第80話

 棗市立高校一年生、大和丈瑠。彼には不思議な力があった。

 動物と会話が出来るのだ。

 犬や猫、カラスにスズメと動物ならば例外なく、その声を聞き、自分の気持ちを届けることが出来る。

 力と呼ぶのも烏滸がましいかもしれないが、丈瑠はその力を気に入っていた。どうして動物と会話出来るのかは分からないけど、お陰で彼の世界は広がったのだ。


 唯一の欠点と言えば、動物に掛り切りでふつうの友人が少ないことだが。彼はそれを、欠点とは思わなかった。


 その数少ない友人の一人、桐生朱音の正体を、昨日知ってしまった。


「桐生が、街で暴れてるやつらと同じ、か……」


 市立高校の中庭。そこで一人昼食を摂る丈瑠は、目の前に集まったスズメにパンをやりながら呟いた。

 スズメたちからは心配する声が届いているが、なんでもないと笑顔を浮かべながら、パンを千切って投げてやる。


 動物たち、特にあの公園にいる猫たちは、丈瑠にとって友達だ。ともすれば、もう一つの家族とも言えるかもしれない。

 そんな彼らの居場所を奪ったのは、数ヶ月前から突然現れ、街で暴れる魔術師たち。

 やつらはテロリストとなんら変わらないと聞いていた。目的なんて知らない。それでも街の、丈瑠たちの生活を脅かすやつらであるのには変わらなくて。

 桐生朱音は、その一人だった。


 ついため息が漏れてしまう。

 裏切られた、なんて。そんなことを少しでも思っている自分に腹が立つ。なにを勝手なことを。

 でも、そういう気持ちがあるのは紛れもない事実。


 朱音は、ルーサーは他のテロリストみたいなやつらとは違うと思いたいのに、それでもあの猫たちを住処から追いやった一因でもある。相反する感情が渦巻いて、気分は沈む一方だ。


 不意に、スズメたちがどこかへ飛び去ってしまう。人の気配がして振り返れば、二人の女生徒がそこにいた。


「おっ、いたいた」

「噂の一年くんみっけー」


 明るい茶髪と、ストレートに伸ばした黒髪。上履きの色からして、二人とも三年生だ。その二人が、どういうわけか丈瑠の方に歩み寄ってくる。

 もちろん丈瑠は、美人な先輩方とお知り合いなわけもなく。ほんの少しの威圧感を覚えていると、予想外の名前が飛び出してきた。


「あんた、朱音と知り合いでしょ?」

「え?」

「桐生朱音。どこぞの公園で一緒に猫の世話してるの、うちらは知ってるんだよ」


 どうしていきなり、朱音の名前が。

 まさか、と身構える。この二人も朱音の、ルーサーの仲間なんじゃないのか。


「あたしは花蓮」

「うちは英玲奈。ちょっと聞きたいことがあるんだよねー」


 早々に立ち去ってしまおう。そう思ったのも束の間、二人が両隣に腰を下ろし、ポンと肩に手を置かれる。怖い。


 果たして二人の口から出てきたのは、やはり予想外の問いかけで。


「あんた、朱音とどういう関係なわけ?」

「まさか手を出したりしてないよね?」

「はい?」


 手を出す、とは? 僕が? 桐生に?


