努力って、やっぱりいいね。
なんの能力もなく、頭が悪く、愚鈍な若者だった作者。
「センター試験の英語だけがほぼ満点」とかいう「社会に出たらゴミクズみたいなこと」が、それでも役に立ったよ、っておはなしです。
ちなみにサブタイトルにもある通り受験には失敗しています。
センター試験の結果も散々。
英語が取れたのに、そんなわけないだろって――私も思います。
でも事実そうなんですよ。
だって国語が七割そこそこ、なのはまあいいとしても、世界史! 21点!
……そういうところがやっぱり愚かでしかなかった、そういう人間が三十路近くなって、やっと自分の散々な受験経験を、「いま」と結びつけて、振り返ります。ダイレクトには役立てられなかったけど、ほんのちょこっとは、ほんとにほんとにほんのちょこっとは、役に立ちましたよ、ね。