第21話 その四
「ウンケイ頼む」
「心得た!」
袈裟をなびかせ颯爽とユウタを追いかけるウンケイを見送り、残ったのはフレイヴァルツとフィン。共ににらみ合い動かない。
「さて美しいお嬢さん。少しお聞きしてもよろしいかな?」
「私でわかることでしたら――」
二人とも笑みを浮かべているが、一人が拳を、もう一人が短剣をそれぞれ構えている。
どちらも、少しでも動けばそれに対応しようと、最も反応しやすい体勢を崩さない。
「
「……見ての通り、この街の冒険者です」
「そうですか……」
フレイヴァルツが「なら……」と呟き、フィンの腹部を狙って蹴りを加える。スピードもパワーも半端ではない。しかし、フィンは体を反転して蹴りを避ける。空振りした蹴りの勢いは、その風圧だけで壁がガタガタと揺れている。生身の人間とは思えない威力。いったいどれだけ「強化」されているのか?
フィンは反転した流れのまま、フレイヴァルツの死角まで入り込み、短剣を振り抜く。
まるで背中に目があるかのように、フレイヴァルツは短剣の軌道を見抜き体を横回転しながら回避すると、着地と同時に拳を突き上げる。
フィンは
「――レイピアを置いてきたのは間違いでした。貴女といい、さっきの若者といい――『この街の冒険者』に興味が沸いてきました」
良く喋る男だ。フィンはそう内心思った。戦いの最中にこうも話されるとやり辛い……見た目も奇抜だし、正直、苦手なタイプだ。
「ここで提案なのだが……」
今度は何なの? とフィンは少々うんざりしてきた。自分の仕事は、ユウタが屋敷の外に出るまで、フレイヴァルツを足止めするだけなので、相手が勝手に時間を伸ばしてくれるのは、フィンにとって都合はいいのだが……
「貴女は私たちのメンバーに加わるつもりはないかい?」
「……はい?」
なぜ、そういう話になるの? フィンには理解できない。頭のネジが外れてないか心配になる。
「貴女ほどの能力がありながら、アイアン級というのはおかしい。きっと、メンバーに恵まれていないのだろう。私たちのチームなら、貴女の能力を遺憾なく発揮できる筈だ。どうだい? 悪くない話だろ?」
この人は、自分が今のパーティーで不遇を味わっているとでも思っているのかと、フィンは内心ムッとする。
しかし、表向きには軽やかな営業スマイルで返した。
「お生憎様。私は今の仲間が好きでパーティーを組んでいます。私達のチームは最高です」
それを聞いたフレイヴァルツは残念そうに含み笑いをして、視線を落とす。
「そうですか……貴女のようなヒットマンを探していたのですが……残念です」
ならばそう言えばいいのにと、フィンは呆れる。もちろん、そう言われても結果は同じだが……
「ところで、貴女はここで時間稼ぎをすればいいと考えているようですが、私にも他に気の合う仲間がいましてね。今頃、君の仲間は挟み撃ちに合っている筈ですよ」
「えっ?」
その可能性は考えておくべきだった……フィンは慌てて、ユウタを追おうとするが、フレイヴァルツが行く手を塞ぐ。
「どうやら、立場が逆転したようですね」
「……そのようですね」
結局、ユウタと合流できたとしても、この男を倒さないと相手側の有利は覆らない。ここは、このままこの男の足止めに徹するしかないと、フィンは考え直した。
そうなると、両方が動く気配のないまま、にらみ合いが続くことになる。
******
ユウタは二、三人のミスリル級冒険者と遭遇したが、ほんのひと突きで撃退すると、勢いを落とさないまま、出口へ向かう。
ユウタは、自分がこんなに強かったのか? と、この数分の戦いでレベルが上がったことに驚いていた。さすがにアダマンタイト級の動きを見てしまうとミスリル級のそれはハエが止まりそうな遅さに感じてしまう。
こういった感覚はユグドラシルでは感じなかった。
(これが現実の戦いというものか……)
やっと、店の中に入る。あとは目の前の出口から抜けるだけだ。
店の中にいた男がユウタを見て驚く、そのまま襲い掛かってくるので、火の粉を払い除けるように、右手を降った。男がそのまま吹っ飛ぶ。
刹那。
その男の影から、別の男がぬーっと現れる。
二人目の気配など全く感じなかったが、男がユウタの前まですらりと動く。いや、ぬらりと表現した方が正しいか? 早いのだが、なぜかスローモーションのように見える。実に「ぬらり」なのだ。
ユウタより十センチは低い背丈から、ナイフがユウタの胸に目掛けて繰り出される。