「いや、いやいやいや! ありえないです! あんな可愛い子に手を出すとか……!」

「可愛いから心配してんでしょ」

「そもそも桐生はまだ中二ですよ⁉︎」

「中二だから心配してるんだよ」


 ごもっともである。

 どこで知ったのかは分からないが、朱音と猫の世話をしていることは特別隠していることでもなかった。だから、もしかしたら朱音からこの二人に話したのかもしれない。

 以前に朱音も、この学校に知り合いがいると言っていたし。この二人のことだったのだろう。


 不意に、彼女と猫達との楽しい時間が頭を過って、丈瑠は顔を顰めた。


「ま、あんたがしらばっくれてるかもだし、朱音に直接聞こうか」

「だね。じゃあまた放課後」

「え、僕も?」

「当たり前じゃん?」


 今は、出来れば会いたくない。どんな顔をして会えばいいのか分からない。だって昨日の今日だ。少なくとも、丈瑠は気持ちの整理が出来ていなかった。

 それは朱音も同じじゃないだろうか。


「逃げたりしたら承知しないから」

「ちゃんと教室で待っててよ」


 反論を微塵も許さず、花蓮と英玲奈は立ち去る。早速どうやって逃げようかと算段を立てる丈瑠だった。



 ◆



 魔術学院での朱音の仕事は、魔術の講義を行うことだけだ。他の教師のように一般科目を教えられるわけもなく、故に午前中は特にやることがない。

 十時すぎ頃から学院に来てその日の講義の内容を確認すれば、後は午後まで適当に時間を潰すのみだ。

 図書室に行ったり、一、二時間程度で終わる依頼を片付けて来たり。あるいは、棗市に出た魔物や魔術師を片付けたり。


 だが今日は、少し違った。

 葵たちが授業を受けている中、朱音は一人学院長室に呼ばれていたのだ。


「父さんと母さんが……?」

「ああ。間違いない情報だよ」


 学院長の蒼から聞かされたのは、両親が置かれている現状。ネザーと共謀した学院本部に嵌められ、グレイに助けられた。

 灰色の吸血鬼を最も憎む朱音にとっては、信じられない話だった。


「今は怪盗に匿ってもらってる。少し落ち着いたら戻ってくるってさ」

「連絡は取れないんですか⁉︎ あなたならできるはずですが!」

「できないことはないけど、しない方がいい」

「どうして!」

「朱音ちゃん、少し落ち着いて」


 蒼の傍に控えていた有澄に窘められるが、朱音としてはそれどころではない。

 グレイに助けられて、怪盗に匿われている。

 この際だ、二人が誰の助けを借りたのかはどうでもいい。ただ、織と愛美が助けを必要としているかもしれない。ネザーなんて未知の敵と相対して、学院本部に嵌められて。


 だと言うのに、自分はまた二人の力になれないのかと。どうしようもない無力感が朱音を苛む。

 匿われているそこが安全とは限らない。グレイか、あるいは怪盗にも嵌められている可能性だってある。

 今すぐ飛んでいって、助けになりたい。無理矢理にでも連れ帰りたい。


「既に蒼さんが一度連絡を取った。朱音ちゃんなら、わかりますよね?」

「二度目以降は、傍受されるかもしれないってことですか」

「理解してくれて幸いだよ」


 人類最強。その肩書を持っていても、警戒しなくてはならない。

 異能研究機関とは、そう言う組織だ。なにせ扱うのは異能。魔術と違い、統一された理論や理屈があるわけではない。

 いくら蒼が誰も寄せ付けない強さを誇り、相応の魔術の腕を持っていたとしても。異能とは、その隙を突くことが出来るのだ。


「君が二人の助けになりたいのは分かる。それでも、君には君のやることがあるはずだ。違うかい?」

「それくらい、分かってますが……」


 頭では理解していても、感情は別だ。

 もしも二人になにかあれば。そんな不安が拭えない。


 目の前で、大切な人を亡くした。かつての自分にとっての親友を。

 朱音は守れなかった。何度も繰り返し、転生して来た時間軸と同じく、大切な人を守れなかったのだ。

 二度と同じ過ちを繰り返したくない。自分には、みんなを守れるだけの力があるのに。いつもその手は届かない。


「それと、テレビは観ましたか?」

「テレビ?」


 唐突な話題転換に困惑するが、なにも話は変わったわけじゃない。朱音は夜にテレビを観ないから、知らないだけ。ネザーに更なる動きがあったのだ。


「ネザーが日本政府に働きかけて、対魔術師の特殊部隊が設立されたらしいです」

「棗市はただでさえ、魔術師がよく現れる。それは勿論政府だって分かってるだろう。だから最初に投入されるとしたら、君の街だ」


 その特殊部隊とやらが、具体的にどのような手段で魔術師を排除するつもりなのかは分からない。ただ、ネザーが関わっているのだ。ろくな手段じゃないのはたしかだろう。


「どうにかして協力出来たらいいんだけど、そうもいかないだろうね」

「……そう、ですね」


 昨日のことを思い出してしまい、朱音の表情に影が差す。

 丈瑠と猫を守るためとは言え、正体を晒した。その時の、彼の顔を。

 そしてそれ以前から街の住人に向けられていた、畏怖の眼差しを。


 街は、世界は、裏表の違いなど関係なく、魔術師を敵と見ている。


「そういう状況を踏まえて、今後のことを話しておく」

「葵さんたちには?」

「また後で話すよ。両親のこともあるから、君には先に話しておきたかっただけさ」


 言外に、釘を刺されたということだろう。

 先走るなよ、と。


「さて、まずは日本支部についてだけど。明日にも本部から調査が入るだろう。向こうの魔術師を寄越してくるはずだ」

「知らぬ存ぜぬで通すつもりですか」

「まさか。あの二人は僕の可愛い教え子だぜ?」

「わたし達としては、事実を言うしかありません。あの二人は冤罪であり、異能研究機関の企てだと」

「正直に聞いてくれるとは思いませんが」

「だろうね。グレイに助けられた、ってのが一番厄介だ」


 本部だって当然、その情報は得ているはずだ。そしてその事実がある限り、いくら冤罪だと言ったところで聞く耳を持たないだろう。


 魔女を殺し、現代社会に魔術の存在を広めることとなってしまった元凶。

 学院全体の敵であることに違いない。

 そんなグレイに助けられたのだ。ただそれだけで罪に値すると言われてもおかしくない。


「だけど、向こうも強硬策は取れない」

「その根拠は?」

「僕がいる」


 シンプルで、故に絶対的な理由。

 人類最強がなぜそうあるのか。文字通り、今いる人類の中で最も強いからだ。学院の魔術師が何人束になろうと、首席議会なんて呼ばれる偉いやつらが来ようと、小鳥遊蒼は歯牙にもかけない。

