★★★ Excellent!!! 生死の狭間で見上げた、夜空。 澪標(旧彩月 結斗) 苦しくて、切なくて、でも暖かい。 最後の最期まで、彼女は笑っていました。 リアルとファンタジーの中間を描く、どこか不思議で幻想的な物語。 レビューいいね! 1 2019年9月14日 10:07
★★★ Excellent!!! タピオカの奇跡 濱野乱 繋がることに必死なのは、いつの時代も変わらない。 私の頃は浜崎あゆみが代表的なツールだったが、今はタピオカで見知らぬ誰かと繋がれる。 私はタピオカのうにゅんという感じが気に入らないが、共感はできた。 レビューいいね! 1 2019年9月16日 20:47
★★★ Excellent!!! 夢見るような……、だけど壮大な心理的実験小説! 刈田狼藉 これは、サイケデリック (陶酔的) な実験小説だ! そう感じました。 勝手な解釈、的外れな指摘については、最初にお詫び致します。 本作の内容について、まだ充分に消化し切れていないのですが、書かずにはいられません。 人間の生活実感、というか、日常感覚を、迫りくる「死」というものが「濾過」していった時に、最終的に、いったい何が残るのか? その壮大な実験が、そしてその過程を描いたのが、この小説なのだと思います。 人によって最終的に残るものは、もちろん様々なのでしょうが、願わくば紗那ちゃんのように、キラキラと降り注ぐタピオカ流星群のような、思い出と友情、そういうものでありたいです。 題材としては「死」を扱っていますが、人生、或いは人間というものに対する作者の愛情を感じることが出来ます。というか、その愛しさに気付かせてくれる、そういう作品です。 終わりのほうで、瑠璃ちゃんが、「やばい、やばい」と飛び跳ねて紗那ちゃんのからだを揺すりますが、「やばい」という言葉で泣きそうになったのは初めてです。 心の中に大切なものを見つけたような、そんな気持ちです。 レビューいいね! 2 2019年9月23日 20:06