姿に加え、如何にも仕事が出きると言うクールで大人な雰囲気を漂わせ、鹿の角を生やして居る絶世の銀髪美女の格好で立って居た。


 その横には、ドラグリア白龍大帝国の将軍にしてエリンの親友であるユキカゼ・コーキンが、騎士風の軍服の格好で呆れていた。


「くくっ、生意気な小僧ども、年寄りを扱き使う気か?」


「ええ、国家元首とは言え、食べた分はきっちりと働いて貰いますよ。大帝陛下。」


「かかっ!!成らば池田よ。我と武功を競うか?御主の得意な得物でな。」


「面白いと、言いたい所ですが、それではお互いに、若者の出番を奪う事に成りますな。」


「かかっ!!良う咆えよる小僧じゃっ!!」


「青き鷲の乗り手が、この白龍大帝と張り合うとは、実に愉快じゃのう。」


「お二人供程々に・・・・・・」


「はぁ~、頭と胃が痛いぃぃっ!!」


 ユキカゼは、心労が絶えず胃と頭痛の痛みに苦しみ、小沢一佐は半ば呆れていた。エリンと池田空将補の二人は、半ば意気投合して居た。


 戦い方と得物は違えども戦場では両者は、とても強いと認め合っている様子だった。


 最も年配の自衛隊幹部らは、エリンからすれば、尻の青い小僧と言えた。


 エリンは、そんな自分より若く寿命を終える若者達を愛でるのが好きと言うか趣味・・・・悪趣味と言えて居たのである。



 それも性質の悪い性格をしていた・・・・・・・・・




 アースティア暦 1000年・西暦2030年・6月6日・午後16時00分頃・アースティア世界・ユーラシナ大陸・ユーラシナ大陸中央地域・シベリナ中央地方・パイプ・ライン大河中央流域地方・ブラキュリオス湖畔南部地域・グリクス地方・ローラーナ帝国・ローラーナ帝国領・グリクス地方州・グリクス市・グリクス港・グリクス地方軍団・グリクス地方中央戦線区・ローラーナ帝国軍・グリクス地方軍団官庁舎にて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



 グリクス地方軍団は着々とレジェンダリア諸島へ、北進する為の準備に追われていた。



 この世で最も恐れるべき人物の1人として恐れられるドラグリア白龍大帝国の白龍大帝であるエリンの襲来を恐れて居た彼は、艦隊の殆んどを後方へと下がらせていた。


 そのグリクス地方軍団のグリクス地方軍艦隊を急ぎグリクス要塞に呼び寄せていた。



 その数、1239隻。


 集められた艦船は以下の通り、ドッコス・ギアレス級空挺戦艦2隻。


 アレキ・サンジェルス級魔導空挺戦艦12隻。空挺戦艦20隻。空挺竜母艦20隻。



 空挺重巡洋艦15隻。空挺巡洋艦30隻。空挺駆逐艦60隻。


 空挺帆船戦艦が200。魔導陸上戦艦30隻。魔導陸上揚陸艦50隻。


 帆船戦艦300。帆船輸送艦500である。 


 レジェンダリア諸島侵攻作戦の前線司令官のオバム大佐は緑色に塗装されているドッコス・ギアレス級空挺戦艦オクト・パレスに乗船し、船内の艦長室と併設されて居る司令官室で、出撃準備態勢が整うのを今か今かと待っていた


「オバム大佐。ご報告致します。」


 オバム大佐の前に現れたのは、ドッコス・ギアレス級空挺戦艦オクト・パレス艦長にして前線副司令官ラオウ・ケビン中佐が進行状況の報告に現れる。


「状況は?」


「はい。艦隊集結率は、7割を超えて1072隻がグリクス要塞に集結して来て居ります。」


「残りの167隻も夜の10時30分頃までには、グリクス要塞に到着予定です。」


「各種物資の集積、兵の乗り込みも夜の8時30分前後を目処に終わらせられる予定で居ます。」


「飛竜航空隊も竜母と要塞の部隊を合わせて全3000匹は、竜騎士共に健康状態に問題無し、各陸竜種部隊も同じくと成って居ます。」


「我が国の魔導機兵・イースト・エンペラル450機を魔導陸上揚陸艦に積み込みが完了して居ります。」


「集結した総兵数は40万人と成って居ります。」


「ご苦労、下がって引き続き準備を進めよ。」


「準備が整い次第、進軍を開始せよとガミトフ閣下は、命令を下されている。」


「はっ!急ぎ確実に任務を遂行する様に致します。」



 ラオウ中佐は司令官室を退出して行く。


「圧倒的兵力と軍事力を持って有無を言わさず叩き潰す。」


「散々に舐めた真似をしたニホン軍めっ!!雁首揃えて待って居れよっ!!」


「くくくくっ、ガハハハハハハハっ!!!!」


 オバム大佐は戦いを前にして、自慢の軍団の勇壮振りに大笑いをして居た。


 ガミトフと同じくオバム大佐も今回の予想外の大敗と成ってしまった責任の咎める可能性で手出来た為に、彼にも後が無い。


 少数の兵力を粉微塵にしてくれると、戦いを前にして、司令室で闘志を燃やしていたのだった。


 間も無く両軍の衝突が、ブラキュリオス湖紛争での激闘が、始まろうとして居た・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



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