 むしろお偉方の連中は、いかにして蒼を敵に回さないかに労力を割かれている。


 だからいくら織と愛美が冤罪をかけられたとしても、日本支部に対して誰がどうこう出来るわけでもないのだ。


 小鳥遊蒼を学院長という役職に縛り付けたのはいいが、皮肉にもその縛り自体が牙を剥くことになろうとは。

 あるいは、それすらもネザーの計算のうちかもしれないが。


「さらに言えば、君の存在も大きいんだよ」

「私の?」

「ああ。朱音のことは本部にも報告してる。未来から時間を遡ってきた転生者。これだけ聞いても、大概の魔術師は震え上がるものさ。だから、日本支部自体は心配しなくても大丈夫。楽観はできないけどね」

「心配なのは、別のことです」


 そう言った有澄が、気遣わしげな視線を投げてくる。その目だけで、何を言われるのか理解した。


「……私なら、大丈夫ですが。父さんと母さんのことは、たしかに驚きましたし動揺もしましたが。それでも、やるべきことは疎かにしませんので」


 それでも朱音は、気丈に振る舞う。例えこの二人であっても、弱さを見せるわけにはいかない。

 朱音にとっての弱さとは、この身に纏う仮面だ。二度と同じ過ちを繰り返さないための戒めだ。誰かに甘え、助けを求めるための道具ではない。


 それが、両親にすら弱さを見せず、敗北者として仮面を被った朱音の選んだ道。


 誰に嫌われようと、心が悲鳴を上げようと、止まるわけにはいかないから。


「朱音ちゃん……」

「本当に大丈夫ですよ、有澄さん。私が強いの、知ってますよね?」


 屈託のない笑顔を浮かべる。嘘をついて誤魔化すことに慣れてしまい、あまりにも自然に笑顔が漏れた。


 そんな自分に嫌悪感を抱く。

 朱音にとって、有澄や蒼だって大切な存在であることに変わりない。両親やサーニャだけじゃなくて、今日この日まで生きてきた中で自分に優しくしてくれた全ての人が、朱音にとっては恩人だ。


 だって本当なら、朱音はとっくに死んでいるはずなのだから。


 元の時間、崩壊した世界の中で。桐生朱音の人生は終わりを迎えているはずだった。それがこうして、過去に遡行するという形で生を繋いでいる。


 朱音の生まれた時間から見れば、ここは紛れもなく過去なのだけど。

 それでも、今の朱音にはがある。大好きな両親やサーニャに、葵や蓮、目の前の二人も。みんな、桐生朱音の迎える未来には欠かせない人たち。


 だからこそ、弱さを見せられずに強がってしまう。


「蒼さん、話の続きをお願いします。私には、棗市に現れるであろう特殊部隊の調査を頼みたいんですよね?」

「その通りだけど、一つだけ聞かせてもらってもいいかな」

「なんですか?」


 隻眼が細められる。ただそれだけで、身が竦むほどの威圧感が発せられた。

 朱音も含めた学院の子供達を守る学院長としてではなく、人類最強として。小鳥遊蒼は、敗北者の少女に問いかける。


「君はいつまで、仮面を被るつもりだ?」

「いつまでも」


 即答。

 蒼の目をしっかりと見据え、重い感情を乗せた答え。


 、仮面を外すわけにはいかない。いや、逆だ。この仮面を被れなくなる時は、即ち朱音の未来が閉ざされた時。


「話は以上ですか? でしたら、私はこれで失礼しますが」

「ああ。ともあれ、色々頼んだよ」


 踵を返し、学院長室を出る。

 ため息を漏らそうとして、寸前でとどまった。蒼と有澄の気遣いや心配は、ありがたいものに違いないから。

 あの二人は。いや、あの二人だけでなく、他の色んな人たちは、朱音のことを本当に心配してくれている。


 それは朱音の境遇ゆえか。崩壊した未来で、数え切れないほどの転生を繰り返し、最後は藁にもすがる思いで二十年の時間遡行を試みた。聞く人が聞けば、哀れとも思えてしまう人生を送って来たからか。