その動きがあまりにも自然なのでユウタは回避が一瞬遅くなる。
慌てて避けるのだが、今度は自分の動きが遅く感じる。余裕で避けられると思ったナイフが、ユウタの脇腹に刺さる。
「ユウタ‼」
背中のシルが叫ぶが、ユウタ自身は何が起きたのか、まだ理解できていない。
「おや、心の臓を貫けたと思ったが、避けられたか……」
背の低い男が少し驚いたように呟く。
「セーデ、居たでござるか?」
「ござるじゃないぜ! 一体コソ泥相手に何手こずっている⁉」
セーデと呼ばれた男が少し怒ったように、後から来たウンケイを叱る。
「まあ、いい。しかし、リーダーが取り逃がしたとあっては、銀糸鳥の名が
ナイフを握り直すセーデの威圧にユウタは息を飲む。全く気配を殺して近付き、姿を見せると圧倒的な殺気で、相手の動きを止める。
もはや、魔法と言ってもいい。これが、「本物」の殺し屋なのだ。
アサシンのフィンは、相手を油断させ、その隙をついて、一瞬のスピードで相手を仕留めるが、この男は全くタイプが違う。相手に気付かれないまま近付き、相手の動きを封じて確実に仕留める。
まるで運に見放されたような、最悪な気分になる。
確かレグルが彼の二つ名をこう言っていた。
「……暗雲」
ユウタがそう呟くと、セーデはあからさまに嫌な顔をする。
「おいおい、その名は都市国家連合にも届いているのかよ! ちっ。リーダーに文句言ってやる」
そう小言を言いながら、セーデはユウタとの間合いを詰めて来る。
ユウタは脇腹を押さえる。痛みはもうない。出血も止まった。どうやら、シルの「治癒」が効いているようだ。
しかし、体全体の「気だるさ」は疲れからか、それともセーデの能力なのか? ウンケイという僧侶がまた術を使っているのかもしれない。
いずれにせよ、長く戦うのは不利だ。何か手はないか?
「おっと考え事してると危ないぜ」
セーデがそう言ったすぐあとに、ユウタは脛辺りに痛みを感じる。
見ると、セーデの靴に仕掛けられた刃物が刺さっていた。
慌てて下がるが、セーデはすかさずナイフをユウタの顔目掛けて振り回す。
「ユウタ‼」
シルが叫ぶと、ユウタとセーデの間につむじ風のような強い風圧が発生し、セーデは慌てて手を引っ込める。
「おいおい、背負っているだけかと思ったが、合体かよ」
セーデが驚きながら体勢を整える。
「人を戦隊ロボみたいに言うな!」
ユウタは苦笑いをしながら、距離を置き再び青い光を放つ魔剣を抜く。
それを見たセーデは「ヒュー」と口笛を吹く。
「それは魔剣かい? ちとヤバそうだぜ」
セーデの構えが変わった。より低い体勢で爪先立ちになる。ボクサーのようなフットワークで、間合いを詰める。
魔剣の間合いは広いが、セーデはその範囲ギリギリを左右に動く。
「畜生!」
痛みを堪えて魔剣を振り抜くがまたもやセーデは避ける。やっぱり「ぬらり」とだ。
どう見てもユウタの方が速い。なのに当たらないのは、セーデがユウタより先に動いているからだ。
「なぜ当たらない? そんな顔だな」
セーデはニヤリと笑う。
……何かトリックがある。魔法なのか? そうユウタは考えた。しかし、そんな魔法も、スキルも聞いたことがない……いや、あった!
「まさか時間操作?」
ユグドラシルで時間操作の魔法があると聞いたことがある。しかしそれはレベル90以上の魔法詠唱者の話だ。この世界に、しかも魔法使いでもない男が時間操作ができるのか?
「はぁ? お前、何言っているんだ?」
セーデが小さな目をぱちくりする。
「違うのか?」
「当たり前だ。そんなことができるならもっと簡単に決着している。いいか? 確かにお前さんは速い、技術もある。しかし、それだけでは勝てねえ。なぜ、俺がお前の動きがわかるのか? それはここだよ」
セーデは自分の肩を指差す。
「人間たぁ、胴体に腕がくっ付いてるんだ。どんなに速く剣を振っても、最初に動くのは肩なんだよ」
つまり、肩の動きで、相手がどこを狙っているかわかる。そういうことらしい……
レベル差があれば、スピードやパワーで押し切れるが、アダマンタイト級を相手にするとなると、今度は相手の動きを「見切る」ことが必要になる。
レベル上げこそすべてのゲーマーには、目から鱗の出来事だ。
しかし、感心している余裕はない。ユウタはこの百戦錬磨の男に勝たなければならない。
だからといって、自分の動きを読める相手に、どうやって戦う?
