客船 - c 0.1

大型輸送船の上に、新素材を積層させる技術を使って客室をつくり、客船に仕上げるプロジェクト。力学シミュレーションと遺伝的アルゴリズムによって、新素材を最適に組み合わせていく。


主人公は最終調整班に属するが、集団行動が嫌いなので、同僚と雑談もせずに黙々と担当階の検査と調整を進めていく。


効率よく進めていき、自分の担当箇所は完了する。船から船への移動は全員で移動するため、早く終わって休憩をしていた。


同僚の進捗が悪いので様子を見てみると、タンカーに海賊が乗り込み、同僚たちを人質に取っている。社内用の無線チャンネルを聞くと、上層部は人質を見殺しにして、保険を受け取るほうが得だと相談している。


主人公は海賊の配置、同僚たちの部屋、タンカーと客船の重量分布をシミュレーションモデルに投入し、再計算させる。そして、数ブロックを破壊するだけで、海賊たちがいるフロアのみを崩壊させる。


最後は同僚たちと協力して、怪我をしながらも、監視役の海賊二人を倒す。会社は主人公たちに損害賠償を求めようとする。主人公たちは、無線の録音をちらつかせ、労災認定させる。


# 参考文献


ジョン・マクティアナン 映画「ダイ・ハード」

広江礼威 漫画「BLACK LAGOON」

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