神機名鑑8 ポセイドンドリラー

□ポセイドンドリラー

 フィーアに授与された神機。序戦で敗退済み。

 青を基調とした鎧を着たような神機。頭部は角がある兜で、顔は投光器を兼ねた二つの目が並んでいる。口元は人間のよう。背中にはジャンプスラスターと水中高速移動用フィンノズルを兼ねた2本の筒状オケアノンユニットが付いている。全体的な体型はボディビルダーのようなマッシヴである。右腕が円錐状ドリルになっている。

 本機は元々開拓惑星における全域開発用に開発されており、深海を想定した耐圧性および宇宙のデブリ帯を想定した対弾性に優れた特殊装甲に覆われている。また作業に適応するため、見た目に合わず精密な作業も可能。

 ただしロールアウト直前で海中に異世界からの侵略用ゲートから怪獣が送られてくるようになったため、戦闘用に改装された、という経緯がある。改装にあたり、ドリルは掘削用から空間超振動歪曲式破砕掘削ドリルに換装されており、理論上破壊できない物質はない。また各部位に内部武装を追加されており、怪獣との戦闘において大いに役立った。

 もとより危険な領域での活動を想定しており、防御性能に優れており、怪獣と戦いながら分析するのに最適であった。分析後は搭載された各種武装や突貫製造された各種兵器により怪獣を撃破し、見事異世界からの侵略を押し返した。

 余談ではあるが、本機が授与されたと公表されたとき、フィーアの民は大いに喜んだそうだ。これでまた住居水域の拡張が出来る、と。

 搭乗者:バハル村のサマク

 バハル村村長補佐兼村長候補。短い黒髪と日に焼けた肌の男。顔と顔のパーツが大きい。胸の下と耳の下にスリットがあり、口から飲んだ水をここから出すことで水中でも呼吸を可能としている。

 布を腰に巻き、魚の皮を使ったブーツを履いただけの服装。ほぼ水中で暮らすので被服文化が後退している。

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