「そっちが来ないなら、こっちから行くぜ」
今までぬらりくらり動いていたセーデが、一瞬霞んだかと思うと、ユウタの目の前に現れて、ナイフを振る。
ユウタは慌てて後退し、ナイフの間合いから逃れた。
「武技か?」
ユウタはこの技を見ている。以前、フィンが使った武技だ。そうでなければ、避けることは不可能だった。正直、同じ技でもフィンの方が切れがあった。
「ほう……この技を知っていたか。しかし、次は避けられるかな?」
また、同じ技か? それとも別の技か? いずれにせよ、もうユウタの体力も気力も残っていない。ここは相手の動きを待つ余裕はなかった。
ユウタはセーデに向かって魔剣を持った手を伸ばした。しかし今度もセーデはひらりと避けて、ガラ空きになったユウタの胸元に目掛け右手のナイフを突き出す。
「だから、武器の間合いの差だけでは勝てねえんだよ! これで終わりだ!」
ユウタの胸にナイフが突き刺さる……いや、その瞬間にユウタは左腕を胸の前に出し、そこにナイフが突き刺さる。
「いけーっ!」
まだ左腕にナイフが刺さったまま、右手は魔剣を渾身の力で振り上げる。
伸びきっていたセーデの右腕が青い魔剣の光と共に宙に舞った!
「この野郎! わざと刺させて、俺の動きを封じやがった⁉」
ナイフと共にセーデの右腕が床に落ちる。これで相手の武器はない。しかし、時間を掛ければ、まだ何か仕掛けてくるかもしれない。
このタイミングしかないと、ユウタは一目散に出口に向かった。
あと、出口まで一メートル。もう外が見えたという時に……
二つの人影がユウタの行く手を塞いだ。
一人は赤毛の亜人。もう一人は…一言ではとても言い表せない……体全体に模様だらけの異様な姿だ。
「あいやー。着いたと思ったら、いったいどうなってるね」
真っ赤な猿のような亜人がユウタを見つめ、変なしゃべり方で話し掛ける。
「ファン! そいつを捕まえなさい!」
ウンケイが叫ぶと、ファンと呼ばれた赤毛の亜人が不思議そうに首を傾ける。
「何で捕まえるあるね?」
「いいから、捕まえろ! この脳筋!」
セーデがそう叫ぶと、赤毛の亜人は腰にぶら下げていたバトルアックスを両手に持ち振り上げる。
「わからないが、わかったね」
亜人の長い腕から振り下ろされたアックスがユウタに向かってくる。しかし、もうユウタには避ける気力は残ってない。
(もう、今度こそダメだ……)
「そこまでだ‼」
外から声が聞こえた。
その声に、ユウタに向かっていたバトルアックスがあと数センチというところでピタッっと止まる。
「今度は何あるね」
警備兵が店の中に雪崩れ込み、あっという間にいっぱいになった。
「市がドライアードを保護した! 全員静粛に!」
「レグル!」
市長の姿を見つけ、ユウタが叫ぶ。
「やあ、ユウタ君。よく頑張ってくれた。無事だった――とは言えないか……」
レグルが悠々と現れ、ユウタの姿を見て苦笑いをする。その後ろから見馴れた娘が現れた。
「ユウタぁ!」
ラミィがユウタを見付け、抱き付いて来た。
「ラミィ! 無事だったか⁉」
「うん! 気がついたら、なぜか外にいて、近くにレグルがいて……って、きゃあ! ユウタが血だらけ!」
満身創痍のユウタの姿にラミィが悲鳴をあげる。
「大丈夫だよ。僕は……」
泣きじゃくるラミィの頭を軽く撫でる。
「し、市長! これはつまり……」
店の奥からアゴラが汗を拭きながら現れる。さすがに着替えてきたようで、いつものような白い衣装だ。
「アゴラよ、ドライアード保護に協力してくれてありがとう!」
「……へっ?」
レグルの予期せぬ感謝の言葉に、アゴラはマメデッポウを食らったように呆けている。
「お前がドライアードを保護し、市に引き渡した。違いはあるまいな?」
「えっ? ええ……もちろん! その通りです。市長……」
アゴラは流れ続ける汗を何度も拭きながら、レグルの言うことを肯定する。
「そうか、それならよかった。それでは、このあと詳しい話を聞かせてもらう。良いな?」
「ええ……それは、もちろん……」
アゴラの声は尻つぼみで最後はよく聞こえない。
「レグル……その……助かりました」
ユウタが気まずそうに謝る。
「いや本当に危なかったよ。ドライアードの姿を確認できるまで突入はできなかったんでね。遅くなってすまなかった」
レグルがユウタの背中を叩き労う。本人は軽く叩いたつもりだが、かなり痛い……
「どうやら、今回は私達の完敗のようだね」
ユウタが振り向くとフレイヴァルツがフィンと一緒に現れた。