 違う。朱音自身がそう断言できる。

 彼ら彼女らは、朱音に対して下手な同情などしていない。

 みんなから向けられる親愛の情を、履き違えたりはしない。


 だから、ため息なんて吐くべきじゃない。

 前を向け、強くあれ、みんなの心配を吹き飛ばすくらいに。

 目を閉じ、深呼吸を一つ。次に瞼が開かれた時、そこには強い光の宿った瞳があって。


「朱音」


 優しい声に、名前を呼ばれた。耳に馴染んだ、愛情の込められた大好きな声。

 顔をほころばせて振り返り、


「母さ──」

「……」


 立っていたのは、銀髪の吸血鬼だった。

 朱音の笑顔が固まり、口の端が僅かにヒクつく。徐々に赤くなる頬。やがて耳まで朱に染まったのを見て、サーニャは呆れたようにため息を一つ溢した。


「我は貴様の母親ではない」

「わ、わかってますがっ! ちょっと間違えただけじゃないですか!」


 やだなにこれ普通に恥ずかしい。まさかサーニャと自分の母親を間違えてしまうとは。

 例えるなら、学校の先生を間違えてお母さんと呼んでしまった時のあの感じ。と言っても、学校なんてまともに通ったこともない朱音には、その例えも理解できないたろうが。


 熱くなった顔を手でパタパタ仰ぐ。あー恥ずかしい。たしかにサーニャは育ての親のようなものだけと、それは未来での話だ。今ここにいるサーニャは、朱音にとってただそれだけの相手ではない。


「それで、どうしてこんなところに? まさか盗み聞きですか?」

「たまたまだ。貴様がここに入ったのを見たのでな。あの二人がどういう状況なのかも、我はすでに聞いていた」

「だから心配してくれたんですか? 嬉しいことをしてくれますねぇ」


 えへへ、と見ようによってはだらしない笑みを浮かべながら、うりうりサーニャの腕を突く。鬱陶しそうにしながらもされるがままなサーニャを見て、朱音は不思議に思い小首を傾げた。


 いつもなら、そろそろひっぺがされてその辺に放り投げられるのに。

 いや、そうされないに越したことはないのだけれど。ていうか普段の扱われ方が雑すぎだと思うのですが。


 吸血鬼が、再びため息を一つ。

 突っついていた右腕が上げられ、ついに投げ飛ばされちゃうかと身構えた朱音だったが。期待(?)通りにはならず、その手が頭の上にポンと置かれた。


「心配などしておらん。貴様が強いのは、我もよく知っているからな」

「むぅ、それはそれで悲しいのですが」

「正確には、心配するのを諦めた、とも言えるな。こちらの心臓が持たんわ」


 心当たりがありすぎて、思わず言葉に詰まってしまう。

 この時代に来る前も。サーニャには、とても心配を掛けてしまった。なにせぶっつけ本番、二十年もの時間遡行なんて試したこともなく、最悪の場合魂ごと消滅して二度と転生できなくなる、なんて可能性もあったほどなのだから。


 元いた時代での最後の記憶と、目の前にある現在いまが、不意に重なった。

 でも、朱音の大好きな吸血鬼は、決して未来では口にしなかった言葉を吐き出す。


「我はもう、貴様のやることに口出しせん。やりたいようにやれ。貴様は紛れもなく強い。自分のやりたいと思ったことを、成し遂げるだけの力を持っているのだからな」


 怜悧な表情で言われると、突き放されたのだと勘違いしそうになる。

 けれど違う。頭を撫でる手の優しさが、声に込められた思いやりが、ちゃんと伝わってくるから。


 自分が大切にされてるんだって分かって、胸がキューっとして、とても嬉しくて。


「じゃあ、私が本当に危ない時、サーニャさんを頼ってもいいですか?」


 こうして改めて口にしたことは、今まで一度もなかったかもしれない。

 わざわざたしかめるまでもなく、分かりきった事実だから。サーニャを始め、両親や葵たちが朱音を助け、守ってくれるのは。


 それでは嫌だと、ただ守られるだけなのはもう勘弁だと。だから朱音は強くなった。何度転生しても、その全てで庇護の対象だった少女は、今度こそ私がみんなを守るのだと決意を抱いて、この時代にやって来たのだ。


 それでも、この人にだけは。親のようでもあり、姉のようでもあり、親友のようでもある銀髪の吸血鬼にだけは。

 自分から、素直に助けを求められる。強がることなく、頼り、甘えることが出来てしまう。


「貴様がそうしたいのであれば、好きにするといい」


 穏やかに頬を緩ませたサーニャ。

 とても、とっても嬉しくて、思わずその体に抱きついた。


「えへへ、サーニャさん、大好きです」

「そうか」

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