第13話
銭湯についた。
夜なので、かなりの人だ。
この辺りは、風呂なしのアパートが多く、
重宝されている。
「ゆうくん、一緒に入ろうね」
「混浴ではない」
「身内でも、男女で一緒に入ってはいけないの」
「やだ、入りたい」
だだをこねるナンシー。
「冗談は、いいかげんにしろ」
「わかった?」
「当たり前だ・・・」
ナンシーは、自分の体を眺める・・・
「私のナイスバディ・・・みせたかったな」
「3サイズは?」
「上から78 58 80」
「遠慮しておく」
こうしてドアを開ける。
「あっ、杉山さん、この時間は珍しいね」
番台の親父に声をかけらる。
「ゆうくん、やっほー」
女子風呂の入り口から、ナンシーが声をかける。
「杉山さん、ついに彼女が出来たか?」
予想通りに、冷やかされた。
顔なじみになるのも、考えものだな・・・
「親戚(みたいなもの)です」
「そうかい」
銭湯のマナーは、ナンシーに教えておいたが・・・
できるかな・・・
「♪あなたはもう、忘れたかしら~」
唄ってる・・・
「ナンシー、迷惑だぞ」
「だれもいないよ。貸し切り状態」
こっちは、かなりいる。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます