神機名鑑1 & 一真の魔術リスト

□アテルスペス


 ゼクセリアに神授された神機。

 全身真っ黒なボディに、手首から先だけがつるりと白い。二股の帽子を被ったような頭部をもち、黄色い2つの目には瞳のような模様が描かれている。顔の下半分は黒いマスクのようなつるりとしたパーツが覆っている。腰から下を布状のマントや前垂れのような布を装着してる。全体的な体型はがっしりとした成人男性に近い。

 全身全てが人の構造を真似ており、血流や筋肉、五臓六腑の模造品は愚か、経絡や秘孔の類いまで完全に機械部品により再現している。

 また、尋常ならざる拳法や格闘技を再現、強化するために、チャクラ・オーラブースターや丹田ジャイロシステムなどを搭載している。

 また搭乗時にスキャンを行い、パイロットの身体各部にモーショントレース精度の向上や気の伝達を目的としたリング状の操縦具が自動で装着される。

 製造の目的により武器を持つことを想定しておらず、まさに格闘技専用の機体となっている。

 その名の意味は「希望の黒」。

 搭乗者:金城 一真

 短めの黒髪とやや茶色がかった黒目。身長175cm。やややせ気味で、鍛えてはいるが格闘技によるものではない。日々の筋トレによるほどほどのもの。とりとめて特徴は無い。

 普段はゼクセリアの男性用日常着を着ているが、動きにくいため戦儀の時はリクルートスーツを着る。ネクタイは青と白の斜めストライプ。ただし靴はないため、ゼクセリア製で底がゴムではない革靴。



□ライト・グリフィン


 ニーネに授与された神機。

 白い角張った装甲から黒い関節部が見える。赤い単眼を持った頭部に、機体各部から後方にスラスターが飛び出しており、高機動を実現している。また背中には。空力を得るためのウィングが設置されているため、ウィングとスラスターの推力により高速での戦闘飛行が可能になっている。またウィングや各部装甲を排除することにより、超高速での陸上装甲が可能となっている。最高速度は音速を超える。パージ後は白い装甲は最低限の薄い物になり、関節の露出も増える。

 運動性の高いフレームに装甲や機動用パーツを装着したり、フレームの部位を専用のものに換装することができる構造をしている。フレームの換装部位や装甲との接続部は規格化がしっかりしており、そのため換装が容易。だが換装用のパーツは授与されていない。

 本機は基本フレームから四肢を丸ごと換装しており、そのため基準となる機体とはほとんど別物になっている。

 武装は左腕にマシンガン、右腕にビームライフル。大腿部外側と両肩には小型ミサイルランチャーが装備。両腕ハードポイントにビームソードの本体が固定されている。

 パージ後はそれら全てが装甲に付属しているため使用不能になり、武装は胴体装甲内部に隠されていたビームナイフ一本のみとなる。が、それで十分なのだ。音速を超える地上走行により、空戦時と引けを取らない戦果を発揮出来るのだ。

 まさに高速機動を体現した機体であると言えよう。

 搭乗者:アジャン・ヴェルート

 くすんだ金髪と青灰色の瞳を持つ好青年。身長は高く体型はがっしりとしており、また戦いによって鍛えられた筋肉を持つ。金色の紐で前を留める赤い軍服にも見える上着とベージュのズボンは、騎士団の正装である。戦儀やセレモニー等でしか着られない。普段はニーネの気候にあったシャツベストズボンだ。

 風狼騎士団の団長を務めており、国内に出没する魔物の相手や治安維持等を行っている。


□一真の使える魔術リスト


防御魔術3種。これらを組み合わせて攻撃に転化している。もちろん普通に防御にも使う

《はじくかべ》弾力のある壁で受け止めたり跳ね返したりする壁。実弾に比較的有効。

《はばむかべ》単純に固い壁。迷ったときはこれ。

《ちらすかべ》拡散させて深刻なダメージにならないようにする。ビームに特に有効。


攻撃魔術3種。

《つぶてのかぜ》地面からつぶてを射出する。これだけは魔法拳に使えない。

《はぜるひのや》本来は爆発する火の矢を飛ばす魔術。爆発する魔法拳に応用出来る。

《つらぬくいかづち》本来は雷を対象に飛ばす魔術。電撃の魔法拳に応用出来る。


補助2種。

《まぼろしおくり》幻影魔術。立体映像を作り出してデコイにする。

《たけるからだ》身体強化。覚えたはいいものの、一真には戦儀での使い道を思いついていない。


他にも日常で使えるライター的な魔術やランタン的な魔術をいくつか使えます。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る