◇2019.12.13◇(晴)◇
これは明日のわたしへの手紙。
眼科に行ってきたよ。
師走の病院はやっぱり人が多くて、そして暖房もしっかり効いてるから、早速、コートを脱いでから、冷たいお茶をひと口。
ふぅ。
眼科では定期的に視力、眼圧、眼底検査をしている。
わたしは持病の関係もあって今はまだ治療の必要はないけど、常に経過観察の必要有りだから。
瞳孔を開く目薬をさしてから検査するんだけど、この目薬すると眩しさが4~5時間は続くから、車の運転はできないし、その事は事前に説明もある。
わたしは車じゃないけど、帰り道、とにかくお日様が眩しくて眩しくて(汗)
もう何度となくしている検査なので慣れてはいるんだけど、帰りつくまでは、やっぱりすごく緊張するよ。
元々、近視の乱視だったりはするけど、とにかくこれ以上、症状が進まないようにしたい。
色々と酷使してきたツケが数年前から全身に出てきちゃってて、折り合いをつけながら生きてはいるけど、ヘタレそうになることもしばしばだよ。
元気な時には病気を苦にしてって聞いても、今一つ実感が湧かなかった。
今すぐどうなるってわけでもないなら、そんなに思い詰めなくても、なんて思ったりもしてたのよ。なーんにもわかってなかった。
それは他人事で、自分に降りかかってくるなんて考えもしなかったんだよね。
しみじみと思うのは、どんな事でも我が身になってみないと本当の意味でわかることはないよなぁってこと。
当たり前のことだけどね。
今だって、色んなことでわかった気になっているけど、本当はわかっていないことって沢山あると思う。わたしの世界は狭いし、わたしの知らないことはあまりにも多いから。
少なくとも病気にせよ、悲しい苦しい出来事にせよ、そんなのはしなくて済めば、その方が絶対いいと思う。
利己主義かもしれないけど、わたしは『良い人』ではないから、自分の幸せを差し出して引き換えにしてもいいと思えるのは、自分の大切に思う人達に対してだけ。
わぁ、こう言ってしまうと自分の卑小さがあからさまでトホホな人間なのが丸わかりだけど。
でも、トホホ人間なりに思うんだけど、知ってしまった痛みなら、悲しみ、苦しさなら、そこで見えるようになったことを、せめて大切にしたいと思うのよ。
あまりにも俗物でちっぽけな物知らずなのが、わたしで。
狡さも弱さもだらしなさも沢山持っていて。
本当に、大人になり損なったような、こんなヤツなわけだけど。
明日のわたし。
今日知ったこと。
今、気づいたこと。
それを大切にしていこうね。
巻き戻せない時間や
取り返せない過去もあるけど
それでも、この道だからわかったことも得たことも出逢えた人達もいる。
そうでしょう?
どの道を選んでいても生きている限り、何らかの後悔も失敗もきっと、あるよね。
負け惜しみかもしれないけどさ、大金持ちで豪邸に住み、皆に愛されて、仕事も充実して大成功で(貧困なイメージでごめんよ)
そんな人だって本人が幸せと思えずに心に孤独の風が吹き荒れていたら、それを贅沢だ、幸せだろうにとは、言えないんじゃないかな。
だって心が満たされていなかったら、どんな素晴らしいものに囲まれていても、虚しさばかりしかないだろうから。
うーん、やっぱり負け惜しみ?(笑)
でも、そんなことを最近、よく考えたりするの。
あ、お金は大事だし、必要だけどね。
食べて生活ができていかなきゃ、いろんな精神論なんて机上の空論でしかないわけだし。
おお!何だか、今日のわたしは饒舌で、ちょっと過激?かも??(汗)
でも、これはわたしのわたしへの手紙だから許してね。
人の考えは日々変わったりするから、明日のわたしはまた違ったことを思っているかもしれない。
わたしがちっぽけなアタマで考えることなんてお猪口の器で眠るアリンコの夢みたいなものだから。
うん、たださ、いい顔して笑っていたい。
それができるギリギリまでは、そうしたいって思うんだよ。
それだけはいつも思っているんだよ。
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