「フィンも無事だったか⁉」
「ええ、この通りです」
フィンは両手を広げ無傷をアピールする。
「この国に君たちのような冒険者がいるとは思わなかった。私達の考えを改めないといけない」
フレイヴァルツにとっては賛辞のつもりのようだが、この国はそんなに田舎だと思われてたのかと、ユウタはムッとする。
「まったくだぜ。もっとつまらない仕事だと思ったが、意外と面白かったぜ」
セーデが切り下ろされた自分の右腕を抱えながら、なぜか楽しそうに近づいてくる。
「あ、すみません。右腕……」
本当なら恨みを買っても可笑しくないのに、馴れ馴れしく近寄ってくるセーデに、なんて言葉を掛ければ良いのか、ユウタは困惑する。
「なんだ? 気にしているのか? 俺たちは冒険者なんだ。こんなの茶飯事だぜ。それに、これくらい治癒魔法で直ぐにくっつくし……そうだろ? 市長さんよ」
「ああ、もちろんだ。直ぐに治癒魔法士が来る」
ついさっきまで、戦っていた者同士とは思えない会話に、ユウタは苦笑いする。
「本当なら、この仕事が終わりしだい、帝国に戻るつもりでしたが、気が変わりました。我が銀糸鳥はここをホームに変えることにするよ」
「えっ⁉」
フレイヴァルツの突然の申し出に、ユウタはびっくりする。
「異論のある方はいますか?」
「俺はリーダーの考えに乗るぜ。ここのほうが面白そうだ」
「拙僧も異論ござらん」
「わかったあるよ」
「リーダーが決めたことであれば私はそれに従います」
最後の声は、トーテムシャーマンの声だ。見掛けと違い非常に丁寧な言葉遣いである。
「名高い銀糸鳥の方々が、移籍して頂けるなら、冒険者ギルドは大歓迎ですわ!」
「……失礼ですが、御婦人はどなたですか?」
フレイヴァルツが「御婦人」と称したのは、体長二メートルある、筋肉隆々の牛頭人である。
「申し遅れました。私はこの街の冒険者ギルドマスターを任されてますアイシャといいます」
「おお、このような美しい方がギルドマスターとは! 益々気に入りました!」
フレイヴァルツは両手を広げ、気持ちを表す。一つ一つの仕草が大きい。吟遊詩人というのは、皆こういうものなのか? と、ユウタは再び苦笑いする。
レグルは満足げに何度か頷く。アダマンタイト級の冒険者がチトの街をホームとしてくれるなら、また街の箔が付くと皮算用でもしているのだろうか……すると、ふとユウタの姿を見て、不思議そうに質問する。
「ところでユウタ君。ずいぶん怪我をしているようだが、大丈夫なのかい?」
「ああ、シルが……この子が治癒魔法を掛けてくれたので、怪我は治ってます。ドライアードってすごいんですよ。こんなに小さいのに治癒まで出来るなんて!」
ユウタは右手でシルを指差し、左手で力こぶを作り健在をアピールする。
しかし、他人が見れば、ぼろ雑巾のような姿にしか見えない……
レグルとアイシャは互いに顔を見合わせた。正直、なんて言っていいのか……
「ユウタ君。大変言いにくいことだけど……ドライアードが治癒魔法を使うというのを聞いたことがない……」
「……えっ?」
「精霊や妖精は幻術や精神系魔法が得意でね。よく旅人の苦痛や不安を和らげるために、幸福な幻想を見させるらしい……」
(……えーと、意味がわからないんだけど……)
「よく、妖精にタブかされると言うけど、決していたずらしているわけではないんだ。あれは、幻術で相手の苦しみを取り除こうとしているんだ」
「つまり……どういうこと?」
とても言いずらそうに、レグルは目を背けながら話す。
「決してその子は悪気があってやったことではない。いや、ユウタ君を思ってだな……」
ユウタにもだんだんレグルが言いたいことがわかってきた……
「まあ、瀕死の君を助けたくて、苦痛を感じない精神系魔法を……その、無意識に掛けたのだろう……つまり、君は瀕死の状態のままということで……」
(それって……治癒しているというのは勘違い?)
ユウタは急に辺りがグニャリと歪む感じを覚え、体がふらつく。すると、内蔵から大量の何かが込み上げてきて、派手に撒き散らす。辺り一面が真っ赤に染まる。
「ユウタ‼」
ラミィ達の声が聞こえるが、それに反応できない。みるみる視界が白くなってくる。
(あっ……これ、今度こそダメなやつだ……)
何度も自分の名を呼ばれているのだが、その声も、しだいにフェードアウトしていった……
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