第10話
「杉山さん、お客さんですよ」
「わざわざ、来なくても、社内電話で・・・」
「いえ、知り合いなので、直接現場に行きたいとおっしゃいますので・・・」
マナー無視ですか・・・
「やっほー、ゆうくん」
思わずこけた・・・
「ナンシー?なぜ?」
「暇なので会いに来た」
会いに来たって・・・
「君は、夢の中にしか、現れないんじゃ」
「今のところはと、小さく言ったでしょ」
冗談では、なかったのか・・・
「で、何の用?」
「君が言ってた事、本当かどうか確認しにきた」
「確認?」
「仕事のこと
あっ、そう・・・
もう、満足だな・・・
受付の方は、仕事に戻ったみたいだ。
「後、もうひとつ」
「もうひとつ?」
「君を、ダイエットさせます」
「無理」
「だめ。君をひいて、空を飛ぶ身にもなって」
「頼んでない」
「私は、普通の女の子だよ」
「女の子ではあるが、普通ではない」
らちがあかない。
「じゃあ、仕事の邪魔したら悪いから、家で待ってるね。
早く帰ってきてね、あ・な・た」
ナンシーは、出てった。
せわしない人だ・・・
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