◇2020.11.2◇(雨)朝の手紙
11月2日(月)☔
おはようございます。
昨日は、わたしの弱音に皆さんから温かなコメントをいただいて、胸がいっぱいになりました。
詩にしても、この手紙にしてもですが、こうして気持ちを綴れる場があるということは幸せですね。
そして、親身に心を添わせて言葉をかけて下さる方々がいるということの有り難さ。
*
父はお陰様で排泄に関しては、ポータブルトイレをベット横に置いておくことで(見守りは必要ですが)まだ自力でできています。
それでも、介護食作りから掃除洗濯まで、日々の細やかなことから介護保険関係などまでしてくれている次男には感謝しかありません。
次男本人は今まで周りに心配をかけてきたので、それを今せめて返したいのだと言っています。
その気持ちもわかるのです。
本当に色々な挫折や苦悩もあったし、自らの大病もあった子ですから。
気持ちの優しい子だけに、そんなことはないよと周りが言っても、自らが不甲斐ないと忸怩たる思いがあったようです。
だから、今、この時は次男にとって必要な過程なのかもしれません。自分というものの存在意義を次男も見つけようとしている気がします。
*
いただいたコメントを読んでの気づきも沢山ありました。
父の男親としての矜恃。
元々、武士のような誇り高き人ですから、尚更、弱った自分をわたし(娘)には見せたくないというのはあるのだろうな、と。
わかっていたつもりでも近すぎて、見えなくなっていた部分にハッとしました。
そして、伝えたいことを伝えられるうちに……本当にそうですね。
そっと優しく背中を押していただいた思いです。
*
今日はこちらは雨です。
昼前にケアマネさんが来られる予定なので、父と次男と一緒にお話を聞きます。
わたしの方も自分の通院関係があるので、明日には自宅に戻り、また週末に来られたらと思っています。
どうすればいいのか、何が正解なのかは相変わらずわからないし、迷って落ち込んでの繰り返しですが、今のわたしにできることを……。
俯いても、また懲りずに顔を上げます。
今日の雨は静かな優しい雨です。
ありがとう。
何度でも。
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