第49話 検査
先日、ちょっと持病が悪化しまして、病院へ行きました。
いつものように、点滴して貰って帰ろうと思っていたのですが、先生がどうしても「泊まっていくように」って言うんですよ。
どんだけ私の事が好きなんでしょう。(←違うw)
それで、数日お泊りして来た訳ですが。
そこで、造影剤を使ってMRIの検査を受ける事になったんです。
造影剤って使った事有ります?!
薬品が身体に入ったら、一気に身体が暑くなって、その熱いのが身体を巡った後、膀胱に集まる。
膀胱がジワッと熱くなって、お漏らししたかのような感覚になりますよね。
何度やっても、苦手です。
今回の検査はうつ伏せで寝た格好で機械に入って行くんだったんですよ。
「苦しいと思いますが、20分くらいで終わるので、頑張って下さい」
男性の技師さんに言われました。
私はうつ伏せで寝る事も有るので、全然問題有りません。
「うつ伏せ、苦しく無いです。大丈夫です」
「そうですか?でも、女性は特に苦しいですから。もし、辛かったら言って下さいね」
「?? はい。分かりました」
そんなやり取りをして、検査着に着替えました。
検査着は、ストンとしたワンピースみたいな形。
「……まぁ。大丈夫かな?でも、万が一苦しかったら遠慮なく言って下さい」
「??? はい」
コレね、後で気付きました。
女性は特にって、胸の事言ってたんだって。
で、私の状態を見て、大丈夫だな、って思ったんですね。きっと。
確かに自他共に認める、貧……。
いえ、確かに大丈夫なんですけどね。
全然苦しく無いんですけどね。
全く問題無いんですけどね。
少しも凹んで無いんだから!
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